おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

NZから戻ってきましたが・・・

2011-03-17 19:50:34 | ニュージーランド

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昨日、無事にニュージーランドより戻ってきました。帰国して、まず驚いたのは地震被害のその大きさです。後泊で宿泊した成田ビューホテルが客室の大多数が地震の影響で使用できない状態で、レストランも全てクローズされていました。フロントで聞いたところ、震度6だったそうです。これにまず驚きました。翌日マイカーで成田から長野へ戻ってくる途中、ガソリンスタンドが何処も長蛇の列で、今回の地震が首都圏までも巻き込む大変な事態となっていることに、さらに驚いた次第です。


とにかく帰国してからはテレビ等に釘付けです。NZで聞いていた現状とはあまりにかけ離れた今回の大震災、津波、そして原発災害です。NZのテレビや新聞では「ニュークリア・プラント・クライシス」として相当騒がれており、多くのメディアがその深刻な状況を逐一放送していました。


海外の知人や友人から心配するメールが届いています。今や世界の話題の中心にあるのが今回の大地震災害です。日本が今後どうやって原発災害を解決し、復興へと進んでいくのか世界の関心事のようです。先日心配していた原発近くに住んでいる知人は無事であることを今日確認しました。とりあえず安心しましたが・・・、自宅に戻れる日が来るのかは原発がどうなるかにかかっているでしょう。


テレビを見て多くの人が考えているのは、メディアが撮影して映している地域は、まだ良いほうの地域であるということでしょう。実際には道路が寸断されたり孤立して空からしか救援ができない地域が数多くあるはずですが、そこへは物資などは行っていない可能性が高いと考えています。私もできるなら登山などの経験を生かし、そういった場所へ少しでも物資を運びたいところですが・・・、いかんせん、ガソリンがありません。そこまでは行けるかもしれませんが、行ったら最後、戻れる保障はありません。それこそそのまま一緒に被災者共々1ヶ月以上生活をするつもりの覚悟で行かないと逆に迷惑となるだけでしょう。私も大地震の被災者であったので、どれだけ大変なことかは少しでも理解できるつもりです。しかし、今回の災害はトリプル災害です。過去に経験したことが無い、世界でも極めて珍しい大災害です。


とにかく今は、少しでも早く被災者の方々を救援、救出してくれることを願うのみです。また多くの亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。家族を突然奪われた方々の心中は他人には計り知れないほどの痛みでしょう。


本来なら今回のNZ遠征のことを書くつもりでしたが・・・、世間が災害一色になっている状況では正直書きにくいので、また復興へ向けて動き出して落ち着いてきたら詳しく書きたいと思います。

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