司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

預金債権の差押え~支店名の特定が必要(最高裁決定)その2

2011-09-26 23:15:49 | 民事訴訟等
最高裁平成23年9月20日第3小法廷決定「債権差押命令申立て却下決定に対する執行抗告棄却決定に対する許可抗告事件」
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=81634&hanreiKbn=02

 アップされました。


「民事執行規則133条2項の求める差押債権の特定とは,債権差押命令の送達を受けた第三債務者において,直ちにとはいえないまでも,差押えの効力が上記送達の時点で生ずることにそぐわない事態とならない程度に速やかに,かつ,確実に,差し押さえられた債権を識別することができるものでなければならないと解するのが相当であり」

「本件申立ては,大規模な金融機関である第三債務者らの全ての店舗を対象として順位付けをし,先順位の店舗の預貯金債権の額が差押債権額に満たないときは,順次予備的に後順位の店舗の預貯金債権を差押債権とする旨の差押えを求めるものであり,各第三債務者において,先順位の店舗の預貯金債権の全てについて,その存否及び先行の差押え又は仮差押えの有無,定期預金,普通預金等の種別,差押命令送達時点での残高等を調査して,差押えの効力が生ずる預貯金債権の総額を把握する作業が完了しない限り,後順位の店舗の預貯金債権に差押えの効力が生ずるか否かが判明しないのであるから,本件申立てにおける差押債権の表示は,送達を受けた第三債務者において上記の程度に速やかに確実に差し押えられた債権を識別することができるものであるということはできない。そうすると,本件申立ては,差押債権の特定を欠き不適法というべきである」

 なるほどね。
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金融法務事情9.25号86ページ東京地裁はバーチャル口座の差押は振り替え先口座全部に及ぶ扱い。 (みうら)
2011-09-27 20:59:07
金融法務事情9.25号86ページ東京地裁はバーチャル口座の差押は振り替え先口座全部に及ぶ扱い。

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