同じく、コロナドSM40Hα太陽フィルターをFS-60に装着するためのアダプターを製作しました。見栄えを良くするために鏡筒外径とほぼ同じに製作したのでリング自体がかなり薄くなってネジ切りが大変でした。そのかわり見た目も良く、一見すると純正品にも見えます。他の鏡筒でもそうですが、基本的にはフードは外して装着するタイプです。ただしBORG77EDはフードを外さなくてもも取り付けはできます。
FS-60は焦点距離が355mmしかありませんので、BF上に映る太陽像はわずか3mmほどで小さいものです。その分BFエリアにかなり余裕があります。せっかくなのでエクステンダーC2Xを装着して700mm相当まで伸ばして使うのがいいでしょう。それでもBF10の上限焦点距離まで200mm余裕がありますので問題ありません。画像でも分かるようにかなりコンパクトです。C2Xを装着してもほとんど長さが変わりません。
今日初めてFS-60で太陽を観測してみましたが、BORG77EDと同程度の素晴らしい見え方です。太陽が小さいのでちょっと物足りませんが、エクステンダーを取り付けるか、アイピースで拡大することで十分見ごたえある太陽像が見れます。
ここしばらくHαフィルターのアダプター加工ばかりでしたが、これで一旦終了です。明日以降からはまた新たな怪しいアイテムを製作していきます。
当方では、ソーラーマックスなどのHαフィルターの取り付け加工では鏡筒本体を送ってもらい、アダプター製作完了後に実観測によるチェックを必ず行っています。これは、単にアダプターのチェックだけでなく、当方が同時にお譲りしたソーラーマックスフィルターの検品も兼ねているものです。