「7月失業率は最悪5.7%、完全失業者数は359万人」なんとかならないか
今朝の新聞各紙には、総務省が28日発表した労働力調査(速報)が掲載されている。見出しは、「7月失業率、最悪5.7%」とある。
さて、労働省の発表によると、「7月の完全失業率(季節調整値)は前月より0.3ポイント悪化し5.7%となり、03年4月などの5.5%を超えて過去最悪となった。完全失業者数は前年同月比103万人増の359万人だった」とある。
また、厚生労働省が同日発表した7月の有効求人倍率(同)は、「前月より0.01ポイント低下して0.42倍と過去最低を更新した」そうだ。
この深刻な雇用情勢に、心が重くなった。かくいう私も恋活中であると共に、就活中の身であるのだが、若い人たちを始めとして「働く意志と能力があるのに、働く場がない」という実態に、いつもながら怒りが湧いてくる。
この労働情勢の悪化の深刻さは、「家計の担い手が多い40歳前後の中堅層で失業率が高まっている」、「失業率は、年内には6%に達する」などの報道を読むと、さらに心が暗くなる。
新政権が、この失業率の高さと自殺の多さの課題に、緊急かつ的確な対応を心より望むものだ。