巨匠 ~小杉匠の作家生活~

売れない小説家上がりの詩人気取り
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未来へ

2018-10-02 02:54:55 | 
「未来へ」

幼い頃から耳を澄ましていた
僕を戸惑わすほんの微かな兆し
鈍い感覚を研ぎ澄ませては
心に潜む本能を揺さぶるんだ

愛とは言わず横に携えて
互いの重さを分かち合う
絞り出した生暖かい吐息は
溶かして荒野に放つんだ

遠巻きに眺める人生は
頼りなく小さく、軽くて
冷え切った体躯を暖める
コーヒーより薄いんだ
だからひととき、ほんのひととき
永遠は君を優しく包み込む

明日というゴールを追いかけ
光速で追い越した
遠い未来は果てしなく続く
君のよく通るその声!
ようやく確信した
僕はこの瞬間を生きている

誰かの生命にしがみつきながら
新しい世界を夢見て
さあ、一歩ずつ踏み出そう
君を取り巻く景色を変えるよ

そっと耳を澄ませて
風向きを感じて
微音を聴き取り
季節の行方を追って
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