花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

ブックス・ダイエット

2009-12-26 01:28:06 | Weblog
 真砂なす数あるダイエット法のその中に、ブックス・ダイエット(BOOCS Diet)というものがあるそうです。聞いたところによると、このダイエット法では、好きなものを好きなだけ食べて良いそうです。但し、一日に食べられるのは一食だけ。何だか無茶苦茶なダイエット法のようですが、よくよく考えてみると、案外理に適っているのかもしれません。と言うのは、人が一食で食べられる量には当然限界があり、その限界とは常人の場合、三食分より少ないのではないでしょうか。そうなると、一日に三回食べる人よりも、摂取量は少ないことになります。また、一日一食を続けていれば、胃袋がだんだん小さくなり、そのことでも摂取量は少なくなって、ひいてはそれでスパイラル的に摂取量が減っていくことは、無理な想像ではありません。ここまで考えていくと、ブックス・ダイエットは荒唐無稽なダイエット法ではなく、食事量を減らす、ごくごくオーソドックスなダイエット法のように思われてきます。
 ところで、好きなものを好きなだけ食べられることは、とても魅力的に思えますが、一方で自分の胃袋に限界があることは、悲しい現実です。美味しい料理を前にして、まだ食べたいのに、胃袋が食べることを許してくれないのは悔しいものです。古代ローマの酒宴で、食べるために吐くことが行なわれていたことも、うなずけます。悲しい現実に耐えることが出来ないのは、人間の性です。一日一回の食事で我慢するのは、きっと至難のことでしょう。であれば、ブックス・ダイエットを継続することが多くの人にとって困難であることも、無理なく想像できます。