Kou Farm

畑の話と日々の雑談

雪に思う

2016-12-09 22:25:33 | 日々の事
先日の雪
高萩では小雪 中雪 大雪 でした
海に近い平野部(と言っても猫の額だが)は降るには降ったが積もるほどではなく
少し山に入った辺りは 薄っすら雪化粧
山間部の標高400mぐらいからは15cm以上積もって 除雪車がでた模様
同じ市内でも 標高差に加えて 海風の影響で様々な表情を見せてくれます
500mほどの山にいた僕は 降り積もる雪に ホントに遭難するんじゃないかと思いましたが
前日に履き替えたスタッドレスタイヤのおかげで無事下山
街に帰ってみれば 雪のかけらも無く 山中での大雪が まるで夢でもみていた様でした


今回 つくずく不思議に思いましたのは山間部の集落です
住人が減り続けてはいますが まだ そこに住み生活をしている人達がいます
今でこそ道路は舗装され広くなりましたが 一昔前はすれ違うのがやっとなうえ
険峻な山道では不便でしょうがなかったでしょう
その上 雪が積もれば 閉じ込められて 正に陸の孤島
どうして そんな所に何百年 あるいは数千年 人が住み続けてきたのだろう?

山間をぶらぶらしてると山肌から浸みだしてくる水をよく見かけます
そして 先日の雪
・・もしかして

以下 僕の想像

大昔 人力だけで田や畑を耕せる面積はしれたもので それなりの広さがあれば十分
それよりもまず水である
冬に積もった雪が山に充分な水分を与え 春には山裾から染み出る幾筋もの細流
山間部の自然の傾斜を利用すれば田畑に容易く その水を引き込める
しかも 目の前の山には肥料になる落葉が文字通り山の様にある
(弥生時代の稲作は無肥料と言われるが 僕は疑っている)
労力の小さかった初期農業では山間部の方が利便性に富んでいたのではなかろうか
また 面積当たり収量も現代よりずっと少なかったと思われ 米以外の食料を得るにも山は都合が良い

そして そこに強烈なインパクトを与えたものがある

『鉄』

である

続く・・


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