早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

rakuten

アメリカの属国...!

2016年08月20日 04時12分20秒 | 読書







 俺は俺なりの外交感覚で

事を図って行ってきたつもりだった。

それは俺なりの

自負自信にのっとってやったことだが、

無念ながらこの国は未だに

アメリカの属国ということを

なんとこの俺自身が証してしまったのかもしれない。


肝心の司法までがそれに屈してしまい、

日本にはあり得ぬ刑事訴訟の手続きを

この日本にまで持ち込み、

あまつさえその証言に対する

当事者への反対尋問までを封じるという、

この国の法体系を全く無視した

前代未聞の裁判が始まり、

以来100年戦争というべきか、

翌年1月から丸紅ルートの後半が始まり、

まさかの一審判決が出るまで6年半、

さらに二審判決まで4年、

そして最高裁への上告後の曖昧な裁判の進行で

俺の生殺しの年月が続いていったものだった。


  「天才」
          石原 慎太郎 著
     









 にわかには信じがたい裁判経過

真相はどこにあるのか

角さんは濡れ衣のまま

苦渋の人生を生き抜いていった

我々の日本の国を誰よりも

守り抜いた男の生き様はなんともはや

お気の毒としかいいようがない

カネまみれの総理と酷評された角さん


長い長い公判生活を

依然と派閥の領袖として

君臨していた姿は凄まじかった

この国のために働き抜いた

角さんの人生はあまりに残酷


アメリカという大国の尻尾に

噛み付いたらどうなるのか

まざまざと思い知らされたようである


もし著者が角さんプームを巻き起こさなかったら

角さんは悪の枢軸との汚名は

永遠に続いていただろう

角さんの為したる政策が良かったのかどうか

また論客たちが詳しく評価することだろうが

この国に角さんのような

トップリーダーが存在していたという

歴史の事実を深くかみしめたい


そして国のトップも末端国民も

国を愛するとという原則だけは

断じて見失わないようにしたいものだ


     早起き鳥




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