司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

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未成年後見人による横領につき,家裁が監督を怠ったとして,国に対する損害賠償請求を認容(宮崎地裁判決)

2014-11-04 14:09:23 | 家事事件(成年後見等)
宮崎地裁平成26年10月15日判決
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail4?id=84599

「家庭裁判所は,未成年後見人の職務を監督することができるが(民法863条),これは,未成年後見人の権限が広範であるため,いったん不正行為が行われると,未成年者に回復し難い損害が発生するおそれがあることから,家庭裁判所に,一定の範囲で,未成年後見人による後見事務が適正に行われているかどうかを確認することを可能にしたものというべきである」

「家事審判官による後見監督について,違法な行為として国家賠償法1条1項が適用されるのは,具体的事情の下において,家事審判官に与えられた権限が逸脱されて著しく合理性を欠くと認められる場合,すなわち,家事審判官による後見監督に何らかの不備があったというだけでは足りないものの,家事審判官において,未成年後見人が横領行為を行っていることを認識していたか,横領行為を行っていることを容易に認識し得たにもかかわらず,更なる被害の発生を防止しなかった場合,違法な行為として国家賠償法1条1項が適用されるというべきである」

cf. 平成26年10月16日付け「未成年後見人による横領」
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