司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

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成年後見人が,成年被後見人の推定相続人である兄弟姉妹に係る戸籍謄本等の請求をすることの可否

2015-07-21 18:10:48 | 家事事件(成年後見等)
 戸籍時報2015年6月号(日本加除出版)に,実務相談「成年後見人である司法書士から,成年被後見人の生存中に,同人の推定相続人である兄弟姉妹に係る戸籍謄本等の請求があった場合について」が掲載されている。
http://www.kajo.co.jp/magazine/index.php?action=magazineshow&code=31001003506&magazine_no=1

 筆者は,東京法務局民事行政部戸籍課岡田智辰氏。

 「可」とする解説である。要旨は,以下のとおり。

○ 戸籍の記載事項の利用の目的及び方法
「成年被後見人○○の推定相続人を特定するため戸籍の記載事項を確認する」

○ その利用を必要とする事由
「成年被後見人死亡後の後見の計算(民法870条)や相続人への財産の引渡しを速やかに行うために推定相続人をあらかじめ把握しておく必要がある」

という場合には,成年被後見人である司法書士が,成年被後見人の法定代理人として,戸籍謄本等の第三者請求を行うというケースであり,成年後見人は,成年被後見人に係る財産を管理する権限を有しているので,斯かる調査を行うことは,一般的には,正当な理由があると考えられ,本件の請求をすることができるものと考えられる。

 実務に与える影響は大きいものと思われる。

 詳細は,上記戸籍時報の解説を御覧ください。
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