何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

ウォーク7日目

2013年05月23日 11時27分53秒 | Weblog
5月23日

終電で寸座に着いて縣家に着いたのは11時近かった。いつもは早くに眠っている英敏さんと智美さんだが僕の帰りを待ってくれていたんだろうか、部屋に明かりがついていた。
家を自由に使ってと渡されていた鍵を返す為に家にはいった。
眠そうな顔で英敏さんがソファーから起き上がってきた。台所で洗い物をしていた智美さんが出て来てくれた。

5日間もお世話になったのに結局一回も布団で寝なかった。歩く以外は、家の横の空き地に止めた車の中でミックスダウンをやり続けて過ごした。
その事をお詫びすると智美さんが「普通の人じゃ考えられないけど、いかにも忠史さんらしいですよ。」と言ってくれた。英敏さんは「又、突然ふらっと来て下さいね。」そう言って送り出してくれた。
家の鍵を渡して縣家を出た。もう20年以上の付き合いになる二人、忘れた頃に何の連絡もなくふらっとやってくる変な爺いとして死ぬまで付き合っていきたい二人です。

運転するのも辛いほど疲れきっていたけど、歩き出す前にミックスの新しいアイデアが浮かんで来ていたので、それを実践しなきゃ何のために歩いているかわからない。

今の僕の人生はすべて音楽にそそがれている。音楽を続ける手段として歩いているだけだ。どんなに疲れていても、歩きに満足して音楽がおろそかになったら本末転倒だ。

歩いた道を車で走り豊川市から高速道路に乗った。パーキングでミックスダウンの作業をして一夜過ごすためだ。

アイデアは抜群だった。

お手本にしていた。ポリスのエブリ・バース・ユー・テイクの音質と変わらない立体感が出た。

確認出来た事で…眠い…眠った。

起きてみたら、思っていたほど身体は硬くなっていなかった。でも腰から下は鉛で固められたように重い。
今日は典子さんの実家(岡崎市)に行って身体を休めるつもりだったが、少しでも歩こうと思う。

今日も歩き始めたらリアルタイムでブログに書き込みます。

では、のちほど

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