涼しいひが続いていたので、もう秋の足音がそこまで…
と思っていたのに…この暑さは何
やっぱりまだ夏ですね
お盆前に話は戻りますが、産・官・学 連携事業で京丹後へ産地見学へ行ってきました
遅ればせながらその様子を紹介しま~す
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朝、梅田からバスで京丹後へ向けて出発!!
到着後、丹後織物工業組合加工場の見学をさせていただきました
ここでは精練の工程を見せていただきました。
織り上がった生地のセリシンや汚れが落ち純白の柔らかいちりめんになるそうです。
(絹糸の断面を見るとフィブロインという三角の繊維が2本セリシンで包まれています。
フィブロインは柔らかく、セリシンは堅くどちらもたんぱく質です。)
この場所は高温ですごく暑かったです。。。
その後、乾燥・幅出し・検査を終えいよいよ出荷となるわけです
その検査に合格したものだけがこのハンコ↓を押してもらえるのです
普通の人にはただのハンコだと思いますが、
きものを学んでいる学生たちはハンコを紙に押させてもらえることに大喜び
押した紙もいただいてきましたよ
見学の後は機業者さんから色々とお話を聞き、
ステキな生地もたくさん見せていただきました
ひとつの繭から1200m~1500mの絹糸がとれるそうです。
そんな繭が約3000個でようやく一反のちりめんができるのです。。。
柴田織物の柴田祐史様より縫取りちりめんについてお話をお聞きしました。
左は留袖の図案、右は実際に出来上がったもの
縫取りちりめんとはちりめん生地に金糸・銀糸などの糸を用いて模様を縫取ったもの…
こちらは豹柄とパイソン柄です
パイソン柄は柴田さんがお召しになっているきものと色違い
古典的な柄から独創的な柄まで幅広く作っておられます
丸幸織物有限会社の谷口幸一様よりお蚕さんお話をお聞きしました。
こちらは左から:一般的な家蚕(かさん)屋内で飼育されたお蚕さん、4回脱皮するらしい。
三眠蚕(さんみんさん):脱皮の回数が三回なので少し小さめ
野蚕: 屋外で飼育されたお蚕さん・汚れなどが付いたり、太陽にもあたるのでちょっと茶色っぽい。
野蚕の方が染まりにくい特色を活かし、
柄を野蚕・地を家蚕で表現することにより
一色で染色してもこのように柄が浮き出て見える…
染まりにくいという弱点にも思える性質を活かした
ステキな生地です
こちらはヨコ糸に化繊糸・タテ糸に絹を使用した伸びるシルク
その後は生地を選ばせていただきました。
その白生地を使って衣裳を製作し
11月12日に第51回東洋きものコレクションにて発表します
そして一日目は終了しました
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