お天気にも恵まれて11月22日、23日の今年の秋の家族旅行は、彦根城・玄宮園のライトアップを目的に琵琶湖周辺のもみじ見物でした。前日に高速バスで徳島に行き、翌日息子たちと出発しました。
1番目は、臨済宗永源寺派大本山・永源寺です。駐車場から旦度橋を渡って永源寺に向かいます。周りの山も綺麗です。
総門を入ると立派な山門があります。
黄色のもみじが多いかな?
赤いもみじは一段と目を引きます。
鐘楼と、国内屈指の葦(よし)葺き大屋根の方丈(本堂)。
2番目は、聖徳太子によって創建された、侘び・さびのかくれ里、石の寺・教林坊です。
門を抜けて、竹林を抜けて、書院に着き、まず庭を回ります。
小堀遠州庭園、普陀落の庭の緑が紅葉と対象的です。
一面千両の赤い実が目を引きます。
3番目は、石馬寺。駐車場らしき場所もなく、人も訪れないひなびたお寺です。
石段を登れど,登れど・・・・・
鳥居にたどり着くまで、313段。この険しさに訪れる人もありません。
貸切のもみじでお参り出来、紅葉を楽しみました。京都ではこうはいきませんね。
今日のお昼最後は安土城祉。4寺頃着くと駐車場はもう終わりで、車を移動させながらの見物になりました。
信長の館。
彦根城・玄宮園には17時過ぎにつきましたが、入れ替えで18時からしか入園できないので、本日の宿XV琵琶湖にチエックインします。
途中から予定外の小雨になり、ホテルで傘を借りてライトアップの玄宮園に行きます。
雨で足元が悪く、ライトも薄暗くて 細い道は歩くのがたいへんでしたが、雨の中ヒコニャンがお出迎えです。
見物客も少なかったので記念撮影ができました。
彦根城も雨にかすんでいます。ライトアップの明かりが弱くて、なかなか綺麗な写真が写せません。
夕食は南欧料理でグリッシーニ。
帆立貝柱と白身魚のムースにポリチーニ茸のソース。
金目鯛の蒸し焼きにトマトとチーズのスープ仕立て。
桜海老と烏賊にほうれん草のトマトマリネソースパスタ、又は
イベリコ豚肩ロース肉のコンフィニーにほうれん草と茸のリゾット。
牛フィレ肉のソテーに薄バラ肉の煮込みとじゃが芋のピューレをそえてソースアルベール。
琵琶湖での甘い思い出にデザートはお好きなダケ。コーヒー又は紅茶。
ホテル内はクリスマスモードで、10階から下を見ても綺麗に飾られています。
23日の1番目は浄土宗本山・蓮華寺です。聖徳太子ゆかりの寺、南北朝古戦場の跡、番場の忠太郎地蔵尊が知られています 。
山門(勅使門)を外からと、中から。
銅鐘。
本堂。中央の青いのが寺号額。
当山は1400年昔聖徳太子が創建せられ法隆寺と称していたが、建治2年(1276)落雷により焼失した。
蓮華寺から12キロほど走って清滝寺・徳源院に。無料Pに見事なもみじ。
外周りの紅葉も綺麗です。
三重の塔が紅葉に映えます。京都に比べ人も少なくてのんびりと散策。
38キロ走り鶏足寺(旧飯福寺)に。昨日,今日の旅行で一番多い人です。
己高閣・世代閣から,買い物をしたり、お団子を食べたり、生ジュースを飲んだりしながら、ハーブ畑や、湿地、茶畑を抜けて鶏足寺に向かいます。
お茶の花を始めてみました。
人が多いはず、見事な紅葉です。しかもP、拝観も無料です。
あと少しで本殿です。
84キロ走り、妓王寺に。
妓王寺は清盛に水路(今の祇王井川)を彫ってもらい、水不足で苦しむ村人を救った偉大な女性「妓王」らに感謝して建立された寺です。
左に妓王と妓女姉妹、右に母の刀自と仏御前が祭られています。
詳しい話を聞き、ビデオまで見せて貰い、白拍子・妓王の姿が目に見えるような気がしました。
この旅行の最後の土安神社と、妓王井川に行きます。
土安(てやす)神社は祇王井川開拓の神,童子命と、開拓工事奉行の瀬尾兼康命がお祭りされています。
滋賀の野州で生まれた妓王は京都で白拍子になり清盛に寵愛を受け、村人が水不足で苦しんでいるのを知ると、清盛に願い出て野州川から琵琶湖までの延長約12キロの水路を引いてもらい、田畑を潤わせて村人を救いました。これが祇王井川です。
近くの野州駅まで送ってもらい、京都から新幹線で帰岡しました。
紅葉も見ごろで、人も少なく、暖かく、歴史の勉強も出来た、楽しい家族旅行でした。