ハンセン病に苦しめられた詩人桜井哲夫さん、ハンセン病に感謝しているという
一昨日の「読書ルーム」で読んだのは、写真・文 権徹『てっちゃん ハンセン病に感謝した詩人』。草津にある国立ハンセン病療養所栗生楽泉園で暮らす「てっちゃん」こと詩人桜井哲夫の本名は、長峰利造。
「父は癩園への旅立ちの朝、顔を歪めて父は言った。たとえ口を割かれるともこのことだけは決して言うな」(桜井哲夫 詩「破戒」より)。それでも、てっちゃんは「ハンセン病に感謝している」という。切なくて、涙が流れた。
「現実をあるがままに受け入れて、前向きに生きよう」、背中を押された。
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