ラジヘリ空撮

空撮用マテリアルの開発状況に係る情報発信や、現場での出来事及び、日常の情報発信を致します。

地元の国宝の撮影の後、また~出張へ出掛けた。

2013-03-14 23:25:35 | 出張
白馬の宿から、直接撮影現場に向かったのだが・・・
その途中で、昨日の事故現場を通ると、道路上があたかも結氷した
小さな池の様になっているではないか。

その様な状況で、昨晩のあの事故に巻き込まれなくて、本当に良かったのである。

事実事故当時には、道路の凍結が原因で、我々の車もタイヤがロックしてしまい
ブレーキが全く機能しなかったから、即座にブレーキ操作を中止し、
ハンドル操作に切り替えた。それが功を奏して、ぶつかった車と車の間を、
何とかくぐり抜ける事に成功していたのだった。

本当に、ギリギリで難を逃れていたのである。

その時のGさんの気転が利かなかったら、恐らく我々も助からなかっただろう。

ぶつかった車同士がその反動で跳ね返って、車1台分の隙間が出来ていた事も
幸いした。


元々この付近の道路には、街灯もない。

夜の真っ暗な状況下で、イキナリこんな凍結した道路に遭遇したとすれば、
誰でもスリップして事故を引き起こす可能性があるだろうと思ったらゾッとした。



事実・・・今回も事故が発生してしまったし、聞く処によるとこの一帯では
事故が多発していると言う。


その上、この事故現場は実際には緩やかな右カーブなのだが、それは殆ど直線に近い。

しかし・・・不思議な事に、大きく右側(対向車線側)にカント(傾斜)がついている。


一般的にこの様な施工は、比較的走行速度が高い高速道路やサーキットなどで
用いられる事が多い。

この様な道路を不用意に低速で走れば・・・車は知らず知らずのうちに、
その進路を右側に少しずつ変えてしまうだろう。


一体・・・何故、こんな設計・施工を行なったのか?


今回は幾つもの不運な要素が重なって、事故が発生したと思われる。

同様の重大事故が、近年ほぼ同じ場所で多発している。

局地的に事故が発生している状況から、道路の管理責任を問われても
仕方がない状況だと思う。


その証拠に、この付近では近年かなりの歳月を費やして工事を行なっていた。
その上、事故が有った翌日の午前中から緊急工事を行なっていたと言うから、
事故の報告を受けて、道路管理者も多分何かしらの必要性を感じて、
その対策を施したと思われる。


その日の新聞の朝刊をチェックしてみたのだが・・・昨日の事故の記事は何処にもない?
あれだけの大きな事故だったのに・・・それが不思議だった。



次の朝、現場に向かう途中で事故現場の道路上に出現した『凍った池』を
何とか無事に通り過ぎると・・・後の道路は乾いていて、他に危険な要素は
見当たらなかった。

その場所以外の、前後の道路はドライで良好な状態を保っていたのだから、
やはり、かなり局地的に道路の状態が変化していた事が伺える。


今回の事故は一瞬の事で、直ぐ後ろを走っていた我々でさえ、一体何が起こったのか?
俄かには理解出来ない程だったのである。


事故は本当に怖いモノである。


事故直後、一時双方のドライバーが社内に閉じ込められていて、暗いのと
エアーバックが作動して車内に煙が充満していたのとで、中の状況が
全く判らない時間が数分間あった。

これには・・・流石に焦った。


その後、何とか救出出来たから良かったのだが、一時は窓ガラスを割る事まで
考えていた。

そんな状況を思い出しながら、昨日の事故現場を通過したのだが・・・
どんな事故でも、一度発生すると大変な事になる。


その日は、そのまま撮影現場に直行したのだが、その場所とは国宝のお城であった。


昨日は車の事故だったが、我々も人事ではない事を肝に銘じながら
撮影作業にあたったのは言うまでもない。


道路さえも結氷しているだけあって、その日は冷たい北風が吹いていた。


天気は良いのだが・・・日中にもかかわらず、とにかく寒いのである。

そんな寒風に晒されながら、我が愛機は、その日も無事に任務を遂行してくれた。



国宝をバックに記念写真を撮った。



この日も無事に作業は終了したのだが・・・息つくまもなく、また直ぐに出張が控えている。

と言う訳で、今週もフレーム製作に手が付かない・・・何時のなったらお披露目できるのか?

予期せぬ・・・トラブルに遭遇。

2013-03-14 22:52:10 | 出張
今週の日曜日・・・香川の友人であるGさん御一家が訪問された。

その後、その日の宿泊地である白馬の宿に向かう途中で、トンでもないアクシデントに
遭遇してしまった。

直ぐ前を走っていた車が、急に向きを変えて対向車に飛び込んだのである。


幸い・・・間一髪で、そのアクシデントを回避出来たので良かったのだが、
大事なお客さんでもある、Gさん御一家を危険な目に逢わせてしまい、
申し訳ない事をしてしまった。

その後、事故当事者を車内から救出し、救急車や警察に連絡を取った後、
更なる事故の発生を防ぐべく、その対策に奔走したのは言うまでもない。


事故の原因は・・・その日は急激な気温上昇で雪解けが急速に進んでいた。

その道路に流れ出したその雪解け水が、その後の急激な温度低下により、
凍結した事が原因だと思われた。


この日の気温差は・・・何と20℃以上もあったのである。

その上、局地的な道路の凍結だったので、誰もが事故の当事者となり得た
可能性があった。

因って・・・我々が事故の当事者にならなくて済んだ事は、
殆ど奇跡に近かったと思う。


その翌日の夕方、Gさんから無事帰宅した旨の連絡が入り、胸を撫で下ろしたのは
言うまでもない。