花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

新しい親ガチャ

2023-12-07 20:31:00 | Weblog
 本日の朝日新聞朝刊一面に、多子世帯を対象とする大学無償化の記事が載っていました。「政府は3人以上の子どもがいる多子世帯について、2025年度から子どもの大学授業料などを無償化する方針を固めた。所得制限は設けない」、そうです。

 子どもが3人以上いる世帯がどれくらいかあるかは分かりませんが、おそらく割合としてはかなり少ないような気がします。子どもが1人もしくは2人の中にも、学費負担が家計を圧迫している家庭は多いでしょう。年収による支援措置があるにせよ(※)、3人以上はタダ、未満は支援ありの有償、あるいは全額負担となれば、公平感を失することになりはしないでしょうか。富裕層でも子ども3人なら無償で、子どもが2人の年収600万円超は支援なし、となってしまいます。

 思うに、子育て世帯への経済的援助と教育を受けやすくする施策はそれぞれ分けて考え、しかも両立させるべきものでしょう。余談ですが、多子世帯の大学無償化が少子化対策として有効かも疑問です。少子化対策が先ず向かうべきは非婚者の多さと考えます。それはさておき、子どもの数のちょっとした違い、年収のちょっとした違いで、負担が大きく変わってしまうのでは、納得しづらい人が出るのは否めません。もっとキメの細かい施策が必要かと思います。

(※)記事から:「年収380万円未満の世帯では現在、授業料を減免したり、給付型奨学金を出す支援制度がある。政府は今春、少子化対策として、24年度から、年収600万円までの中間層の多子世帯などに対象を広げ、授業料を減免すると発表した。」


多子世帯、大学無償化へ 25年度から、所得制限なし 政府方針:朝日新聞デジタル

多子世帯、大学無償化へ 25年度から、所得制限なし 政府方針:朝日新聞デジタル

 「異次元の少子化対策」をめぐり、政府は3人以上の子どもがいる多子世帯について、2025年度から子どもの大学授業料などを無償化する方針を固めた。所得制限は設けな...

朝日新聞デジタル