音楽人

民族楽器の収集、演奏を趣味に生きているおやじのはなし

浪曲の発表会に行って来ました。

2012-03-26 10:57:55 | 民族楽器
先日は、講談の発表会に行って来ました。テレビで時々するのは、ほとんどが関東の講談でパンパンと扇でリズムを取るような感じで、歯切れがよいものなのですが、関西の講談は勢いで語るというよりはじっくりと語る感じで、所々に笑いが入るという。感じとしては面白くない落語と言えなくもありませんが、うまい人がよいネタをすれば面白いのだろうなと思いました。しかし、今のご時世では中々しんどい芸なのかも知れません。そして、昨日は浪曲の発表会に行って来ました。これは、すごく面白かったです。浪曲は一人で演ずるオペラと言ったりするようですが(本当は三味線と二人ですが)、ほんとにそんな感じでした。芝居あり、語りあり、唄あり、涙ありで飽きませんでした。なぜこんな面白いものが、廃れてしまったのかとも思いますが、聴いていてよいとは思うのでしょうが、中々やってみようとまでは思わないのかも知れません。かなり難しそうに思われました。現代の若い日本人は節を余りうまく回せません。そういう音楽になじみがなくなってしまっているので難しく感じるのでしょう。非常に自由度が高く、即興性に富んでいて、現代の感覚にもマッチするように思いました。世界に誇る芸のように思いましたが、中々聴く機会がなく、どこでやっているのかも余り知られていません。Ⅰ部が3時間くらいあって、Ⅱ部は宴会とカラオケ大会となりました。カラオケはうるさくて中々話ができなかったのですが、こんな会に来るだけあって、みなさんカラオケの方はとてもお上手でした。とにかく、行ってよかった、楽しかったというところでした。
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