朝ドラ「半分、青い。」に毎朝泣かされている、北川悦吏子の脚本がいい
NHK朝ドラ「半分、青い。」に、このところ毎朝泣かされている。
最初は、今回の朝ドラはパスの予定だった。その前に再放送されている「マッサン」は苦手なのでパスを決めていて、「半分、青い。」も見なかったら、朝の時間がずいぶんと余裕ができる。そんな思いだった。
それでも、とりあえずは番組だけはつけていた。そして、何気なく見ていたのだが、このところ毎朝泣かされている。
昨日主人公の鈴愛(すずめ)が病気で左耳の聴覚を失う不幸に見舞われて、慰めてくれたお友達にお母さんが嫌みを言い、「私っていやな女」と自己懺悔するお母さんに、ご主人が言った言葉が優しい。
「嫌な人間になる時も、ダメな人間になる時もあっていいんじゃない。俺だっていつもそんないい人だったら、息が詰まるわ。」。
一昨日の放送もステキだった。左耳が聞こえなくなることが分かっても,両親の前では泣かなかった鈴愛。
同じ日に生まれた律の横で大泣き。「泣く時が、見つけられんかった。私が泣いたら家族がみんな泣く、私が泣いたら『つくし食堂』が『泣き虫食堂』になってしまう。泣き虫のお母ちゃんは、鈴愛が泣いたら、余計泣くに決まっている」
やはり,本がしっかりしているドラマは見応えがある。脚本家・北川悦吏子さんの筆に期待して、今後も見続けることとした。