3年ぐらい前 プーさん と呼ばれた伝説の子がいた。
誰の紹介でどういう経緯で入会したか判らないけど、お母さんに連れられてきた時は「こいつ大丈夫?」と思ったくらい 走れなかった。
体は硬くメタポ体型。 一生懸命走っているがくねくね走り、とにかく200mのアップでイッパイ・イッパイなのだ。
青戸公園の周回コースをショートカットするし 腕振りはもうめちゃくちゃ。
しばらくはどうコーチしようかお手上げの状態だった。
ただ休むことなく いつも遅刻してきて 怒られても 怒鳴られても ニコニコ笑顔で最低限の練習だけは不思議とこなしていた。
怒ってても いつの間にかこちらが笑わされてしまい、本当に憎めない子でした。
みんなからは、『プーさん』と呼ばれ 慕われ 年上に可愛がられてた。
ある日、弟と横断歩道を渡る姿を見かけたが、弟をしっかりと面倒見ていて 感心させられたこともあった。
ひょっとすると、「この子は社会へ出たら意外と大物になるかも知れない」と鈴木コーチと話したことを覚えている。
プーさんが1年後の夏休みに、松戸に転校していった後の練習会はなんとなく寂しかった。
しばらくたった秋の夕方、お母さんから涙声で携帯に電話があった。 「ヒロキが運動会で2位になったのが嬉しくて、コーチに連絡しました」
昔4人でリレーを組んだ時のチーム名は
「チームU」 でした(*^_^*)
Uの意味は、ウ○コ!名付け親は、もちろん
菊地コーチです。