新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

「《新日本フィル》テレワークでパプリカやってみた!」

2020年06月01日 | 音楽
日曜日にBS1のドキュメンタリーでリモート合奏「奇跡のパプリカ」、その涙と笑いの誕生秘話が放送されました。YouTubeでも視聴できます。

新日本フィル団員有志の60名からなるリモートオーケストラで「パプリカ」の演奏が実現しました。

全国から「コンサートが消えて」3ヶ月。この不安の中、聴衆はもとより音楽家の皆さんはどんな思いで過ごされていたのでしょう。
新聞で、指揮者沼尻氏は「コロナ禍がクラシック音楽界にもたらしたものを継承の危機と捉えています。この世界はたとえ低速でも泳ぎ続けないと死んでしまう。一度断絶すると容易に元には戻らない」と述べていました。
そしてそんな中に動きがあっていました。「こんな時でも何かできないか」と新日フィルのトロンボーン担当の山口尚人氏が中心になり「テレワーク部」を結成。テレワークオーケストラ演奏会に向け、個性が光る団員の悪戦苦闘が始まります。
各人が自宅から自分のパートの演奏を自撮りして山口氏に送り、全部集まったところで1本の動画に編集するという大変な作業でした。
指揮者のいないコンサートは大変な演奏であり、またどんなに大変な編集だったことでしょう。団員60名の画面からはクオリティーよりも本気で取り組む姿に胸が熱くなりました。下記でその過程が見られます。

音楽を届ける仕事なのに音楽を届けられない...ぶつけようのない不安をテレワークで演奏する。それは確かに反応がありました!30万回以上再生されたとか!
他にもこういう取り組みがたくさんなされていて、まさに「低速でも泳ぎ続けている!」と拍手しました。人間だけが持つ『芸術』、この高貴なものをコロナウイルスなんぞに奪われてはたまりません。聴衆も演奏会で晴れ晴れとした気分を味わえるのを待っています。

タイトルに画像がないっ.....。それならと写真を張り付けました。
日曜日に庭のスイトピーを全部引き抜きました。そのときの名残の花です。玄関中に甘い香りが平和に漂います。


左はオーストラリアの岩盤の断層を利用して描かれたもの。平板な絵ですが、この機知が面白味があって気に入っています。

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