THE KUROSAKIC RADICAL

こちらは『闇の末裔』の黒崎密を幸せにするサイトでしたが、サーバー廃業により、ブログで密を愛することにしました。

黒執事2 第9話 虚執事

2010-08-28 05:59:41 | 冬菊観察日記
第9話 ウド執事の感想です。
え?ウロ執事って読むんですか?
これは失礼しました。今回は、ウドの大木に見えたものですから(ごめんなさい言い過ぎです)

まず、パジャマ姿のシエルに癒されました♪ふとももから下が生足♪
さらに不機嫌な声で、「眠れない。何か話をしろ」とセバスチャンに命じるシ・エ・ル♪
また別のシーンでは、シエルがセバスチャンに、アロイスのことで何か隠してないかと詰問します。
女王の番犬たるもの、隠し事を嗅ぎつけられなくてどうする☆
セバスチャンは、アロイスに関しては何も、と、限定して回答しました。
でもシエルは信じきってないご様子。
この、信頼関係(?)に入ったヒビも、今回の展開に悪影響したんでしょう。


さて。クロードが何かやらかすんだろうとは思ってましたが、大まかに纏めるとこうです↓

まず、使用人にアロイスの変装をさせ、怪奇事件を起こさせる。
そうとくれば、女王が、闇の貴族で番犬のシエルに捜査を依頼する。
と同時に、魂がおかしなことになっているから、死神達が動いている。
捜査に出かけたシエル達と死神が鉢合わせ、戦闘状態になる。
その間、セバスチャンの気がそれている所で、操った普通の人間にシエルを掠わせる。
掠ったシエルに偽物の記憶を埋め込む。

と、このような衝撃をやらかしました。

細かく見ていきますと、まず、死神の攻撃を受けて、セバスチャンはシエルを安全な場所に、大きな木箱に隠しました。
「絶対に出てはいけませんよ」とセバスチャンは念を押したんですが、これがまずミステイクでした。
死神が相手ならシエルには手を出してこないと判断したんでしょうが、やっぱりシエルは抱っこして戦わないとダメなようです。
私は分かりましたよ、シエルが大人しく隠れているはずがないって…。今までだって、シエルが同じ所に居たためしは無かったと思います。
シエルは木箱の中で記憶を取り戻しかけて、前にもこんな風に箱詰めにされたのを思い出し、「お前が僕に命令するな!」とキレて、箱から飛び出してしまいました。
一方、セバスチャンはグレルの後輩の死神と戦い、それからウィルも出てきました。セバスチャンは、さすがに死神二人は大変と退散します。ほう、英国の死神は強いんですね。日本の闇末の死神は弱いですよ~。
ですが、今更退散したところで、時すでに遅し。
箱を抜け出したシエルは、怪奇事件の容疑者であるアロイスと間違えられ、さらにハンナがシエルのことをアロイスだと証言します。逮捕しようとしたのが普通にヤードの人間っぽかったので、話せば分かると思ったのか、シエルは抵抗してもセバスチャンは呼ばずに、連行されてしまいました。

それで、ここからのやり方が、えぐかったんですっ!
自分はアロイスでなくシエル・ファントムハイヴだと訴えるシエルのお腹を殴って気絶させました、ひ~。
そこからさらにひどくて、シエルを水責めですよ、なんと!!
女王陛下だってシエルには拷問しなかったのに、そこは聖域だとばかり思ってたのに、物凄く驚きました。
正確には、水でなく、意識を混濁させる薬剤で、シエルは、アロイスの記憶をクロードに埋め込まれてしまいました。
ですがね、クロード。シエルをアロイスに仕立てるには、シエルの周りの人間も記憶操作する必要がありますよ?人嫌いなのか使用人を悪魔で揃える孤独なアロイスしか見てないから、思い付かないんでしょうけど。
ちなみに、記憶喪失の人間に偽物の記憶を埋め込むと、本来の記憶を取り戻すって、よく耳にするパターンだと思うんですが。

クロードの思惑通りに事が終わった後で、ハンナに足止めされてたセバスチャンがやっと登場(ちなみに、ハンナとの戦闘中、セバスチャンは、ハンナの予備の銃弾を奪う為とはいえ、胸を触りました。ショックだからやめて下さい!)
もう遅いんです。まんまとクロードの作戦にひっかかってしまったセバスチャンがちょっと情けなかったです。
すっかりアロイスにされてしまったシエルにとっては、アロイスの敵だったのも、今や自分の敵となってしまいました。
なので、助けに来たはずのセバスチャンに命令します。
「セバスチャン、命令だ!僕の前から消えろ!」
命令なので仕方なく、セバスチャンは消えていきました……。

「私としたことが、ディナーの準備に時間をかけすぎてしまいました」
と、虚ろに一人呟くセバスチャン。
私もほんとにそう思いますよ。高価な魂を持っているのは、人間でいえば大金持ってるようなものですよね?お金持ちが狙われるのと、要は同じですよね?
記憶が無くても我慢して食べてしまえば良かったのにと思います…。
というより、クロードが偽物の記憶を埋め込むという離れ業ができるなら、セバスチャンだって、催眠術で記憶を取り戻させるとか、何か魔法はないんですか?…自力で取り戻してくれないと意味がないって言いそうですけど。

そういえば、監視すると言ってたグレルが出ませんでした。見てるだけのキャラだとは思いませんでしたよ。


そしてシエルは、クロードの手編みのレースを肩にかけられ、クロードにお姫様抱っこされ、トランシー家に迎えられました。
最後の最後が、超最悪でした。
ずぶ濡れのシエルに、このままでは風邪を引いてしまうと言ったまでは良かったんですが。
その後のクロード、最っ悪!!!
「熱い湯を、バスタブに。坊っちゃんを、ぼっちゃんと」
と、ぬかしやがりました、あの悪魔め!!
なんて寒い、なんて空気読めないオヤジギャグ!!!
こういうのは、セバスチャンみたく、予告でやるだけにしなさいよ!
こんな悪魔にはアロイスがお似合いです!ええい、アロイス!アンタのハイネスのクロードがシエルに盗られたんですよ!最期に根性見せて、取り戻しに出てきたらどうです!!

この前に、「疲れた。眠い」とシエルのセリフがありましたが、まさしくそんな感じのラストでした。

2 コメント

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そんな展開(汗)? (りま)
2010-08-28 07:10:09
冬菊さん、早速、内容アップしてくださり
ありがとうございます!

>「絶対に出てはいけませんよ」とセバスチャンは念を押したんですが、これがまずミステイクでした。

結局、また坊ちゃんを盗まれたのですよね?
いただきますの直前に盗まれたことは、もう記憶にないのでしょうか。
ここまで失態を重ねると、フォローのしようがないですね

>正確には、水でなく、意識を混濁させる薬剤で、シエルは、アロイスの記憶をクロードに埋め込まれてしまいました。

ヤードはクロードに味方しているのですか?それともクロードがヤードに変装していたのか?
9話のクロードは軍服着てましたが、制服マニアかもしれませんね(←言ってみただけです)

>そしてシエルは、クロードの手編みのレースを肩にかけられ、クロードにお姫様抱っこされ、トランシー家に迎えられました。

なんか、花嫁状態ですね
完全に悪魔同志のシエル争奪戦に突入したようですが、どちらの悪魔にもシエルを食べてほしくないので・・・
相撃ちとかになってくれないかな、と思います。
でも、そもそもこのお話の中の悪魔って死ぬのでしょうか?
ハンナはデスサイズで大木ごと貫いても死んでませんよね?

また、長々とすみません・・・


Re:そんな展開; (冬菊)
2010-08-30 05:33:36
おはようございます、りまさん。


>ここまで失態を重ねると、フォローのしようがないですね

全くもってその通りです。
前回は、見知らぬ敵から奇襲され魂だけ盗まれましたが、今回は、第7話で中断していた殺し合いの相手から襲われ、シエルを丸ごと、つまり魂も肉体もさらにはシエルがシエルであるという記憶までも、盗まれました。
同情の余地、ゼロ執事です(※次回タイトルは零執事です)


>それともクロードがヤードに変装していたのか?

細かく言うと、路上でシエルを逮捕したのは数人の男で、見た感じはヤードの人間という印象を受けました。ですが、その後の行動からすると、ヤードの人間ではありません。
第7話殺執事で出て来た下手人のように、単にクロードの蜘蛛に操られた人間だと思われます。
肝心のクロードは、拷問の後に姿を見せ、シエルに暗示をかけて記憶操作しました。


>相撃ちとかになってくれないかな、と思います。

「このシエル・ファントムハイヴの魂は、悪魔どもが口にできるほど、安いものではない!」
って感じに、最後はシエルの高笑いですかね。
いいと思いますし、あるかもしれません。
ややこしいんですが、シエルの中には、自身の魂と、アロイスの魂が混じりあってる状態だそうです。
不確かですが、どうやらシエルは、クロードにも命令を下せそうです。
もしそうなら、クロードにセバスチャンを殺せと命じ、一方でセバスチャンにクロードを殺せと命じることも、記憶を取り戻せばアリです。


> でも、そもそもこのお話の中の悪魔って死ぬのでしょうか?

第7話で、セバスチャンがクロードの鋼の蜘蛛の糸に捕われ、動くと首が落ちると脅され動けなかったことを考えると、首を落とされたら終わりなのかもしれません。
…セバスチャンが完璧だという考えは、もう捨てました(泣)

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