集会・パレード実行委員会

武田薬品工業湘南研究所(P3、バイオ、動物実験などの巨大研究施設)に立ち向かう市民の会

「集会/パレード実行委員会」のお知らせ 

2011-04-20 21:44:25 | 実行委員会からのお知らせ
4月14日の12時~14時に、「武田問題対策連絡会」と合同の会合を行いましたので、お知らせします。

1、
次回(3回目)の集会/パレードの実施日時について、これまで5月7日頃に予定していましたが、
連休の後半で混雑が見込まれることや、具体的に各種行事と重なるなどが分かり、5月内の土・日に日延べ変更したいとの要望がでました。
会合出席者の個人的都合および他の行事との重複を避けることを考慮した結果、5月21日(土)13時に江ノ島で集会を開き、続いてパレードを行う案に変更することと致しました。集会の会場については、江ノ島に渡った適当と思われる場所をこれから選定することにします。
周辺市民だけでなく遠方からも参加する方ことを考え、集会の開始時刻を13時に繰り下げることを決めました。

2、
パレードのコースについては江ノ島内を出発点にして江ノ島大橋を渡り、そこからどの方向にするかは、有志が現地調査を行って決めることとなりました。(案としては、①水族館のある茅ヶ崎方面に進む、②由比ガ浜のある逗子方面に進む、③境川左岸に平行に龍口寺方面に進むなど。以上の準備の為、現地の調査検討を行いますので、都合のつく方は4月25日にお集まりください。)

3、
以上により、
集会場所とパレードのコースの調査・検討を次の日時に行います。
4月25日(月)11時に小田急の江ノ島駅前集合とします。
簡単な打ち合わせの後、分担して距離と所要時間、道路状況など調査し持ち寄ります。
現地調査に基づき会場の交渉とパレード届出をします。


4、
「集会/パレード実行委員会」次回会合のお知らせ
5月21日の実行に備えて10日前の 5月11日(水)18時より、藤沢市市民活動推進センターにて会合
スローガンの決定、ちらし作成その他の準備を打ち合わせます。

 (連絡担当) 平倉誠

集会/パレード実行委員会からのお知らせ

2011-03-28 11:19:14 | 実行委員会からのお知らせ
「お知らせ」の前に、東日本大震災で被災された多くの方々に心からお見舞いを申し上げます。地震とその後の太平洋海岸寄り地域を襲った津波で受けた深刻な被災に加え、福島県の東電原子力発電所の事故が周辺地域の方々に、二重の災難をもたらしています。

原子力発電所の事態はきわめて大規模かつ沈静化が難しい事故であるため、被害地域を順次広範囲へと広げつつあります。このような時であり、私共も自然災害と人災を克服するために役立つことをよく考え市民が力を合わせ実行することを心がけたいと思います。


1.
今月の「集会/パレード実行委員会」会合は、3月5日(土)夜に14名が参加して開催されました。前回の、2月10日(木)の会合以降についていえば、2月19日(土)武田薬品新研究所建設の竣工式前後に、行政と武田薬品に対して市民大勢が活発な運動を行ないました。3月5日の主な報告項目を列記すると、
(1)2月20日新研究所見学会の感想と市民へのアピール
(2)2月26日東京での動物愛護団体への大規模動物実験研究所のアピール
(3)2月28日(月)武田東京本社前でのちらし配りと武田本社への要請
となります。
個々の課題について近いうちにレポートできるようにしていきます。


2.
藤沢・鎌倉両行政への要請行動
2月14日を前に、「安全協定」の締結時期について市民側は、藤沢市・鎌倉市の両行政にたいし強く延期を求めました。結ばれた協定と覚書は、たとえばリスクコミュニケーションを図る協議体をどのように組織するかあいまいなままで、市民と行政が意見交換するとか、行政が計画を説明するとかの時間さえ設けないままであり、この事だけでも慌てたように協定を結ぶことはしないで欲しいという要請でした。

問題を武田問題対策連絡会が行政宛てに問題点を指摘する文章を提出するものとし、一度は行動予定を立てた鎌倉市役所前と藤沢市役所前のビラ配りについては市の震災対応を考慮し中止します。


3.
東京高裁判第2回目控訴審の傍聴と、引き続く経済同友会前で宣伝要請行動
4月13日(水)11:30より東京高等裁判所にて傍聴など
同日
12:30より経済同友会のある工業倶楽部別館前にてちらし配りなど

武田薬品の研究所の様な事業からの排水は藤沢市の大清水浄化センターへは受け入れないと取り決めた住民協定があり、市民が藤沢市を被告に研究所排水の受け入れ差し止めの裁判を起こしていますが、その控訴審の口頭審理が4月13日(水)におこなわれますので、多くの人の傍聴をお願いします。そのあと報告集会も行います。

つづいて、JR東京駅北口から徒歩3分の丸の内・経済同友会前に移動し、同会の代表幹事に4月から就任する武田薬品社長にたいし果たすべき「社会的責任」を要請して、申し入れと「ちらし」配布をおこないます。


4.
次回「集会/パレード実行委員会」会合について
4月14日(木)14:00より16:00 修正:12:00~14:00に藤沢市市民活動推進センターにておこなう。東電原子力発電所の事故に伴う東電の「計画停電」の影響で、センターが17時半以降については閉館となるため、止むを得ず当初の予定時間をくりあげました。

次回の「集会/パレード」の実施を5月7日(土)頃を候補として具体化を検討する予定です。

なお、4月14日は武田問題対策連絡会の会合日時会場が「計画停電」の影響で別に取れなかったため、合同で行われますので、ご了解お願いします。



竣工式と見学会の様子

2011-02-26 12:15:26 | その他
2月19日(土)に武田薬品は、湘南研究所の竣工式を行いました。
また翌日20日(日)には、武田薬品関係者や近隣住民に案内状を配布したほかに、研究所のHPにも掲載し、広く市民に呼びかけて見学会を催しました。

この両日の様子のレポートです。


新研究所竣工式会場の正門前で市民が「公害防止」をアピール

2月19日(土)午前に、武田薬品は松沢知事らを迎えて湘南研究所の竣工式を行った。

対してバイオ研究所の公害の危険性などを訴えてきた各市民団体や個人が、研究所の正門前に3~40人程集まり、横断幕やプラカードを掲げ、ハンドマイクを用いて市民の意見をアピールし、ちらしを通行人に配った。
5日前に武田薬品と藤沢市、鎌倉市が急遽締結した「安全」協定の問題点を指摘し、また大量の実験動物を計画していることを問題として、「P3実験を住宅地でするな」「実験動物を大量に殺すのをやめて」などを竣工式に参列する来賓、通行人や通過する車両に訴えた。
他方、新研究所内では竣工式が行われた。翌日の新聞各紙および当日夜のテレビ神奈川によると、武田薬品長谷川社長が招待した来賓で、松沢県知事、海老根藤沢市長および松尾鎌倉市長が祝辞をのべたことが報じられている。

本格稼動は10月であることが明らかになった。



湘南研究所正門前で、稼働や協定内容に向けて意見をアピールする市民たち





新研究所の見学会について

 竣工式の翌日、2月20日(日)午前10時~午後3時の間、武田薬品は周辺住民を始め広く市民に新研究所の見学会を行い、巨大な研究所のごく一部を公開した。

 アリナミン工場時代のOBとそのご家族の方々をはじめとして5千人程の見学者が訪れた。
10階建て、総床面積は約31ha.とのこと。見学会で配られたA4サイズ18ページのカラー写真で構成された冊子から、事務スペースと、化学合成ないし生化学実験室と、動物実験室とが、総床面積を三等分していることがわかる。
見学コースに沿って紹介された実験室は、第6研究棟3階の生化学実験室と第2研究棟3階の化学合成実験室であって、動物実験室については見学できなかった。
OBとそのご家族の方々をけして非難する訳ではありませんが、公開もOBの方々に好まれるる部分だけ、交流とか意見交換もOBの域を出ない方々とだけであっては、良好な環境も公害も守られるはずがありません。広範な市民および学識経験者の参加する安全協議会の設置が不可欠です。

武田薬品湘南研究所問題とは??? ver.2

2011-02-26 12:07:24 | 武田問題って何?
本ブログ開設時に、武田薬品湘南研究所の問題とは何かについて、記事を書きました。
今回は、新たな問題や解決に向けて動いているもの、その他について、追記することにしました。



~武田薬品湘南研究所問題・早分かり~

 神奈川県藤沢市・鎌倉市の両市にまたがる25haの敷地に建設された巨大創薬研究施設です。
敷地はかつてアリナミン製造工場として、武田薬品工業が活用してきた土地でしたが、平成16年(2004年)工場を廃止した後、
平成18年(2006年)、神奈川県の助成80億円の下に誘致を受け、平成21年(2009年)あらたに創薬研究所として当地に建設が
始まりました。
そして本年(2011年)2月19日には、研究所の竣工式が行われました。また、研究所の本格操業は本年10月になることが明かされました。

          -‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

この研究所のおもな問題は何か?

<排水問題>

 研究所から排出される汚染された水が、研究所内で循環再利用されることなく、化学合成系実験室排水も動物実験ならびに
生化学系実験室排水も一定の処理は為されるものの大量の排水で希釈され、濃度さえ薄ければ良しとされ、有害化合物や微生物が
希釈されただけで、そのまま一般下水道を通り家庭から出る水と同じように浄化センタを経て境川に流出し、江ノ島の海に流されて
海を汚染する公害が心配されること。
武田薬品の様な研究所排水は藤沢市の大清水浄化センターへは受け入れないと取り決めた住民協定があり、現在、住民が、藤沢市を
被告に研究所排水の受け入れ差し止めの裁判を起こしている。


<排気問題>

 病原体など有害物質が排気といっしょに実験室から放出される危険性が危惧されること。
実験室で汚染された空気が、研究所の屋上から強制的に排気され、辺りを吹く風により ダウンウォッシュ現象が起これば、
近隣の排気が住宅地に流れ落ちてきて、排気が停滞したり、地形に沿ってかなり遠方まで移動し広がる可能性が非常に高いこと。


<P3施設>

 P3実験室が設けられ、P3レベルの危険な病原体などを扱う恐れのある研究所であること。


<巨大な動物実験施設>

 15棟ある研究棟のうち7棟が動物実験に関係する棟であり、研究所実験室面積のおよそ半分、10haの広さが動物実験室に充てられ、
1日に最大900kgの実験動物の死骸が出る、日本最大の動物実験施設になること。


<研究所設置環境>

 このような巨大(国会議事堂2つ分)で危険な研究所が、住宅地のど真ん中に建設されていること。 
住宅地の中には、総合病院、JRの線路、学校や公民館なども近くにごく普通に設置されていること。

          -‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

などです。


そして、2011年2月の研究所の竣工式を前に、武田薬品と藤沢市、武田薬品と鎌倉市とで、環境保全協定が結ばれた。
市民は協定の当事者とされず、その協定の中には、市民の声は極めて不十分にしか反映されていません。
そのため、市民の多くが要求している、「協定書内に住民が選出した専門家も加えた、市民参加の安全協議会の設置」や
「このような住宅地の真ん中でP3,P4レベルの危険な病原体を扱う研究を一切しないでほしい」
「動物実験の内容を明らかにし、大幅に削減してほしい」という要望が取り入れられていません。

近隣住民、藤沢・鎌倉市民は、将来に向けて湘南の地で公害が起こることのないよう、 湘南の海、山、自然を守るために、
また、なによりも人々の生命と健康、生活を守るために、 武田薬品や行政との話し合い、市民活動などを行ってきています。

この問題は、「集会・パレード」も含め、今後何十年にもわたって目を向けていかなければならないことです。

2月19日起工式、2月20日見学会に向けて

2011-02-15 15:13:45 | 実行委員会からのお知らせ
本ブログでもお知らせいたしましたとおり、1月30日に「市民参加の安全協議会を求める」集会とパレードが行われました。

しかし、多くの市民の安全協議会設置要求にもかかわらず、2月14日(月)、武田薬品と藤沢市・鎌倉市は「武田薬品研究所の環境保全協定」に調印してしまいました。

今回の協定では、動物焼却炉の外部委託は明記されましたが、P3実験では市と武田の協議によって開始可能の例外規定が設けられ、私たちが現時点でもっとも強く要求していた「市民参加の安全協議会」は近隣自治会・町内会役員との連絡会に留まり市民参加の安全協議会設置は盛り込まれませんでした。

市民が広く参加することができないということは、武田薬品湘南研究所や両市に対し、私たちは安全を保証させるための意見や異議を発することができないことを意味し、市民の生活環境、さらにはもっと広域市外の人々への生活環境、両市と武田のみで取り組み、連絡会(会議)があれば近隣自治会、町内会の一部の方だけが連絡を受け、意見交換などを行うに留まることとなります。
まして、実験動物の飼育環境やその取り扱い方などについては、金輪際、協議される余地など無いといっても過言ではないと考えられます。

住宅街に建設された、アジアでもっとも巨大とも言われる創薬研究所、動物実験施設が、このような内容の協定で良いのでしょうか?

武田薬品は、2月19日(土)、松沢知事や海老根藤沢市長、松尾鎌倉市長、近隣自治会役員などを招待して竣工式が行われることを発表しました。

私たちは、市民の意見を聞かない武田のやり方や協定書の調印に対し、19日の竣工式 20日見学会に向け、あらためて「市民参加の安全協議会設置」を要求する行動を行いたいと思います。
詳細は以下のチラシに記載してありますので、市民のみなさん、また将来を考える多くのみなさん、動物を過酷な環境から守ろうと努力されているみなさん、たくさんの方がお集まりいただき、行動したいと考えます。

こうした行動を通じてこそ、竣工式以降も市民参加の安全協議会設置要求や排水・排気、動物実験問題に付いての要求の実現に向け、運動が継続してゆくのだと考えます。
万障お繰り合わせの上多数ご参加頂きたくご案内します。



<竣工式、見学会に向けた宣伝・要請行動>

・2月19日(土):竣工式当日の宣伝行動
 9:00~11:00
 湘南研究所正面正門前での要請行動
 チラシ配布や横断幕、看板・プラカードを持参し、竣工式参加者、通行人、脇を通る湘南電車乗客等に訴えます

・2月20日(日):見学会での宣伝行動
 10:00~12:00
 湘南研究所正面正門前での宣伝行動
 見学会参加者に対して、チラシの配布を行います。
 見学を希望される方は、1時間交代でチラシ配布と研究所見学を行います。
 (武田薬品は、10:00~15:00まで研究所の見学会を実施をすると発表)



2月10日の集会/パレード実行委員会会合報告

2011-02-13 23:36:58 | 実行委員会からのお知らせ
2月10日の夜に、集会/パレード実行委員会の会合が開かれました。

1月30日に行われた「市民参加の安全協議会を求める」集会とパレードの反省会を行った。
また、環境保全協定の最終案が藤沢市(2月1日)、鎌倉市(2月9日)と、両市のHPに出揃い、締結に向け緊迫した状況が話されました。


両市の環境保全協定最終案

藤沢市
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/khozen/page100166.shtml
鎌倉市
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kan-hozen/takeda_kyotei-last.html



1、1・30集会/パレードの反省として、

(イ)集会での発言の内容がわかりやすく、よかった。焼却炉は外部委託になったが他の問題が残っている。
(ロ)1・30に向け近隣の方々にもいろいろお誘いしたが、焼却炉問題が決着して少人数しか参加されず、1回目の12・5よりも大幅に少ない90名余りの集会だった。
   残された焼却炉以外の問題にどう取組むか、考えの違いが今の状況になって現れた。
(ハ)パレードでは、寒さの中を笛の音やリズム楽器の音に合わせて、きっちり1時間半を元気にパレードできた。
   P3実験をやるな! 大量実験動物の削減を! 汚れた空気の放出と排水の下水道放流の問題! これらを含め公害を防ぐには
   安全協議会の設置が必要だと、総合病院の前は中断しつつ、街道で訴えることができた。


2、当面の課題、新研究所竣工式に向けて、

2月19日(土)の武田薬品竣工式行事は午前中に知事らを招待して行われるので、プラカードと音声で市民要請をアピールする。
(武田問題対策連絡会が宣伝の詳細を準備中であり、実行委員会はできるだけ広く、市民に対策連絡会の要請宣伝活動への支援を呼びかける。)


3、今後の予定、次回の会合、

(イ)協定締結後に、市民の関心、周辺・近隣の関心がどう動くかを知り、計画を検討することが必要。
   協定最終案では、昨年末の説明会で市民が要望した安全協議会と違う、「地域交流会」的な意見交換の場が覚書の中に書かれていて、広範な市民や専門家の意見が除外される方向にある。
(ロ)3月後半からは従業員世帯も引越をしてくるであろう。稼動準備が進むことになろう。
   次回の集会/パレード実行委員会の会合を、3月5日(土)18時から市民活動推進センターで開催する。

以上が、2月10日の会合の主な内容です。

今後、安全協議会と違う、連絡会議や連絡会の運営において、市民の生命と財産の保護ならびに良好な環境を保全するとの観点で、広範な市民や専門家の意見が除外されるとか、市民の傍聴が妨げられるとかの場合には、行政の施策として社会的責任と公平に反する行政措置との批判が生じることになるであろう。
(文責・平倉誠)

「市民参加の安全協議会を求める1.30集会パレード」の報告

2011-01-31 23:59:19 | 実行委員会からのお知らせ
1/30(土)に、「市民参加の安全協議会を求める1.30集会パレード」が行われました。

きびしい寒さの中にも午前中の日をたっぷり浴びて、10時からの集会には約90名参加、10時半からのパレードには約85名が参加されました。
集会にて情報を交換し、パレードでは元気にシュピレヒコールを唱え、全員の協力で順調に予定を終えることができました。

集会で提案された決議文(下に記載)は、武田薬品社長および藤沢市・鎌倉市の2市市長に提出いたします。
1/30のパレード敢行は引き続く運動に大きな力となることと思います。



なお、2月10日(木)18:30より藤沢市市民活動推進センターにて「反省会」を持ちます。
10日の反省会では、さらに巨大研究所2月19日(土)のオープニングの日程を間近にして、
情報が集まることになります。
ぜひ大勢お集まりください。


以下、決議文
--------------

「協定」に市民参加の安全協議会設置など明記を求める決議

私たちは12・5集会/パレードに続き、本日、村岡城址公園につどい、集会と武田薬品周辺のパレードを挙行します。

暮れもおしつまった12月26日に、武田薬品が藤沢、鎌倉各行政と共催で開催した協定案説明会で、「実験動物の焼却処分は外部委託する」という譲歩が伝えられました。しかし、武田薬品と行政が進める「環境保全の協定案・覚書案」にはまだまだ重要な問題が未解決のまま山積しています。
今日の集会の、4つの訴えは、山積する未解決問題の一部に相当します。特に本日の集会/パレード実行委員会の名称とした「市民参加の安全協議会」制度化の要求は、当地を含め湘南地域にバイオ公害を防止することができるか、または、市民抜き連絡会的な体制に矮小化し市民の安全を「なりゆきまかせ」にするか、2つの方向の「別れ道になる」といえる重要な項目です。

他の3項目も、協定に最初から盛り込むべき重要項目であり、明確な記述無くしては協定の体裁さえ整わないことになるのは大勢の市民が指摘するところです。

此処村岡城址公園からは、武田薬品研究所の建物と、建物北側に設置したエネルギー棟や45mの巨大な煙突などの設備が一望されます。15の棟は通路でつながり、東西に330m、南北に180m、高さ43mを擁し、ここから見える北面5棟(むね)は全階動物実験室で全てが窓の無い構造を住宅地にさらしている。この北側5棟を主に、1年間にマウス換算で600万匹にも及ぶ規模で動物実験が予定されている。

また、薬を開発するのには、危険な病原体を研究材料とするので、研究員はもとより市民にも感染被害が及ぶ危険性があり、このことは誰も否定できない新研究所の問題点です。

15棟の中の3棟にP3実験室があり、P2相当以下の病原体を扱う数知れぬ生物系実験室があり、また、数知れぬ化学系実験室がある。

安全設備に最大限の配慮が払われていなくてはならないのは当然のことでありながら、化学系実験室でも生物系実験室でも、空気は有害物質や危険な病原体が室の空気を汚染して滞留することを恐れ、従業員を守る為強制排気されます。その量は1時間に800万立方メートルにも及ぶ設計がなされており、一度は温度と湿度を調整した膨大な空気であって、それは滅菌浄化し循環再使用をするべきなのに、そうでは無くほとんどを排出する方式が採用されています。武田薬品は「再使用は禁じられている」というがその主張は正確ではなく根本が誤っています。
安全性の目安のひとつが、協定内容の充実度にあることは大勢の市民が理解しているところです。ところがいま、パブリックコメントで出された市民意見が、少しも「環境保全協定案」に反映されていない事態になった。

新研究所の2月19日(土)オープンまでに武田側と行政が協定を締結することを計画している重要な時期に、今日私たちは戸外での集会と街頭でのパレードを開催している。本日のこの機会を生かし、大勢の市民が共同して、協定に盛り込むべき内容を大いに宣伝しましょう。

集会の4つの訴え、① 市民参加の安全協議会の設置! ② 危険なP3,P4実験をやるな! ③ 大量実験動物の削減! ④ 排水・排気の自家処理循環再利用をせよ! これらを明確に、協定の中に記載せよ!
以上、本集会の名において決議し、武田薬品工業 長谷川社長、藤沢海老根市長並びに鎌倉松尾市長に提出し、私たちの要求を受け入れるよう要請するものである。

2011年1月30日
市民参加の安全協議会を求める1・30集会/パレード参加者一同

「市民参加の安全協議会を求める1.30集会パレード」

2011-01-29 23:02:05 | 実行委員会からのお知らせ
市民参加の安全協議会を求める1.30集会パレード!

日  時:2011年1月30日(日)10:00~12:00
集合場所:藤沢市村岡城址公園
集会場所:同上(10:00~10:30が集会、以後続いてパレード)

・メインスローガン
1、市民参加の安全協議会の設置
2、危険なP3,P4実験をやるな
3、大量実験動物の削減
4、排水、排気の自家処理循環利用をせよ


現在、武田薬品湘南研究所では、実験動物焼却炉が外部委託されることに決定しました。
しかし、環境保全協定は、行政と武田の二者協定案となっており、
何かが起こればまっさきに被害を受ける市民が参加できずにいます。

実験動物焼却炉外部委託だけが、武田薬品湘南研究所の問題では勿論ありません。
市民参加の安全協議会を求め、また、まだまだ山積する問題への解決のため、市民による集会・パレードを行います。

みなさまお誘い合わせのうえ、お越しください。


////

集会の場所「村岡城址公園までの行き方」

パレードの集合場所は「村岡城址公園」ですが、
最寄りのバス停は「十二天公園前」です。
公園まではここから徒歩8分ぐらいです。
JR東海道線大船駅・藤沢駅からバスが出ています。

大船駅から:
東口バスターミナル(ルミネ南口側)バス乗り場2より、
「藤沢駅行き」(四季の杜経由)〔江ノ電バス〕に乗り、「十二天公園前」下車
<!ご注意! 津村、江ノ島、四季の杜行きは十二天には行きません!>
バス時刻表
http://www.enoden.co.jp/bus/jikoku/old_timetable_pdf.php?cd=609&no=2

藤沢駅から:
藤沢北口ターミナルバス乗り場11より、
「大船駅行き」、または「四季の杜行き」〔江ノ電バス〕に乗り、「十二天公園前」
下車
バス時刻表
http://www.enoden.co.jp/bus/jikoku/old_timetable_pdf.php?cd=100&no=11

1/30 集会・パレード配布チラシ

2011-01-29 16:39:31 | 実行委員会からのお知らせ
1/30に行われた集会・パレードの配布チラシです。






「市民参加の安全協議会を求める1.30集会パレード」1/17委員会報告

2011-01-18 12:47:13 | 実行委員会からのお知らせ
1月17日、藤沢市市民推進センターにて、「集会パレード実行委員会」(仮称)が行われました。

1.打ち合わせ内容報告

日時などすでに決まっている事項
日  時:2011年1月30日(日)10:00~12:00
集合場所:藤沢市村岡城址公園
集会場所:同上(10:00~10:30が集会、以後続いてパレード)



・今回の集会パレードの名称が決定
 市民参加の安全協議会を求める1.30集会パレード」に決定

・メインスローガン
 1、市民参加の安全協議会の設置
 2、危険なP3,P4実験をやるな
 3、大量実験動物の削減
 4、排水、排気の自家処理循環利用をせよ

・パレードコース(10:30~12:00予定)
 村岡城址公園→村岡東4-18→ツタヤ前→湘南研究所の南側を大船方面に直進→
 湘南鎌倉病院前→村岡東4-18で解散
 (村岡城址公園から湘南研究所を反時計周りにパレードする)

・その他準備の状況については、MLなどでお知らせいたします。


2.準備など
 1月21日13:30~藤沢市市民推進センターにて、チラシなどの印刷を行います。
 お誘い合わせのうえ、お越しください。


3.次回委員会
 2月10日18:30~藤沢市市民推進センター



※「集会パレード」が行われる1/30(土)はみなさまお誘い合わせのうえ、お越しください。


集会場所への行き方。


集会の場所「村岡城址公園までの行き方」

パレードの集合場所は「村岡城址公園」ですが、
最寄りのバス停は「十二天公園前」です。
公園まではここから徒歩8分ぐらいです。
JR東海道線大船駅・藤沢駅からバスが出ています。

大船駅から:
東口バスターミナル(ルミネ南口側)バス乗り場2より、
「藤沢駅行き」(四季の杜経由)〔江ノ電バス〕に乗り、「十二天公園前」下車
<!ご注意! 津村、江ノ島、四季の杜行きは十二天には行きません!>
バス時刻表
http://www.enoden.co.jp/bus/jikoku/old_timetable_pdf.php?cd=609&no=2

藤沢駅から:
藤沢北口ターミナルバス乗り場11より、
「大船駅行き」、または「四季の杜行き」〔江ノ電バス〕に乗り、「十二天公園前」
下車
バス時刻表
http://www.enoden.co.jp/bus/jikoku/old_timetable_pdf.php?cd=100&no=11