おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

これが土星と木星の超接近?

2020-12-21 18:17:12 | ブログ


今日撮った土星と木星の画像がこれです。何を撮っているのか全く分かりません。西の地平線低いのは分かっていましたが、ここまで酷いとは想像できませんでした。眼視で見ても土星の姿らしくないので面白味に欠けます。土星がこんな状態なので木星は丸だけ三角だか四角だか分かりません。これならかえって日中高度の高い位置で撮った方がまだいいかもしれません。せっかくの「木星と土星が397年ぶりの「超大接近」」の感動が薄れてしまいます。この接近もあくまで地球から見た両惑星の位置が見かけ上近づいて見えるだけの事なので、実際に接近している訳ではありません。



ついでに月面を撮りましたが、月面も気流が安定していないのでワンショットのお気軽撮影では今ひとつです。しかし昔のフィルム時代から考えると撮った瞬間に画像を見れるのは凄い事です。昔なら撮影して現像に出して仕上がってきて初めて結果が分かるので、それに3日以上かかっていました。自分で現像ができる方はその日のうちに見られたかもしれませんが、そういった人たちは極一部でした。しかしそれはそれで後に感動が大きかったので、今の時代だとその感動が薄れつつあります。



この機材を軽トラックに積み込んで近くの農道まで行って撮影をしましたが、近いので1時間もやれば満足です。うちの近所には天体観測などする人は誰もいないので、夜はほとんど貸切状態です。ただ気になるのは「松原湖スケートセンター」の夜間照明です。ナイター照明が午後9時過ぎまで煌々と点灯しているので、その時間帯は星の撮影などはできません。それが無ければ素晴らしい環境です。とは言ってもスケートセンターの営業期間は短くて来年2月中旬くらいまでしかやっていないので、3ヶ月ほど辛抱すればまた”ダークナイト”が戻ってきます。

ところで明後日23日と24日は発送業務ができません。これからご注文される方はご留意ください。

世紀の瞬間をモノにするために. . .土星と木星のランデブー

2020-12-21 15:59:40 | ブログ


ここ最近の話題は「土星、木星の最接近」ですが、今日l明日が最も接近するという事で400年ぶりの現象をこの機材で捉えようと準備しております。SX2赤道儀とVMC200L鏡筒、それに大型カーボン三脚のベストな組み合わせです。時間的には午後5時を過ぎてから6時くらいまでが勝負なので、それを過ぎると八ヶ岳へ沈んでしまいます。その前に何とかTwo Big Planetのツーショットを撮りたいと思っています。



使用するのは、迷わずこの「お気軽撮影ズームアイピースセット」とCanon PoweShot G9Xのコンデジとの組み合わせです。CCDカメラで撮る方も多いと思いますが、露出が違い過ぎるので別々に撮影して後から合成して作り上げるしかないでしょう。しかし、このお気軽撮影セットならワンショットで簡単に世紀の瞬間を捉えられるので誰でも簡単に撮影できます。もっと早くブログでご紹介しておくべきでした。

昨日もご来店のお客様から「土星と木星を撮りたい」がどうやって撮れば良いかと相談を受けましたが、持っている機材は十分なのですが、一眼レフで撮りたいそうで、それに必要な部品が色々とあって、それを突然入手して使いこなすのは至難の技だと説明をしました。しかし最も手っ取り早いのはスマホをマイピースに押し付けて撮るのが簡単そうですが、これも以外に難しいですし、光軸を合わせる事自体が困難なので、それを人様の望遠鏡でやるというのはもっと大変です。

既にネットでも画像が上がっていますが、輝度差があるので土星に合わせると木星がオーバーになってしまいます。しかしたとえワンショットでも世紀の瞬間に立ち会えて一枚の写真を撮れるのは素晴らしい事です。機材が無い方は公共の天文施設などへ出かけてその瞬間を目撃してください。多分そういうところはスマホでの撮影は許されないと思います。