1.場当たり対策での効果は期待できない
菅直人民主党政権、東電、通産省の福島原発での海水への2次汚染防止対策は失敗した。前回書いたように、原子炉利権をめぐる今までの腐敗構造が、たとえば、遠隔地からの指令→現場への伝達の遅れや準備不足→実状に合わない対策の実施→対策の失敗という繰り返しを産んでいると思われる。
壊れた圧力容器─地下水と海洋へ広がる放射線物質<前篇>
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新聞紙・おがくず投入も水流出減らず…福島原発読売新聞 4月3日(日)17時55分配信
東京電力福島第一原子力発電所2号機の取水口近くから、高濃度の放射性物質を含む汚染水が海に流出し続けている問題で、東電は3日、汚染水の経路とみられる電源ケーブル用トンネルに高分子吸水材などを投入したが、流出は止まっていない。
東電は4日朝にかけて、吸水材などをかくはんして流出阻止に向けた作業を続ける。
汚染水は、電源用トンネルの海側の端にある立て坑近くの岸壁に開いた、約20センチの亀裂から漏れている。立て坑をコンクリートでふさぐ作業を2日に行ったが、流出を抑えられなかった。
東電は3日午後、立て坑からタービン建屋方向に約二十数メートル離れた地点で、地表からトンネル天井部分のコンクリートを壊して穴を開け、高分子吸水材約8キロ、おがくず約60キロ、刻んだ新聞紙を投下した。
しかし、流出量の減少はみられず、流れ出す汚染水におがくずなどは含まれていなかった。 .最終更新:4月3日(日)17時55分
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流れる水の写真からすると、かなりの水圧で外へ噴出しており、流出経路ではかなりの速度で流れていると予想される。今の方法で止めるのは難しいだろう。
東京電力福島第1原発のピットにたまった汚染水=2日(東京電力提供)(写真:産経新聞)
水圧がかかって、またかなりの速度で移動している汚染水は以下のように、一連のシステムを作っており、今のような対策をとっても、返って事態を悪化させるだけではないだろうか。
1)下部に大きな穴の空いた圧力容器から冷卻水が放射性物質とともに、格納容器を圧迫
2)格納容器のパイプまたは壁から建屋へ流出
3)建屋から外部の設備を流れ下って、海へ流出
1)の状況を把握し、穴を塞がない限り、高濃度放射性物質汚染水の流出は止まらない。また、流出経路の途中を塞げば、今度は逆流して、トレンチから吹き上げたり、途中のどこかから噴出する可能性が高い。昨日の記事で計算したように、2号機のトレンチの水の汚染量は2号機=7886万ベクレル/1立方センチで、これをそのまま単純に ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv)計算・換算さんの式で計算してみると、以下のようになる。
1kg当たりのベクレル値=78860000×1000=78860000000
ベクレルの単位
Bq(ベクレル)
1日当たりの摂取量=1g
摂取量の単位
g(グラム)
摂取日数(日)=1時間=0.042日
放射性物質の種類
ヨウ素131(基本はコレ)
摂取方法
経口摂取(食物の場合)
預託実効線量
0.07286664 Sv
72.86664 mSv
72866.64000000001 μSv
1gに1時間触れただけで72ミリシーベルトを浴びてしまう計算になる。もっと水に接する面積が多ければさらに、被曝量が増える。1日の安全被曝限界は100ミリシーベルトで、1gに触れていただけでも2時間で安全被曝限界を超えてしまう。こんな水が原発の敷地内にあふれ出したら、福島原発の危機收拾作業全体がお手上げにあるのは目に見えている。
2.2号機タービン建屋のデータは偽装?
また2号機建屋の溜り水のデータも公開されているので、見てみると、以下のようになる。
3月27日福島第一原子力発電所2号機タービン建屋地下階溜まり水の測定結果について(第2報)
このデータも見ていくと、おかしなことに気が付く。
疑問1)全部で4回採取されたうち採取が朝8:50で検査が10時間経った18:50分に行なわれているデータが3つある。敷地内で検査せずに、どこかへ運んで検査していたのか、あるいは、半減期の短い放射性物質の消滅を待って分析することで、汚染量を低く見せようとした可能性が考えられる。
疑問2)誤りとされた3月26日の最初の発表のうち、Co(コバルト/77日)、Ag(銀/418年)、ヨウ素134(53分)などが修正後のデータでは消えて、修正後の合計物質量も低くなっている。銀は400年以上と半減期が長く、もし大量に発生していれば厄介である。また3月26日の最初の発表値が最も高かった。全部で、2.9×10の9乗ベクレルで、残りの3つはいずれも1.9~2.0×10の7乗ベクレルで、二桁も少なくなっている。わざと物質量を低く見せるように、数字を操作したのではないだろうか。
最初の数値をそのまま単純に ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv)計算・換算さんの式で計算してみると、以下のようになる。
1kg当たりのベクレル値=2.9×10の9乗ベクレル×1000=2.9×10の12乗ベクレル
ベクレルの単位
Bq(ベクレル)
1日当たりの摂取量=1g
摂取量の単位
g(グラム)
摂取日数(日)=0.042日=1時間
放射性物質の種類
ヨウ素131(基本はコレ)
摂取方法
経口摂取(食物の場合)
預託実効線量
2.6796 Sv
2679.6 mSv
2679600.00000000047 μSv
最初の誤りだと訂正された数値で見ると、2670ミリシーベルトで、50%の人が死亡すると言われる核兵器並みの放射線を出していると考えられる。
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Wikipedia「被曝」 単位はミリシーベルト
1 一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度(ICRPの勧告)。#被曝の対策を参照。
放射線業務につく人(放射線業務従事者)(妊娠中の女子に限る)が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい放射線の限度。
2 放射線業務従事者(妊娠中の女子に限る)が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい腹部表面の放射線の限度。
2.4 一年間に自然環境から人が受ける放射線の世界平均。
4 胃のX線撮影。
5 放射線業務従事者(妊娠可能な女子に限る)が法定の3か月間にさらされてよい放射線の限度。
7 - 20 X線CTによる撮像。
50 放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が1年間にさらされてよい放射線の限度。
100 放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が法定の5年間にさらされてよい放射線の限度。
放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が1回の緊急作業でさらされてよい放射線の限度。妊娠可能な女子には緊急作業が認められていない。
250 白血球の減少。(一度にまとめて受けた場合、以下同じ)
500 リンパ球の減少。
1,000 急性放射線障害。悪心(吐き気)、嘔吐など。水晶体混濁。
2,000 出血、脱毛など。5%の人が死亡する。
3,000 - 5,000 50%の人が死亡する。(人体局所の被曝については3,000 : 脱毛、4,000 : 永久不妊、5,000 : 白内障、皮膚の紅斑)[11]
7,000 - 10,000 99%の人が死亡する。
10,001以上
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1000ミリシーベルト以上という測定値にはよく合っている。また3号機で汚染水にふれて作業員の人が、火傷を負ったと報道されているが、その水は5000ミリシーベルト(皮膚の紅斑)でもおかしくはない。
また、念のために修正後の数値で計算してみると、以下のようになった。
1kg当たりのベクレル値=2.0×10の7乗ベクレル×1000=2.0×10の10乗ベクレル
ベクレルの単位
Bq(ベクレル)
1日当たりの摂取量=1g
摂取量の単位
g(グラム)
摂取日数(日)=0.042日=1時間
放射性物質の種類
ヨウ素131(基本はコレ)
摂取方法
経口摂取(食物の場合)
預託実効線量
0.01848 Sv
18.48 mSv
18480 μSv
1時間18,48ミリシーベルトで、トレンチの水の線量よりも少なくなってしまい、明らかにおかしい。ここから考えると2号機のタービン建屋の水の修正後のデータは、最初に出ていたCo(コバルト/77日)、Ag(銀/418年)、ヨウ素134(53分)などを消して作った捏造だろう。悪質な隠蔽工作の可能性がある。このデータでは1000ミリシーベルト以上の線量にはとうていならない。
以上からも、1000ミリシーベルトの放射線量を出している水には圧力容器の内容物がそのまま建屋に流れ出していると見る他はない。
2.高濃度放射線汚染水の総量や影響は?
データによって、推計しているサイトがある。
勝川俊雄 公式サイトさん:2号機タービン建屋地下階溜まり水
同サイトに拠れば、
2号機建屋の水を6000トンとすると、Cs137の総量:18000TBq(テラベクレル) = 1.8*10^16Bqで、チェルノブイリの排出量の21%が建屋にあることになる。
また、海洋に流出した汚染水の影響を評価したレポートも出ている。
勝川俊雄 公式サイトさん:放射性セシウムの海洋汚染が人体に及ぼす影響を数理モデルで試算してみた
勝川俊雄 公式サイトさん:文科省の福島沖(30km)の海洋調査の結果がでました
いずれにしても、原子炉利権をいかに守るか、いかに利権の金の卵である福島原発を存続させるかで腐心している菅直人民主党政権が今後もはっきりした予想や見通しを出すことはありえず、福島原発の2次被害はますます拡大する様相を示している。
私は、なぜホウ酸を入れて炉の反応を止めないのか、いまだに理解できない。韓国、フランスなどから送られたホウ酸はいったいどうなっているのだろうか?
韓国、ホウ酸緊急支援へ 日本が要請
仏政府から防護服1万着、ホウ酸100トン
いまだに廃炉にしない方向で、無理で無駄な対策をおこない、ますます2次汚染を広げているとしか思えない。
3.原子力利権構造のなれの果て
東電の原発管理能力はすでに失われている。
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原発事故 東電“機能不全” 情報誤り、訂正相次ぐ 態勢立て直し急務に2011年4月3日(日)08:00
東京電力福島第1原子力発電所事故で同社の情報公開が錯綜(さくそう)を続けている。汚染水の放射性物質(放射能)濃度などの計測データで誤りと訂正を繰り返しているほか、公表の遅れも目立つ。背景には最悪の事態を想定した危機管理の不備がある。迅速で正確な情報公開は、周辺住民や作業員の安全確保の大前提。原発や放射能漏れの状況を把握し的確な対策を打つのが遅れかねないうえ、国際的な不信を招き、協力関係に齟齬(そご)が生じる恐れもある。政府機関やほかの電力会社もバックアップし態勢の立て直しが急務だ。
「物質の種類や濃度を計算するプログラムの一部にミスがあった」
東電の松本純一原子力立地本部部長代理は1日の会見でこう陳謝し、“機能不全”があらわになった。
経済産業省原子力安全・保安院が同日、計測データに疑いがあるとして改善・再分析を指示し、ようやくミスが判明した格好だ。人体や環境への影響が大きい放射性ヨウ素やセシウムのデータには問題がないとするが、すべてのデータの信頼性が揺らぎかねないだけに再計算を急ぐ。
情報公開は初動から大混乱した。地震発生翌日の3月12日午後3時36分に1号機で水素爆発が発生しテレビは映像を流し続けたが、東電が爆発を発表したのは、2時間半後の午後6時ごろ。放射能漏れによる避難地域の拡大の恐れもある緊急事態だが、「通信手段が途絶えた」(勝俣恒久会長)というお粗末さだ。
混乱はその後も続く。24日に作業員3人が水から被曝(ひばく)した事故をめぐって、26日午前の会見で水からの放射線量が高く危険性を予見するデータがありながら、「情報が共有できていなかった」と謝罪。だが午後には別のデータと取り違えており、予見できなかったと訂正した。
27日昼の会見では、2号機の汚染水の濃度が通常運転中の原子炉内の水の約1千万倍と発表したが、二転三転の末に28日未明に約10万倍に訂正した。寿命(半減期)が約2年と長いセシウム134を、53分と短いヨウ素134と取り違えたことが原因だった。 仮にヨウ素134なら核分裂で生成されたばかりとなり、核燃料が再臨界に達した危機的状況を示すデータになる。保安院が「あり得ない」と指摘し、ミスが分かった。
拙速な公表の背景には、「情報隠しと疑われたくない」(幹部)との思いもあるようだ。だが、トレンチ内の汚染水の存在を作業員が確認してから丸1日遅れで公表するなど、情報伝達の遅れも相次いでいる。
危機管理コンサルティングを手がけるエイレックスの江良俊郎代表は「最悪の事故を想定して態勢を整えてこなかった経営陣の責任。東電の危機管理は機能不全の状態にあり、第三者も入れて立て直す必要がある」と指摘している。
==========
記事は東電だけを攻めているが、スケープゴートを作れと言うマスコミへの圧力で、東電だけを悪者にしているように見える。特に赤字の部分で、今回データをもとに仮計算をしてみた内容である。訂正後のデータはあきらかに、実態に合わない。なんらかの圧力が東電にかかって、書き換えさせたと見たほうがいいだろう。
対策の主体はいまだに見えず、以下のような構造を予想せざるをえない。
<決定権>=利権の享受者(菅直人民主党政権、原発族議員、自治労・連合、通産省、原発関連企業、東電幹部など)=東京、西日本/福島原発の全面的存続を画策している可能性がある。どのデータを公開するかを決め、マスコミ、警察対策、学界対策を行っている。
↓
<中間管理職>=東電の事故処理関係者、保安委員会等の現場担当者、IAEA、アメリカ軍、フランス企業関係者等=東京か福島県庁/あるい程度、危機的状況を把握し、対策を具申しても上部に握りつぶされている。あるいは、隠蔽された存続の方針に合わせて変えられてしまう。
↓
<勇敢な現場職員たち>=福島原発での危機対策作業者や検査員。高額の手当が出ているとは言え、今のデータから見て、今後の命の保証にはかなりの困難が伴う。/基本的には自分の担当している部署しか知らない。だから、原発危機全体の問題が把握しにくく、的外れな情報が上部に行ってしまう。
原発危機は、おそらく今後、2号機、3号機の建屋での復旧処理をしたときから生じる高濃度放射性物質汚染水等による2次汚染、3次汚染の拡大を予想する必要があるだろう。
菅直人民主党政権、東電、通産省の福島原発での海水への2次汚染防止対策は失敗した。前回書いたように、原子炉利権をめぐる今までの腐敗構造が、たとえば、遠隔地からの指令→現場への伝達の遅れや準備不足→実状に合わない対策の実施→対策の失敗という繰り返しを産んでいると思われる。
壊れた圧力容器─地下水と海洋へ広がる放射線物質<前篇>
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新聞紙・おがくず投入も水流出減らず…福島原発読売新聞 4月3日(日)17時55分配信
東京電力福島第一原子力発電所2号機の取水口近くから、高濃度の放射性物質を含む汚染水が海に流出し続けている問題で、東電は3日、汚染水の経路とみられる電源ケーブル用トンネルに高分子吸水材などを投入したが、流出は止まっていない。
東電は4日朝にかけて、吸水材などをかくはんして流出阻止に向けた作業を続ける。
汚染水は、電源用トンネルの海側の端にある立て坑近くの岸壁に開いた、約20センチの亀裂から漏れている。立て坑をコンクリートでふさぐ作業を2日に行ったが、流出を抑えられなかった。
東電は3日午後、立て坑からタービン建屋方向に約二十数メートル離れた地点で、地表からトンネル天井部分のコンクリートを壊して穴を開け、高分子吸水材約8キロ、おがくず約60キロ、刻んだ新聞紙を投下した。
しかし、流出量の減少はみられず、流れ出す汚染水におがくずなどは含まれていなかった。 .最終更新:4月3日(日)17時55分
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流れる水の写真からすると、かなりの水圧で外へ噴出しており、流出経路ではかなりの速度で流れていると予想される。今の方法で止めるのは難しいだろう。
東京電力福島第1原発のピットにたまった汚染水=2日(東京電力提供)(写真:産経新聞)
水圧がかかって、またかなりの速度で移動している汚染水は以下のように、一連のシステムを作っており、今のような対策をとっても、返って事態を悪化させるだけではないだろうか。
1)下部に大きな穴の空いた圧力容器から冷卻水が放射性物質とともに、格納容器を圧迫
2)格納容器のパイプまたは壁から建屋へ流出
3)建屋から外部の設備を流れ下って、海へ流出
1)の状況を把握し、穴を塞がない限り、高濃度放射性物質汚染水の流出は止まらない。また、流出経路の途中を塞げば、今度は逆流して、トレンチから吹き上げたり、途中のどこかから噴出する可能性が高い。昨日の記事で計算したように、2号機のトレンチの水の汚染量は2号機=7886万ベクレル/1立方センチで、これをそのまま単純に ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv)計算・換算さんの式で計算してみると、以下のようになる。
1kg当たりのベクレル値=78860000×1000=78860000000
ベクレルの単位
Bq(ベクレル)
1日当たりの摂取量=1g
摂取量の単位
g(グラム)
摂取日数(日)=1時間=0.042日
放射性物質の種類
ヨウ素131(基本はコレ)
摂取方法
経口摂取(食物の場合)
預託実効線量
0.07286664 Sv
72.86664 mSv
72866.64000000001 μSv
1gに1時間触れただけで72ミリシーベルトを浴びてしまう計算になる。もっと水に接する面積が多ければさらに、被曝量が増える。1日の安全被曝限界は100ミリシーベルトで、1gに触れていただけでも2時間で安全被曝限界を超えてしまう。こんな水が原発の敷地内にあふれ出したら、福島原発の危機收拾作業全体がお手上げにあるのは目に見えている。
2.2号機タービン建屋のデータは偽装?
また2号機建屋の溜り水のデータも公開されているので、見てみると、以下のようになる。
3月27日福島第一原子力発電所2号機タービン建屋地下階溜まり水の測定結果について(第2報)
このデータも見ていくと、おかしなことに気が付く。
疑問1)全部で4回採取されたうち採取が朝8:50で検査が10時間経った18:50分に行なわれているデータが3つある。敷地内で検査せずに、どこかへ運んで検査していたのか、あるいは、半減期の短い放射性物質の消滅を待って分析することで、汚染量を低く見せようとした可能性が考えられる。
疑問2)誤りとされた3月26日の最初の発表のうち、Co(コバルト/77日)、Ag(銀/418年)、ヨウ素134(53分)などが修正後のデータでは消えて、修正後の合計物質量も低くなっている。銀は400年以上と半減期が長く、もし大量に発生していれば厄介である。また3月26日の最初の発表値が最も高かった。全部で、2.9×10の9乗ベクレルで、残りの3つはいずれも1.9~2.0×10の7乗ベクレルで、二桁も少なくなっている。わざと物質量を低く見せるように、数字を操作したのではないだろうか。
最初の数値をそのまま単純に ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv)計算・換算さんの式で計算してみると、以下のようになる。
1kg当たりのベクレル値=2.9×10の9乗ベクレル×1000=2.9×10の12乗ベクレル
ベクレルの単位
Bq(ベクレル)
1日当たりの摂取量=1g
摂取量の単位
g(グラム)
摂取日数(日)=0.042日=1時間
放射性物質の種類
ヨウ素131(基本はコレ)
摂取方法
経口摂取(食物の場合)
預託実効線量
2.6796 Sv
2679.6 mSv
2679600.00000000047 μSv
最初の誤りだと訂正された数値で見ると、2670ミリシーベルトで、50%の人が死亡すると言われる核兵器並みの放射線を出していると考えられる。
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Wikipedia「被曝」 単位はミリシーベルト
1 一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度(ICRPの勧告)。#被曝の対策を参照。
放射線業務につく人(放射線業務従事者)(妊娠中の女子に限る)が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい放射線の限度。
2 放射線業務従事者(妊娠中の女子に限る)が妊娠を知ったときから出産までにさらされてよい腹部表面の放射線の限度。
2.4 一年間に自然環境から人が受ける放射線の世界平均。
4 胃のX線撮影。
5 放射線業務従事者(妊娠可能な女子に限る)が法定の3か月間にさらされてよい放射線の限度。
7 - 20 X線CTによる撮像。
50 放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が1年間にさらされてよい放射線の限度。
100 放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が法定の5年間にさらされてよい放射線の限度。
放射線業務従事者(妊娠可能な女子を除く)が1回の緊急作業でさらされてよい放射線の限度。妊娠可能な女子には緊急作業が認められていない。
250 白血球の減少。(一度にまとめて受けた場合、以下同じ)
500 リンパ球の減少。
1,000 急性放射線障害。悪心(吐き気)、嘔吐など。水晶体混濁。
2,000 出血、脱毛など。5%の人が死亡する。
3,000 - 5,000 50%の人が死亡する。(人体局所の被曝については3,000 : 脱毛、4,000 : 永久不妊、5,000 : 白内障、皮膚の紅斑)[11]
7,000 - 10,000 99%の人が死亡する。
10,001以上
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1000ミリシーベルト以上という測定値にはよく合っている。また3号機で汚染水にふれて作業員の人が、火傷を負ったと報道されているが、その水は5000ミリシーベルト(皮膚の紅斑)でもおかしくはない。
また、念のために修正後の数値で計算してみると、以下のようになった。
1kg当たりのベクレル値=2.0×10の7乗ベクレル×1000=2.0×10の10乗ベクレル
ベクレルの単位
Bq(ベクレル)
1日当たりの摂取量=1g
摂取量の単位
g(グラム)
摂取日数(日)=0.042日=1時間
放射性物質の種類
ヨウ素131(基本はコレ)
摂取方法
経口摂取(食物の場合)
預託実効線量
0.01848 Sv
18.48 mSv
18480 μSv
1時間18,48ミリシーベルトで、トレンチの水の線量よりも少なくなってしまい、明らかにおかしい。ここから考えると2号機のタービン建屋の水の修正後のデータは、最初に出ていたCo(コバルト/77日)、Ag(銀/418年)、ヨウ素134(53分)などを消して作った捏造だろう。悪質な隠蔽工作の可能性がある。このデータでは1000ミリシーベルト以上の線量にはとうていならない。
以上からも、1000ミリシーベルトの放射線量を出している水には圧力容器の内容物がそのまま建屋に流れ出していると見る他はない。
2.高濃度放射線汚染水の総量や影響は?
データによって、推計しているサイトがある。
勝川俊雄 公式サイトさん:2号機タービン建屋地下階溜まり水
同サイトに拠れば、
2号機建屋の水を6000トンとすると、Cs137の総量:18000TBq(テラベクレル) = 1.8*10^16Bqで、チェルノブイリの排出量の21%が建屋にあることになる。
また、海洋に流出した汚染水の影響を評価したレポートも出ている。
勝川俊雄 公式サイトさん:放射性セシウムの海洋汚染が人体に及ぼす影響を数理モデルで試算してみた
勝川俊雄 公式サイトさん:文科省の福島沖(30km)の海洋調査の結果がでました
いずれにしても、原子炉利権をいかに守るか、いかに利権の金の卵である福島原発を存続させるかで腐心している菅直人民主党政権が今後もはっきりした予想や見通しを出すことはありえず、福島原発の2次被害はますます拡大する様相を示している。
私は、なぜホウ酸を入れて炉の反応を止めないのか、いまだに理解できない。韓国、フランスなどから送られたホウ酸はいったいどうなっているのだろうか?
韓国、ホウ酸緊急支援へ 日本が要請
仏政府から防護服1万着、ホウ酸100トン
いまだに廃炉にしない方向で、無理で無駄な対策をおこない、ますます2次汚染を広げているとしか思えない。
3.原子力利権構造のなれの果て
東電の原発管理能力はすでに失われている。
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原発事故 東電“機能不全” 情報誤り、訂正相次ぐ 態勢立て直し急務に2011年4月3日(日)08:00
東京電力福島第1原子力発電所事故で同社の情報公開が錯綜(さくそう)を続けている。汚染水の放射性物質(放射能)濃度などの計測データで誤りと訂正を繰り返しているほか、公表の遅れも目立つ。背景には最悪の事態を想定した危機管理の不備がある。迅速で正確な情報公開は、周辺住民や作業員の安全確保の大前提。原発や放射能漏れの状況を把握し的確な対策を打つのが遅れかねないうえ、国際的な不信を招き、協力関係に齟齬(そご)が生じる恐れもある。政府機関やほかの電力会社もバックアップし態勢の立て直しが急務だ。
「物質の種類や濃度を計算するプログラムの一部にミスがあった」
東電の松本純一原子力立地本部部長代理は1日の会見でこう陳謝し、“機能不全”があらわになった。
経済産業省原子力安全・保安院が同日、計測データに疑いがあるとして改善・再分析を指示し、ようやくミスが判明した格好だ。人体や環境への影響が大きい放射性ヨウ素やセシウムのデータには問題がないとするが、すべてのデータの信頼性が揺らぎかねないだけに再計算を急ぐ。
情報公開は初動から大混乱した。地震発生翌日の3月12日午後3時36分に1号機で水素爆発が発生しテレビは映像を流し続けたが、東電が爆発を発表したのは、2時間半後の午後6時ごろ。放射能漏れによる避難地域の拡大の恐れもある緊急事態だが、「通信手段が途絶えた」(勝俣恒久会長)というお粗末さだ。
混乱はその後も続く。24日に作業員3人が水から被曝(ひばく)した事故をめぐって、26日午前の会見で水からの放射線量が高く危険性を予見するデータがありながら、「情報が共有できていなかった」と謝罪。だが午後には別のデータと取り違えており、予見できなかったと訂正した。
27日昼の会見では、2号機の汚染水の濃度が通常運転中の原子炉内の水の約1千万倍と発表したが、二転三転の末に28日未明に約10万倍に訂正した。寿命(半減期)が約2年と長いセシウム134を、53分と短いヨウ素134と取り違えたことが原因だった。 仮にヨウ素134なら核分裂で生成されたばかりとなり、核燃料が再臨界に達した危機的状況を示すデータになる。保安院が「あり得ない」と指摘し、ミスが分かった。
拙速な公表の背景には、「情報隠しと疑われたくない」(幹部)との思いもあるようだ。だが、トレンチ内の汚染水の存在を作業員が確認してから丸1日遅れで公表するなど、情報伝達の遅れも相次いでいる。
危機管理コンサルティングを手がけるエイレックスの江良俊郎代表は「最悪の事故を想定して態勢を整えてこなかった経営陣の責任。東電の危機管理は機能不全の状態にあり、第三者も入れて立て直す必要がある」と指摘している。
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記事は東電だけを攻めているが、スケープゴートを作れと言うマスコミへの圧力で、東電だけを悪者にしているように見える。特に赤字の部分で、今回データをもとに仮計算をしてみた内容である。訂正後のデータはあきらかに、実態に合わない。なんらかの圧力が東電にかかって、書き換えさせたと見たほうがいいだろう。
対策の主体はいまだに見えず、以下のような構造を予想せざるをえない。
<決定権>=利権の享受者(菅直人民主党政権、原発族議員、自治労・連合、通産省、原発関連企業、東電幹部など)=東京、西日本/福島原発の全面的存続を画策している可能性がある。どのデータを公開するかを決め、マスコミ、警察対策、学界対策を行っている。
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<中間管理職>=東電の事故処理関係者、保安委員会等の現場担当者、IAEA、アメリカ軍、フランス企業関係者等=東京か福島県庁/あるい程度、危機的状況を把握し、対策を具申しても上部に握りつぶされている。あるいは、隠蔽された存続の方針に合わせて変えられてしまう。
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<勇敢な現場職員たち>=福島原発での危機対策作業者や検査員。高額の手当が出ているとは言え、今のデータから見て、今後の命の保証にはかなりの困難が伴う。/基本的には自分の担当している部署しか知らない。だから、原発危機全体の問題が把握しにくく、的外れな情報が上部に行ってしまう。
原発危機は、おそらく今後、2号機、3号機の建屋での復旧処理をしたときから生じる高濃度放射性物質汚染水等による2次汚染、3次汚染の拡大を予想する必要があるだろう。
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