司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

民法の根源を考え、フレキシビリティを獲得するための「背信的悪意者排除論」

2019-01-27 11:32:46 | 不動産登記法その他
一橋大学HQウェブマガジン
http://www.hit-u.ac.jp/hq-mag/chat_in_the_den/75_20180507/

 石田剛一橋大学法学部教授『民法の根源を考え、フレキシビリティを獲得するための「背信的悪意者排除論」』が掲載されている。

 司法書士にとっては特に重要な規定である民法第177条に関するお話である。

「民法も、現に生きているわたしたち人間相互間の利益調整のためのルールですから、条文の文字どおりの意味を金科玉条化することなく、実情に合わせて適切な解決を模索することが重要です・・・根源までさかのぼり、対象物に左右されない思考のフレームを持ち、柔軟に適用していくことは、すべての法律家にとって重要なことですから」(上掲論文)

 石田先生には,日本登記法学会でお世話になっています。
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