その昔、というか、大昔、
田舎のいやらしさは、クモの巣のようで、
おせっかいのベタベタ 息が詰まりそう、
岡林信康さんは、「俺らいちぬけた」の中で、
歌っておりました。
ところが町に行けば、これまた、
町は、味気のないコンクリートだらけの、
ニヒリズムの無人島で、
またしても、「俺らいちぬけた」くなる、
そう、岡林さんは、歌っていたのでした。
そのころの、アルバムの名前ですが、
まさに「わたしを断罪せよ」の状況でございます。
世の中、あの時代から、ある意味では、
そんなには、変わっていないですね。
大好きな岡林さんは、核心を突いていたのです。
ただ、もしかしたら、
どちらかと言えば、もしかしなくても、
人間は自意識過剰、なのだとは、思います。
私は、いちぬけて眠っています。