昨夜、脳死判定された男性から摘出された臓器を移植する手術が行われたとニュースになっています。
今回は初めて本人の意思がわからないまま、家族の承諾により臓器が提供されたそうです。
それで救える命もあるのだから有難い話ではあります。
それにしても、人間の身体もパーツみたいになってきてるように思います。
機械工学を専攻しその専門職に就いている人が大きな衝撃を受けたのは医学の勉強をしたときだという話を聞いたことがあります。
「生物の身体は細胞単位までバラバラにしてそれを組み合わせても元には戻らない。機械はどんなに複雑でも分解したら組立てて元に戻すことができる。」と
素人の僕には、現代医学がどんどん進めば細胞単位までバラバラになっても戻るのではないかと錯覚してしまいそうです。
これからこのようなケースが増えてくることは十分に考えられます。
本人の意思が解らないまま臓器移植をすると家族が本当に良かったのだろうかという思いに悩まされ続けるのではないかという人もいます。
過去に本人の意思で臓器提供をしたのに、家族が何年か経って「本当に良かったのだろうか?」と思い悩んでいるという人もいるそうです。
命を扱うだけに簡単ではないこの問題。なんだかんだ言っても僕が救われるかもしれない立場になったら藁をもすがる思いで提供者を待つんだろうなと思いながらこのニュースに耳を傾けました。
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