音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

過ぎたる時代

2020-03-23 10:29:23 | 民族楽器
先週末も自粛ムードの中、ほとんど家で過ごしていました。一人ではないので、勝手に大きな音を立てるわけにもゆかず、仕方ないので楽器の作りや修理をしていました。普段は時間があると、ついつい弾いて楽しんでしまうので、やろうと思いながらなかなかできませんでした。作りかけの尺八の指孔を開けようと思いましたが、どこに開けるかわからなくなったので、ネットで検索すると詳しく知ることができました。昔は、人に直接教えてもらうか、本を探してくるとかしないと分かりませんでしたが、便利な世の中になったものです。私が初めて、中国の二胡を買ったのは今から45年くらい前でしたが、それを売っている人も弾き方を知りませんでした。もちろん、本なども手に入らず、かなり長い間弾き方が分かりませんでした。インターネットができてから、世の中はまったく変わってしまったように思います。それが良いか悪いかは別にして、本当に革命的なことだと思います。昔は、力のない者は情報を得ることができなかったのが、ほぼ誰でも情報を手に入れることができるようになりました。もちろん今でも、経済格差によってその情報がまったく平等という訳ではありませんが、大部分の情報は容易に手に入れることができるようになりました。今は、その情報をどう使うかの方が重要になってきているようです。というか、情報に振り回されるようになったように思います。トイレットペーパーがなくなるとか、どこでコロナウイルス患者が出たなどで大騒ぎするようになっています。過ぎたるは猶及ばざるが如しと言いますが、今は過ぎたる時代になっているように思います。
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