めざせ中医学的健康生活

日本人中医師による美容と健康に役立つ情報。「未病を防ぐ」をモットーに心と体の健康を保ち、毎日楽しく暮らせますように♪

紫のタマネギ

2011-07-06 | 中国的
留学中初めて買い物へ言った時の事。

たまたま時期がそうだったのかもしれませんが、どのお店も紫のタマネギしか置いてなくて、サラダの中に入っているのしか見たことがなかった私ですが、「ま、似たようなものだから問題はないだろう」

と買って帰り、肉じゃが風のものを作った覚えがあります。

それ以降は無事に黄色いタマネギも買え、そういえばそれ以降は紫のタマネギを買うことはありませんでした。



先日久しぶりに見かけ、留学中のことを思い出し懐かしくなって買ってみました。

半分は生のままピクルスにしてきれいなピンク色になってもらい、もう半分は炒めてみました。

加熱して徐々に色が悪くなっていく様子を見て、「そうだ、食欲を減退させる色になるんだった!」と、ようやく思い出したのです。

留学中どうして紫のタマネギを買わなかったのかを。



私は生で葱類を食べると胃の調子が悪くなるので生食はしないのです。

今回のピクルスも私は食べないのですが、きれいなピンク色なのでお弁当にもいいかな?と思って…

冷蔵庫を開けるたびに目に入るのも気分が楽しくなりそうです♪



近日中にこれでポテトサラダを作ろうと思っています。

洋風の散らし寿司にしてもきれいですね。

台所実験体の血が騒ぎます~
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楊梅

2011-07-04 | 薬膳&食療(果物)

中医の大学では、生理学や生化学等の基礎はもちろん、薬理学(西洋の)にラテン語(中国語でラテン語の勉強を!)、西洋医(内科、外科、診断学等)の授業はあるし、臨床実習は大学病院なので,“中西医結合”と言うことで中医と西洋医の双方の内容が必要になります。

中医内科でも西医内科や診断学、そして小児科でも耳にして、そのたびに「どんな果物だろう…」と気になっていたのが「楊梅」。

高熱が出るある病気の時に舌が真っ赤になり突起が目立つので「楊梅舌」と言うらしいのです。

そのうち見かけるだろうと思っていましたが、初めて見たときにはそれが楊梅だとは気づきませんでした。

初めて知ったのは、留学中の同居人であるヨッシーが買ってきた時。


私   「それ何?」

ヨッシー「楊梅よ」

私   「えー!それって楊梅舌の楊梅?」

ヨッシー「あはは… そうそう、楊梅舌の楊梅だわね」


ようやく疑問が解決して喜ぶと同時に、「こんな風になるの?」と驚きもしました。




日本では見たことがなかったので存在しないと思っていたのですが、つい先日近所の公園で見かけました。

あれ?

あれってもしかして…

赤い実がたくさんついています。

すっぱいから鳥も食べないのでしょうか?とにかくたくさんあります。

大黒柱サンに言うと、「ヤマモモ?懐かしい~!取りに行こう!!」と早朝出かけていきました。



彼が以前食べたのはもっと大きくて甘い品種だったようで、小ささとそのすっぱさに驚いていましたが、私が中国で見たのはまさにこれでした。すっぱさも同じ。

この公園、みかんの実がなっていたり、生薬の実がなっていたりとなかなか面白い植生です。



ヤマモモは渇きを止め五臓を調和する働きがあるようです。


甘くて大きいヤマモモ、食べてみたいなぁ



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出遅れました

2011-07-01 | 産・婦人科ゴト
今年は梅干を作ってみよう!

と思い、「どこの梅にしようか? パルシステム?それとも地元のエコファーマー?」

色々と比較して結局地元の梅でつくろうと決めたのですが、雨や用事で買い物にいけず、先日ようやく行けたと思ったら、

「もう終わりですね」

と言われてしまいました。


ショック!



ですが、落ち込みながらもどんな野菜があるか?と見ていたら、赤紫蘇を発見!

赤紫蘇だけでも買っておこうと、束で買いました。

葉をちぎりとって塩もみにして冷蔵庫に入れて、残った立派な茎を眺めて迷うこと数分。

「よし!」

捨てずに生薬にすることにしました。



干して乾燥させれば出来上がり。蘇梗です。

一般的にはあまり使われませんが、婦人科には欠かせません。

気のめぐりを穏やかに良くし、胎児安泰の効果もあるのです。

単品では美味しいとは感じないかもしれませんが、ハーブティーとして飲むと飲みやすいかな?



まずは自分で飲んでみて、美味しかったら妊婦さんにも勧めてみようと思います。

コメント (2)
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