新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

BS映画『アポロ13』と『栄光のル・マン』

2022年07月20日 | 映画
おやつの「水無月」を食べながら見た映画『アポロ13』は、SF映画ではなく実話に基づいているゆえに衝撃的でした。
12年前にケネディー宇宙センターを訪れた時は、宇宙開発の進歩に圧倒され、現実なのに異次元のSFの世界にいるような錯覚がしました。現地を体験したことで、映画もイメージが膨らみました。


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映画は1970年アポロ計画、史上3度目の月面着陸を目指して3人の宇宙飛行士が乗り込みます。

しかし途中の爆発事故で計画のスケジュールは完全に崩壊、飛行士たちの命は危険にさらされ、さらに地球への帰還が絶望的になるという世紀の大事故に・・・。かすかに残った電気と酸素と燃料、増え続ける二酸化炭素・・・。
3人を無事地球に返すことに一丸となる管制センターの息詰まる場面、狭い司令船の中での作業、実話に基づいた映画だから見ごたえがあります。結果的には3人は帰還を果たしました。
トム・ハンクスが船長役で、彼以外にはこの役は考えられないほどはまり役です。

1970年に起きた事故で、無事帰還したことはかすかに記憶がありますが、詳しいことは全く知りませんでした。新聞にも出たはずですが。

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『栄光のル・マン』24時間で周回数を競う過酷な耐久レースです。モータースポーツに全く縁のない私が感銘を受けた映画です。

スティーブ・マックィーンがレースドライバーで登場、命を懸けたレースに挑みます。極限に挑むということがどんなことか・・・。

あと少しで国境を越えられるというときにフェンスにオートバイごとぶつけ、また収容所へ逆戻りという『大脱走』でも然りで、終わりはいつもめでたしめでたしではありません。

スティーブ・マックィーンの『タワーリング・インフェルノ』でも消防士役にぴったりで、これも眉間にしわ。夫が「そういえば、彼のキスシーンは見たことないなぁ」と。
『大脱走』以来、彼のファンです。

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夜、洗濯物をたたみながらリモコンを押すと4Kで映画『博士の愛した数式』が映し出されました。
原作を読んで感銘を受けた本ですが、あの本の中の数式をどんなふうに表現するのか気になって見だしたら、つい最後まで見てしまいました。
寺尾聡、深津絵里、吉岡秀隆、子役の斎藤隆成と配役が見事。
林、道、木立、庭の植え込み、自然の美しい映像が話の進行をやさしく包んでくれます。文芸作品という感じです。
長じて数学教師となったルート君が生徒に、博士の思い出と合わせて数式を実にわかりやすく心に響く解説をしていました。数式は美しさなのです。実に優れた脚本だと感じ入りました




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