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「すでに起こったことは、明らかに可能なことがらである」
在台日本語教師の東アジア時事論評あるいはカサンドラの眼差し

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台湾の空気、「在地」文化の時代─2009年を予測するために─

2009年01月29日 | メディアから見る台湾社会
1.台湾の今後─親中国派の動き─
 昨年の馬英九政権成立以後、いろいろな予兆が生まれ、台湾がどう進むのかは未だに霧の中だ。私は基本的には、国民党政権内部も二つに割れていると見た方がよいと思っている。一つは台北県長周錫瑋に代表されるような外省人系の統一派である。昨年6月の尖閣諸島での台湾漁船沈沒事件で「対日開戦」を叫んだのはこうした人物の支持者であろう。
 「尖閣に軍艦を!」と叫んだ台北県知事―すべて中国の思惑通りだ
 現国民党政権にはこうした中国政権に親近感を持つ親中国大陸派が多数存在することは間違いない。
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与党高官、中台統一の可能性認める―台湾
2008年11月16日、国民党中央党部の呉敦義(ウー・ドゥンイー)秘書長は香港紙・文匯報の取材に応え、中台の経済協力は時代の流れであり逆らうことはできないと発言、さらには今後の統一にも可能性を認めるなど中台の友好関係を強調した。環球時報が伝えた。
呉秘書長は、陳水扁(チェン・シュイビエン)前政権の8年間で、台湾の経済的地位はアジアの四小龍(韓国、香港、台湾、シンガポール)の首位から最下位にまで転落してしまったと指摘した。台湾経済の復活には急速な成長を遂げる大陸を無視することはできないと発言、「バカ」じゃなかいかぎり時代の流れに逆らおうとしないはずだ、と過激な言葉で野党・民進党を切って捨てた。
中台統一の可能性について呉秘書長は、時間をかけて中台の状況が一致すれば統一に問題はないと回答、最も重要なことは市民の幸福と中台の平和であると強調した。(翻訳・編集/KT)
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 こうした親中国大陸派はこの半年、台湾メディアを利用して陳水編前総統の汚職関連ニュースばかりをながすように世論操作をおこなってきた。最近は、陳総統の息子夫婦のニュースばかりを流している。
 陳致中夫妻 將搬到高雄自力更生
 陳総統時代もあったことだが国民党政権になればなったで、どの局も同じニュースを毎日流すようになった。台湾メディアのリテラシーはいまだに低く、容易に権力に阿ってしまう。
 しかし、民主化した台湾市民はもうこうした情報操作だけでは動かせなくなっている。最近の話題は何と言っても世界同時恐慌の影響を受けた、台湾での失業問題である。
 景氣寒冬/失業率5.03% 黃偉哲:若不改善換內閣失業!
 こうした状况下で、馬政権の支持率は芳しくなく、最近は調査結果を発表できなくなったようで、馬英九総統は、ときどき人気取りに街に出る以外テレビにもほとんど登場しなくなった。ネットでは最近、替わりに、中国の意向を受けたと思われる麻生内閣支持率低下のニュースばかりを流している。
 民調:日本首相麻生太郎支持率持續下滑
 私は、ナチスドイツによる「オーストリア併合」のシナリオを、台湾に当てはめているのは、こうした親中国大陸派の策動は今後も続くと見ているためだ。

2.「オーストリア併合」に抵抗する動き
 中国大陸の野望は明かである。昨年は、東南アジアに大規模な文化工作を展開した。
 东南亚风情夜》:一曲"山水之恋" 无尽东盟风情

 もちろん、台湾へも併合の魔手が伸びている。しかし、中国大陸の要人が台湾に来たとき、馬政権を脅かすレベルに大衆の反発が発展しそうな勢いで、抵抗する台湾人の姿が目立った。
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 馬総統、中国要人と初会談 台湾独立派が抵抗、60人超負傷
2008年11月7日(金)08:05
 【台北=長谷川周人】台湾の馬英九総統は6日、中国の対台湾民間窓口機関・海峡両岸関係協会の陳雲林会長と台北市内で会談を行った。台湾総統が会談した中国要人としては過去最高位。陳会長は7日に帰国予定だが、今回の訪台で「三通(直接の通商、通信、通航)」も実質解禁され、敵対関係にある両岸の距離は一気に縮まった。しかし、急速な馬政権の対中傾斜に示す独立派住民の抵抗は激しく、陳会長は相次ぐ予定変更を強いられるなど、台湾社会に「反中感情」を噴出させる結果にもなった。
 馬総統は陳会長との歴史的な会談で、チャーター直行便の増発や海運直航便の解禁など、4日の中台民間トップ会談で得られた成果を強調。中国に謝意を表明し、対話レベルの格上げなど両岸関係の一段の緊密化を呼びかけた。
 台湾当局は10月末、今月下旬にペルーで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)に、与党・中国国民党の連戦名誉主席が出席すると発表。副総統経験者の連氏の参加は格付けでは「過去最高位」となるが、中国は容認する姿勢をみせ、台湾が求める「国際空間の拡大」に一定の理解を示す格好となっている。
 パンダの寄贈問題でも、中台は今回、「希少動物の交換」という方式をとり、年内にも受け渡しが実現しそうだ。
 今回の中台対話の合意事項をみても、閉塞(へいそく)感が漂う台湾の経済界にとっては、巨大市場を抱える中国経済との連携強化が持つ意味は大きく、歓迎している。
 しかし、「自立路線」が根付いた台湾社会が抱く、馬政権の急速な対中接近への不満は増大するばかりだ。
 陳会長の3日の訪台から加熱していた抗議活動は5日夜、会長が立ち寄ったホテルを群衆が包囲し、約8時間にわたり会長をホテルに閉じ込める事態に発展。総統府は大規模デモを避けるため、6日の馬総統との会見時間を急遽(きゅうきょ)繰り上げ、予定された中国側の記者会見もキャンセルされるという異例の措置がとられた。
馬総統はこの日、「デモは人民の権利だが、平和的、合法的でなければ、民主国家とはいえない」との緊急声明を発表したが、陳会長のホテルに向かう群衆と警官隊との衝突が繰り返され、60人以上が負傷した。住民が示した反中、反政権感情は、今後の政局にも大きく影響しそうだ。
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 こうした動きはメディア操作が徹底しておこなわれていた昨年11月に起きており、国民党親中国派は、「大衆を操作しきれない」という危機感をもったと想定される。現在、議会でも地方政府でも国民党は圧倒的多数を占めているが、その状况下でも必ずしも望ましくない、つまり戒嚴令時代のように簡単に国民を操作できる状況でないことは国民党の指導部にも伝わったのかもしれない。こうしたグループはいわば、自分の以前からの既得権益を守るだけが目標のいわば守旧派である。
 台湾の国民党守旧派が手放しで喜べない状況がもう一つある。それは、馬政権の対大陸政策がアメリカからの警戒感を呼んでいるという点である。
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 台湾総統府の中国スパイ逮捕は「事実無根」―中国国台弁
1月22日12時33分配信 Record China
21日、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の楊毅(ヤン・イー)報道官は記者会見で、台湾総統府の職員が中国に機密情報を漏らしたとして逮捕された件について「全くの事実無根」と否定した。
2009年1月21日、中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の楊毅(ヤン・イー)報道官は記者会見で、台湾総統府の職員が中国に機密情報を漏らしたとして逮捕された件について「全くの事実無根」と否定した。英BBC放送の中国語版が伝えた。
台湾の検察当局は15日、台湾総統府参事室専門委員の王仁炳(ワン・レンビン)と元立法委員助手の陳品仁(チェン・ピンレン)両容疑者を総統府の機密情報を中国に漏らしたとして逮捕した。検察によると、王容疑者は昨年5月20日の馬政権への交代を前にした3月~4月、引き継ぎ文書などの機密資料をコピーして陳容疑者に渡し、陳容疑者から中国の軍関係者に渡った。総統府の職員がスパイ容疑で逮捕されたのは初めて。
馬政権発足以来、長年の懸案だった「三通」(中台間の直接の通商、通航、通信)が実現するなど中台間は着実な関係改善を続けてきたが、今回のスパイ逮捕劇がせっかくの友好ムードに少なからず影響する可能性もある。一方、中国も昨年11月、台湾に軍事関係や指導部の健康状態に関する機密資料を漏らした罪で逮捕されていた沃維漢氏の死刑を執行している。(翻訳・編集/NN)
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 共諜洩府密 王陳2人羈押禁見
台北地檢署根據國安局掌握的情資,查出總統府專委王仁炳涉嫌在97年3、4月政權交接之際,將馬、蕭宣誓就職、籌備事宜等相關文件,影印交付立委助理陳品仁,陳品仁再傳真給中國情報部門,犯罪時間從扁政府執政開始至少長達2年,洩露的機密超過上百件。
由於王仁炳被認為親,事發第一時間,外界甚至猜測,這是總統府在清查前朝政府的暗樁,總統府澄清調查王仁炳沒有政治考量。
保密防諜不分藍,只是匪諜就在你身邊,而且是在總統府裡邊,國家安全真的是該好好檢討了。
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 すでに陳総統時代からのスパイで2年間にわたりかなりの機密資料が大陸に流れていた。このニュースにも一端が出ているように、馬政権下から中国大陸に台湾軍がアメリカ軍から購入しているF16やパトリオットなどの軍事機密が漏れているという指摘が出ている。
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 観光客にまぎれスパイが侵入、軍事機密を撮影・ネットで公開も?―台湾
1月16日16時30分配信 Record China
2009年1月、台湾紙・自由時報は中国からの観光客にスパイが紛れ込み、軍事機密を撮影していると報じた。写真は北京市出入境管理所。台湾旅行ビザを申請する市民が行列を作っている。
2009年1月、台湾紙・自由時報は中国からの観光客にスパイが紛れ込み、軍事機密を撮影していると報じた。15日、環球時報は「記事は国民党批判のためのでっちあげだ」と反論している。
自由時報は、馬英九政権が推進した大陸観光客誘致以来、スパイが大量に入り込んだと報じた。軍事施設の立ち入り禁止地域にまで入り込み、キッド級をはじめとする台湾艦艇の写真を撮影、インターネット上で公開されているケースまであるという。(翻訳・編集/KT)
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 この報道から分かるように、一般の台湾人すら入れないところまで、特権をもった中国大陸人が「軍事施設の立ち入り禁止地域にまで入り込」める状態になっている。台北県長周錫瑋などが手引きをすれば当然のことである。基地の様子ばかりではなく、技術面での機密漏洩はかなり危険な状態になっているらしい。
 馬政権の立場は、この点からも中国に拠りすぎれば、国内、海外から孤立しかねない微妙な状況になっている。

3.台湾の民主社会モデルのひとつは日本?
 馬英九政権のような守旧派にとって予想外だったのは、この10年あまりで急速に記憶が恢復された日本との関係の質的深さである。まず、多くの台湾人が日本に観光、留学などに行く機会が増え、国内での情報操作や南京事件などでの洗脳教育は十分に機能しなくなっている。
 台湾の若者のEQは高く、環境から学ぶ力は非常に柔軟である。彼等は教えられた知識の古さや歪みを、見た現実から敏感に修正していく力を持っている。
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去年訪日外國人微 台灣連續10年排名第2 更新日期:2009/01/28 12:44
(中央社記者張芳明東京28日專電)日本政府觀光局發表推算統計指出,2008年訪日外國人士總數835萬1600名,比前年微0.1個百分點,其中,來自台灣的訪客139萬300名,小0.4個百分點,連續10年排名第2。
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 日本を訪れる観光客の内、第一位は韓国、第二位は台湾で、実際に日本に行って文化の高さと生活品質の高さを実感している台湾人は年々増えている。10年前の国民党政権の時代とはもう交流の質が全く違っている。いくら国民党が蒋介石式の洗脳教育を行おうとしても、時代状況はもう以前とはまったく異なっている。そして、そうした情報の制限は台湾経済に打撃を与え、国際競争力を減殺する結果にもなっている。馬英九政権にはかすかにその悪循環に気づき始めたのかもしれないが、今のテレビを見る限り、その発想は20年以上前の戒厳令的発想で、何も分かっていない。
 こうした現政権への台湾民衆の「No」の声は、非常に巧妙な形でしかも大変効果的に、今年現政権に突き付けられた。それは、台湾映画の久々の大ヒット作「海角七号」である。
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海角七号
ストーリー
日本統治時代であった1940年代に、台湾最南の町恒春に派遣された日本人の教師(中孝介)は日本名小島友子(梁文音)と言う地元の少女と恋に落ちる。 第二次大戦の日本敗戦の後(1945年)に、彼はやむを得ず内地に戻るが、 途中で彼は、駆け落ちを約束していた恋人の友子を、台湾に置いてきたため、後悔や惜別から7通の恋文(こいぶみ)を書き綴った。
彼が友子を置き去りにした約60年の後に、台湾南部で物語りが再び時を紡ぎだす。アガ(范逸臣)は台北で成功を夢見たが、挫折した恒春出身の歌手だった。 彼が故郷である恒春に戻った後に、町議長を務めるアガの継父(馬如龍)は、オートバイ事故の後で休暇中の老齢の茂伯(林宗仁)の代わりとして、アガに郵便配達人の仕事を世話する。 ある日、アガは郵便局に返されるべきであった「非-提出物」(あて先不明)の古い手紙を見つける。それは、もうすでに亡くなった日本人の教師の娘が、その7通の恋文を発見した後、父が渡せなかった恋文を台湾に届けようと郵送したものだった。 興味を持ったアガは、詳細を知るために不法にも、封を破って開けるが、もう古い日本統治時代の住所である「高雄州恆春郡海角七番地」をみつけることはできなかった。
その間、墾丁国家公園の中にあるリゾートホテルでは、中孝介(60年前の日本人教師と日本人歌手である本人の一人二役)が公演するビーチコンサートを計画がもちあがり、アガは継父が「コンサートの伴奏のバンドのメンバーが地元の人から選出されるべきだ」と主張する彼の公的立場を利用し、 かなり職権乱用的に急場凌ぎでアガを中心に6人の地元の人々で、バンドが結成される。そしてこの多くの問題を抱えるバンドをマネージメントする立場として友子(田中千絵)(中国語が話せる恒春に派遣された盛りを過ぎている日本人のファッションモデル)に白羽の矢が立つ。 そして、さなざまなアクシデントやトラブルを経て、アガと友子は唐突に急接近する。 ホテルの女性従業員である明珠(シノ・リン)などをはじめとする多くの人々の助けとともに、友子もアガが小島友子(7通の恋文の正しい受取人)を探し出し手紙を渡す事を、手伝うようになる。 アガは、問題だらけのこの地元のバンドと共に、中孝介のビーチリゾートのコンサートにのぞむが...。
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 馬英九を始めとする国民党の外省人高官や中国政府の高官もこの映画を見たが、内心は膓の煮えくりかえる思いだっただろう。
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台湾ヒット映画『海角七号』の「媚日」に関する激論
 台湾で空前の大ヒットを記録した『海角七号』は、大陸部では12月に封切られるが、『海角七号』の政治 的メタファーに関する激論が、最近インターネットで繰り広げられている。
 反対側:日本植民地文化の暗い影?
 『海角七号』を「大毒草」(文化大革命の時に使われてた反革命的なもの)と名づけたのは、台湾の著名な伝記作家・王豊氏だ。王豊氏は10月10日、鳳凰博報のブログで、「『海角七号』は『大毒草』だ」という文章を発表し、「私からすればこの映画は『大毒草』で、日本帝国主義をほめたたえることでなくても、少なからず感傷的に昔のことを顧みる思いがある。だから私は決してこのブームは追いかけない」と記している。
 上記の文章が発表された2時間後、王豊氏は再び「『海角七号』は絶対に『大毒草』だ」という文章を発表し、前の文章に示した結論の理由を、「この映画は日本人の心で問題を考えており、日本植民地文化の暗い影がある」と説明した。
 この文章は大きな反響を呼び、大陸部ではインターネットで『海角七号』の上映をボイコットする声がますます大きくなり、賛成側と反対側との論争もエスカレートしていった。
 賛成側:『海角七号』は『海角七号』
 台湾のベテランマスコミ関係者で、10年にわたって両岸の報道に携わってきたハンドルネーム「胡同台妹」は、王豊氏の見方に反対だ。
 北京で働いている「胡同台妹」は、ブログ「胡同の中の台妹」で、「『海角七号』と『大毒草』とはどんな関係があるのかと聞かれれば、私は多分あぜんとして吹き出してしまうだろう。私の気持ちの中では『海角七号』は『海角七号』」と書いている。
 10月に台湾に帰った「胡同台妹」は、よく知っている人も知らない人もみんな『海角七号』について話していて、70歳を超える両親も10数年ぶりに映画館に足を運び、母親はもう一度見に行きたいとまで言ったという。
 映画の中の普通の台湾人のユーモアや頑張りに感動する人は多いが、物語は60年前の7通のラブレターをめぐって展開しており、日本の要素が非難の的になった。
 監督:観客は自分なりの価値観がある
 王豊氏は台湾で最も貴重なものは中国文化の遺産で、「台湾意識」や「台湾精神」は、「台湾独立」ウィルスの変種に過ぎないと一貫して強調している。
 これに対して「胡同台妹」は、「魏徳聖監督はこの映画を撮影した時とても貧しく、エキストラさえも十分に雇えず、最終的には不動産を抵当にしてお金を借り、やっと撮影を終えることができた。そんな中で政治的メタファーに気を配る余裕があっただろうか」と述べている。
 魏監督は今月、シンガポールの『連合早報』の取材を受け、映画製作を考えた時に政治的な構想があったかどうか質問され、「これは観客たちの発想で、私は愉快な態度で応対します。映画を見た観衆たちは自分なりの感慨や共感があり、自分たちの物語を持っています。それはいいことで、観客たちが得た価値です」と語っている。
 「チャイナネット」2008年12月9日
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 『朝日新聞』がホームページに掲載している中国共産党中央委員会機関誌『人民日報』も早速以上のような記事を出さざるをえなくなったが、映画を正面切って弾圧すれば、世界中に自身の本質をさらけだすことになり、行間には苦澁がにじんでいる。映画監督の魏徳聖氏に何らかの意図がなかったとはとうてい思えないほど、映画は60年間の外省人政権・国民党を見事に無化して、戦前の台日と現在の台日の対立と交流に的を絞っている。しかも、映画の感情表現は日本映画的で、舞台は「台湾人固有の台湾」と言える南部の本省人社会と原住民社会とそこに入った日本人だけを形象化している。台湾では今年の観光スポットと入試問題にもなった。
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學測國文:海角七號入題 非選擇題很勵志
2008年最熱門娛樂話題,莫過於「海角七號」,今年學測國文科閱讀測驗,改寫舒國治的「為什麼全台灣瘋海角七號」,要考生推斷「海角七號」容易引起觀眾共鳴的原因為何?
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 フランスのアジア映画祭のノミネート作品にもなっている。
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海角七號入圍法國費索爾亞洲影展競賽片 更新日期:2009/01/20 00:05
(中央社記者蔡筱穎巴黎19日專電)台灣電影「海角七號」從台灣要紅到法國了。法國著名的費索爾(Vesoul)亞洲國際影展,2月10 日至17日展開,「海角七號」被列為當代亞洲電影風貌的競賽片。
「海角七號」將與中國、韓國、印度、印尼、伊朗、卡薩斯坦、菲律賓、斯里蘭卡等國的影片共逐大獎。
影展創辦人鐵胡萬(Jean-marc Therouanne)對中央社表示,他和妻子初選「海角七號」為競賽片,因為這是一部有意思的影片,而且從台灣紅到馬來西亞和東南亞國家,他感到很光榮影展是介紹「海角七號」到法國的第一站,他也願意為這部影片在法國的推廣盡力。
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 すでに、馬政権や大陸のコントロールできないところで、台湾の人々は、自身の存在を守る闘いを始めている。そのために文化は最も知恵有る安全保障の手段である。馬政権に多くを期待できないと台湾の人々は気が付いたからこそ、こうした安全保障の動きも的確だった。開拓民の血筋である台湾の市民はこの点で妥協は絶対にしないだろう。
 最後に、岡崎久彦氏の論をご紹介しておこう。
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正論】元駐タイ大使・岡崎久彦 中国が対台湾で静観する理由
≪宥和的相手は苦手な国柄≫
 帝国主義的意図を持つ国にとって穏健、宥和的な相手は苦手である。
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 『海角七号』は見事に「帝国主義的意図」を封殺するメッセージになっていると私は思う。第3次大戦を目論むナチス中国にどう立ち向かうか?台湾の人々のメッセージは、平和を守る知恵を教えてくれる。そして、その淵源のひとつは明らかに日本の「ウオーターボーイズ」などから始まった日本映画復活であり、テーマとして市民の努力と夢の実現がキーワードになっているのも同じである。
 「在地」文化の時代を感じさせる予兆がここにもはっきり見られる。

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