花・伊太利

日々の生活に関する備忘録です。

たまには右を見ながら

2007-06-18 23:52:13 | Weblog
 父の日の日曜日、皇居へ走りに行きました。いつも通り、大手門を起点として反時計回りに一周しました。走っていると何となく視線は内側にいき勝ちで、皇居側の景色を見ることが多いのですが、今回は進行方向の右側、つまり皇居とは反対側を眺めながら走ってみようと思いました。大手門からスタートすると、三井物産あたりでほんのわずか左に折れ、続いて気象庁のところでまた少しだけ左に折れます。反時計回りに走っているので、必然的に左に曲がりながら走ることになります。東西線の竹橋駅のところでは、毎日新聞社のビルが皇居と向き合っています。毎日新聞社を過ぎると大きく左に曲がり登り坂に入ります。北の丸公園を右に見ながら登っていくと、首都高の代官町入り口のあたりで平坦になります。高速の入り口を過ぎると、しばらく直線コースです。右側は樹木で建物は見えません。千鳥ヶ淵で直角に曲がると今度は半蔵門までの長いストレートです。こちらも背の高い街路樹が続いて、左右の見通しはあまり良くありません。半蔵門からは下りです。半蔵門から三宅坂にかけての下りでは、社会民主党の看板の横に国会議事堂の尖った頭が見えます。もっと右へ首をひねると六本木ヒルズも見えます。三宅坂から先も国土交通省近くまで下りです。国土交通省を見ながらゆるやかに左へカーブして、警視庁まで来ると桜田門です。桜田門をくぐって真っ直ぐ行って、内堀通りに突き当たったところで左に90度曲がります。そこからは最後の直線コースです。二重橋前を過ぎて、右側を眺めると街路樹が緑の衝立となり、その向こうはさらに大きなビルの並びが二重の衝立をかたちづくっています。個々のビルの趣きは違いますが、セントラルパークから見る景色を思い出させる雰囲気があります。昔は結構目だっていた東京海上のビルも、今ではもっと大きなビルにはさまれてこじんまりとした感じです。最後にパレスホテルを過ぎると大手門で、皇居一周の終わりです。
 往復の地下鉄代が340円、走った後のスポーツドリンク代が150円、計490円。500円玉1枚持って家を出て、季節の花々や首都の都市美を眺めながら気持ちよく汗をかいて、それでも10円手元に残ります。しかも、運動不足が解消されたのが良かったのか、長年にわたって懸案だった尿酸値が夢の7ポイント台に下がり、秋の健康診断ではincredibleな6ポイント台が今年の阪神の優勝よりは期待出来そうです。まったく、いい楽しみが出来ました。