西湘からの帰り道、平塚の畑地に車を駐めて、今年最初の大山をパステルで1時間。空気は冷たかったけど、風もなく、身も心も引き締まりました。
《2023冬の人物画講座》初日の今日は、肩慣らしで鉛筆デッサン2枚の後、3枚目にパステル鉛筆で30分。新しいモデルのA.G.さんはとてもスリムですが、15分5 ポーズを微動だにせず微笑みを保ち続けたのは、さすがプロのバレー・ダンサーと感心しました。全身黒の立位はプロポーションを掴むのに苦労しました。
2023年最初のスケッチ例会。厳冬期なので室内会場へ定刻10分前に着いたら、部屋は鍵がかかっており、誰も姿が見えず⁈ ロビーのスケジュールボードには間違いなく当会の名前が表示されているのに、はて⁇ 役員に電話して確認すると、5日前にメールで中止とお知らせしたはずだがとか⁈ コロナ感染者が高止まりしているため、とのことでした。これまで、会の連絡メールが届かなかったことは一度もなく、理由が分からず、大変ショックで、やむなく7階ラウンジから靄に霞む多摩秩父の山並みを独り大人しく描いて帰りました。
その後、役員から「暮に会のグループアドレスを作り直した際に、◯◯さんだけ漏れていた」と謝りの電話があり、霧が晴れました。「当会は、高齢者集団=ハイリスク集団であることから、ご理解を!」とのことでしたが、私の参加する他の室内画サークルはいずれも活動を継続しており、あまりの過剰防衛は、国も趣味のサークルも、いかがなものか⁇ 大晦日の《時代遅れのRock'n'Roll Band》みたいなカッコイイ年寄りでいたいな!
「どうでもいいことは流行(時流)に従い、重大なことは道徳(良心)に従い、芸術のことは自分(己れ)に従う。」
今年最初に読んだ原田マハの『20CONTACTS』で出会った、昭和の名監督・小津安二郎の言葉です。2023年の座右の銘にしようと思います。(( )は私の置き換え)