戦争も飢餓も
本当のパニックも知らない
僕達みたいな人間は
人間のほんとうの
怖さというものを知りません。
極限状態でのエゴイズムが
どんなものか、
指揮官が責任を取らないと
どれほど破滅的な事態になるか
誰か一人が果たすべき
任務を怠ることが
どれほどの災厄を招くか
そういうことの、
本当の恐ろしさを
実地に知らないのです
「疲れすぎて眠れぬ夜のために」
著 内田 樹
今まで比較的平穏な時代が
長かったような気がする
しかし、阪神淡路大震災以降、
想定外という言葉が使われるような
事態が頻繁に起こるようになってきた
災害、事件、病気と
様々な禍で大きなパニックが
世界中で起こっている
いろんなところで緩み切った我々の心に
警鐘をならしはじめている
そんな社会情勢の中で、
我々各人はどう生きているか
何かあればそれを
誰かのせいにして
批判をしている暇はなく
自分自身が自分のことだけを考え
行動に移すような殺伐とした
状況が想定されるが
この国はそうはならず、
優れた無名のリーダーが
いろんなところで登場し
最悪の事態には至らない
これがこの国のすごいところだと思う
とはいえ、この国の行く末を導く
永田町、霞が関の人たちには
お国のために奮起を願いたい
早起き鳥
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