友達が出来ず、寂しい思いを抱えていた2人の少年。
そんな2人が出会うのは必然だったのかも・・と、いうわけで、16巻ともだち歴3年、
ともだちマークの覆面男の記憶としてフクベエ目線で語られる話が入ってきます。
他の記述と区別するために、フクベエ目線の話は赤にしてみますた。
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・区立第3小学校4年3組の教室。
31号のサンデー(7月27日発刊)をよんでいるフクベエ、
それを読みたがるケンヂとマルオ。
貸してあげるが、乱暴に扱われたうえ、ドブに落とされてしまう。
謝るケンヂ達に、フクベエは心の中では怒っているものの、
仲間に入れてもらいたいが為にあっさり許し、家にも招待することに。(16巻)
・フクベエの部屋。ケンヂ、オッチョ、マルオ、ヨシツネを招待し、
漫画を見せてあげるフクベエ。みんなの分のカルピスを作ってきたり、
聞こえるように最新の単行本を読もうかなと言ってみたりするものの、
誰も気にしてくれない・・
小声で秘密基地の話をするケンヂとオッチョに話しかけても隠される始末・・
そのうち挨拶もそこそこに、4人は出て行ってしまう。(16巻)
・フクベエ、ケンヂ達の後をつけ秘密基地を見つける。
中にあるよげんの書を読む。(ここにも31号の少年サンデーあり)(16巻)
・サダキヨ、キッドのお面を付けている。秘密基地を見つけ、
中に入ると少年(フクベエ)が1人で何か読んでいる。(10巻)
・フクベエ、サダキヨだとわかり、声をかけ、よげんの書を見せる。(16巻)
・フクベエにお面を取るよう促されたサダキヨ、自分からお面を外し、
「友達になってくれる?」(10巻)
・フクベエにあだ名で呼んでもいいか確認するサダキヨ、冷たく断られてしまう。
そしてフクベエ、もっと凄いよげんの書を作ると言い出し、
友達がほしいサダキヨは必死に相槌を打つ。(16巻)
・フクベエ、友達になるかわりに2度と名前を呼ばないことを強要。
「僕はただのともだちだ」(16巻)
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* フクベエが秘密基地、’よげんの書’を見つける大事なシーンです。
ケンヂ達の仲間に入りたい、そこで漫画で何とか気をひこうとするものの、
ケンヂ達の目当ては本当に漫画だけ。
悪気は無いんでしょうけどもフクベエにとっては残酷なシーンです。
ここでドンキーのように素直に仲間になれていたら・・・
*しかし、いくつかおかしな点が。サダキヨは1970年、
小学校5年生の1学期に転校してきた、
といくつかのエピソードで語られていますが、この時点では小4、
転校してくる1年前の話(少年サンデー31号、デビルキング新連載と表記。
これは1969年7月27日発刊。今週号のサンデーじゃん、の発言)
なのに、フクベエもサダキヨもお互いを知っているんですよねぇ・・
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*サダキヨ回想シーンでは、3巻クラス会に出ていたメンバーも出てきます。
いつもサッカーをしているグッチィ、、
また、医者の息子であるノブオと内臓の弱いコイズミが学級新聞を作っています。
何だか医療関係ばかり載っている学級新聞になりそうです。
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7月20日
・ドンキー、アポロ11号を見るために、
ケンヂの家にテレビを見せてもらいにくる(1巻)
7月21日
・アポロ11号月面着陸。
・ケンヂ、マルオ、ヨシツネでアポロの話をしていると、
興奮したドンキーが走り去る。(1巻)
・その後別の少年が、月に立てなかったというコリンズ中佐がかわいそうだ、
とケンヂ達に話しかける。(1巻)
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* このもう1人の少年のコリンズ発言、
同じ1巻で1997年のともだちが同じ発言をしていることから、
この少年はフクベエだと考えるのが妥当なところ、でしょうかね・・
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