Mt Cookの星空です。数日前に撮影したものですが、昨夜は朝まで雲一つ出ずに撮影ができました。おかげで寝不足です。朝6時から3時間ほど車中で寝ました。今回は車中泊は既に5日目です。星の撮影をしていると、どうしてもこうなります。モーテルなどの駐車場で観測しているなら別ですが、遠方でやっているとわざわざ寝るために戻るのも面倒なので車中で寝ます。シュラフはダウンのスリーシーズンを持ってきていますので、車中泊でも割合快適です。
毎度の構図です。この構図もいい加減飽きてきましたが、とりあえず南天へ来るとまず撮るのがこれです。今晩も上々の天候です。しかし、40cmのDobbyは今日再梱包しないと明日では間に合いません。もう一晩使いたかったのですが、仕方ありません。昨夜も十分堪能しました。あまりの素晴らしいイメージで言葉が出てきません。しかし、最初の夜見た感動からは少し薄れつつあります。
アイピースは4本持ってきました。Nikon NAV-17mm、ES-20mm、XL-40mm、XL-28mmです。100度超を2本用意しましたが、Nikonが一番良かったです。102度の超広視界に星がギッシリと視野を埋め尽くすイメージには、一種の船酔い状態になりました。とにかく何処を見ても星だらけ・・・という感じです。日本の空でここまで見たことがありません。その中でも一番はオメガ星団です。次にNGC104でしょうか。いくら見ていても飽きません。
大マゼランのタランチュラは全く写真のままのイメージです。細かい入り組んだ星雲が手に取るように分かります。それ以上に凄かったのは、何と、オリオンM42でした。2004年だったと思いますが、西はりまの「なゆた」の2mで見たイメージ以上だったかもしれません。空が違うとここまで違う・・・というのが実感できました。他にもケンタウルスの電波銀河なども見ましたが、どれも写真を見ているようで、素晴らしいとしか言えません。
今晩が最後の夜となります。Dobbyとは一旦お別れですが、日本に戻ったら再度改良を加えてより使いやすくするつもりです。今晩は最後の夜を心行くまで楽しみたいと思います。明日はChristchurchヘ戻って空港泊まりです。宿泊施設が全て満室なので仕方ありません。これもよくあることなので慣れました。
ありがとうございます。今、オークランドのホテルからです。アルビレオさんも被災者だったのですね。驚きました。いろいろあったのだと思いますが今はこうしてお互いに健在なので良かったです。
ES-20mmもお持ちだったのですね。Nikonの17mmは思っていた以上に良かったです。大口径ドブにはベストマッチです。それと、Hα太陽望遠鏡にもです。ESよりはお高いですが、買うだけの価値はあるでしょう。NZではほとんどこの17mmで観測していました。ESも良いのですが・・・、2本持っているとどうしても良いほうを使ってしまいます。
明日朝帰国便に乗って大変な日本へ戻ります。あの映像を見ているとまるで映画の「日本沈没」そのままでした。私の長野もM6.6がヒットしました。また余震も多いそうで、家のものが眠れないと言ってました。
今回の地震で泊まっているホテルのイギリス人から大変重要な情報を得ました。ある意味政治問題に発展しえない情報です。ブログに書いてよいものかどうか迷っています。
こんにちは、何とか無事に帰宅いたしました。日本の現状があまりに酷いことに驚いております。ここ長野はいいですが、関東方面はさぞかし大変なことだと思います。今後の余震も心配なところです。お互い気をつけましょう。
Nikon NAV-17mmは頑張って買ってください。決して後悔はしないはずです。