何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

磐田市豊岡中学校

2012年12月10日 11時15分40秒 | Weblog
11月29~30日

ミックスダウンのアイデアが溢れ出して来て、急いで浜松の何時もの駐車場にたどり着いて、コンピュータと闘った。
アイデアが具体化するまでには簡単な作業では無い。眠るのももったいない、そう思うほど楽しい作業だ。
又も寝不足で日がかわり、今日の講演場所の磐田市豊田中学校に予定通り一時に着いた。
が、何か様子が変だ。多分、講演会場になるはずの体育館に車を回したが、誰の車も見当たらない。
えぇ~、どうなってるんだ。
あわててポケットの手帳を取り出してスケジュールを確認したら、なんてこった、豊田中学校じゃなくて豊岡中学校だった。

朝から携帯電話が通じなくなっていた、催促のあった電話代は先日支払ったのだがひょっとしたら2ヶ月分たまっていたのかもしれない。
こんな時こそ携帯電話が必要なのに、大橋さんに連絡する事も出来ない。
豊岡中学校までは30分は掛かる、とにかく急いで中学校に向かい、途中のコンビニの公衆電話から遅れるかも知れない事、音響機材のセットが出来ないから生演奏になる事、僕が到着するまで佐藤先生の話から始めてもらう事を伝えて車に飛び乗った。

道は空いていた、考えていたより早くに学校に着いたが3分前、たまたま通りがかった先生に案内してもらって講演場所の視聴覚教室に着いた時には大橋さんの挨拶が始まろうとしていた。
予定通り僕の唄から始める事が出来るようになった、準備が終わるまで大橋さんがながめの挨拶をしてくれたので準備ばんたんで唄い始める事が出来た。

今日は体育館では無く視聴覚教室だったので生演奏でも充分に声が通る自信はあったが百人以上いた生徒達にギターの音が届くか心配だった。
ギターはいつもの浜田さんから借りているギブソンのハミングバードだ、ライヴをやるたびにびっくりするほど音が良くなっている。その浜田ギターの鳴りに期待して「七重の甍」のイントロを弾き始めた、ん~ん浜田ギターは絶好調だ。
ギターの音は部屋中に鳴り響いている。

終わった後、先生から生演奏の素晴らしさを堪能出来たと笑顔で話してくれた。
どうなる事かとハラハラドキドキしたが、通常だと音響機材を使ったライヴになっていたのが生演奏になって、生演奏の素晴らしさを生徒達に伝える事が出来た。不幸中の幸いとはこう言う事を言うのかも知れない。

とりあえず大成功の講演を終えて、ドコモショップに出掛けて頂いたギャラで電話代を支払い、携帯電話も使えるようになった。

楽しい1日だった。

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