田尾監督

　帰宅後、スカパーにて楽天戦の８回・９回を観戦。

　１点ビハインドの８回裏、先頭の藤井がヒットで出塁。しかし、代走の平石が牽制死。
　塁審に懸命にアピールしていたが、リプレイを見ても完全なアウト。
　直後に楽天ベンチが映る。やりきれない表情で、ゆっくりとしたモーションで天を仰ぐ田尾監督。
　この後、四球とヒットで１・２塁のチャンスだっただけに、あの牽制アウトがもしなかったら…と悔やまれるぅ。

　最終回の裏。１死から川口がヒットで出たものの、後続が打ち取られてゲームセット。
　直後にまた、楽天ベンチが映った。ベンチに深く座り込み、首をすくめ、襟を立てて顔が半分隠れるような田尾監督。

　これで楽天は１０連敗となった。勝率は２割を割ってしまった。
　弱いながらも、元気に、観客を楽しませてくれる野球をやってくれればよいのだが、今のチームはそんなムードにはないようだ。ほとほと困り果てた…といった感じの、監督の表情、しぐさ。

　逆転ツーランを放った北川がヒーローインタビューを受けていたのだが、何か居心地悪そうな感じだった。ふつうなら、「勝ちました！活躍できてうれしいです！」という雰囲気のはずなのだが、何だか「楽天の皆さん、勝ってすみませんでした…」というような、すまなそうな、硬い笑顔に見えた。
　オリックスも負けが込んでいるし、余裕などないので、私が先入観を持って見ているだけだろうが。

　まあ、ともかく！終わった試合を悔やんでも仕方ない！
　がんばれイーグルス！去年の球界再編騒動で球団数削減に反対したファンの多くは、きっと、そんな想いでイーグルスの戦いを見守っているに違いない。
　田尾さん、元気を出してください。
　近いうち、きっと仙台に応援に行きますから。

　楽天　５－６　オリックス