スポーツつれづれ観戦日記
野球、アメリカンフットボール、サッカー・・・・・実際に見て感動したことを中心に綴ってゆきます。
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 ティム・ブラウンに会ったことはない。アメリカンボウル’91でレイダースが来日したときに、一緒に来ているようだが、残念ながら見に行く機会がなかった。

 NFLのゲームを最初に見た記憶は?確か大学4回生の冬、一緒にバイトをしていた先輩と、安い食堂でメシを食いながら、第22回スーパーボウルを見た。ダグ・ウィリアムスが史上初めて、黒人QBとしてスーパーを制して話題になったときだ。
 その試合がきっと、初めて見たNFLの試合だ。

 これが存外に面白かったことで、翌年のレギュラーシーズンのテレビ中継を見たのだ。
 そしてその試合で見たプレーが、その後の僕の人生に大きく影響する。

 ロサンゼルス・レイダースの相手は、今思えばサンディエゴ・チャージャーズ。
 サンディエゴのキックオフ。
 リターナーがボールをキャッチし、はじかれたように走り出す。カバーに来た選手たちと瞬時にすれ違い、かわす。そのまま、エンドゾーンを駆け抜けた。

 これが、ティム・ブラウンのNFLデビュー戦であった。
 ノートルダムでハイズマンを取ったゴールデン・ルーキーが、そのデビュー戦で鮮やかに決めたキックオフリターン・タッチダウン。
 そのすばらしさに、NFL初心者の僕は「これから、このチームとこの選手を応援しよう!」と決めてしまったのだった。そして十数年経過し、今に至る。


 昨年の夏、サンフランシスコに旅した。
 お目当てはボンズジョンソンだったのだが、季節はずれながらフットボールグッズもいろいろと探し漁った。ピア39のNFLショップには、49ersグッズに負けない品揃えで、レイダースグッズも置いてあった。しかし結局、ユニオンスクエアの近くにあったスポーツジャージショップで購入したのが、冒頭の写真にあるアウェージャージの#81である。
 黒よりも銀の方が涼しげで、気に入ったからだ。

 その1ヶ月後、彼がチームを解雇され、タンパベイ・バッカニアーズに移籍するなど、夢にも思っておらず…。


 39歳という年齢で、ハードなプレイを続けるのは難しい。彼の場合、WR(ワイドレシーバー)だけでなく、「最も勇敢なポジション」であるKR(キックオフ・リターナー)を兼任していた。瞬間的な判断力、身のさばきなどは、さすがに衰えてきたのだろう。昨年・一昨年のシーズンは、ずいぶんキャッチミスが多く、見ていてつらかった記憶がある。

 長い間、お疲れさま!
 今後は解説者?将来はノートルダムのコーチ?
 いつかお目にかかるのが僕の夢。
 そのためにも、英語をしっかり勉強しないとね。

 SI.com - NFL - Tim Brown to sign deal to retire with Raiders


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