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「すでに起こったことは、明らかに可能なことがらである」
在台日本語教師の東アジア時事論評あるいはカサンドラの眼差し

〔暫定開館〕中国4000年偽造捏造史あるいは阿諛追従列伝(1)─『朝日新聞』鳴小小一碗茶─

2008年08月13日 | 市民のメディアリテラシーのために
1.虚偽に満ちた中国
 独裁政権では権力に阿る阿諛追従の輩が横行することを絶対に避けることはできない。また、独裁政権の演出はすべて”宣伝”であり”美辞麗句”の羅列である。中国共産党中央委員会機関誌『人民日報』をホームページに掲載し、少数者による多数の愚昧な民衆支配を理念にしている”人権派””良心派”新聞『朝日新聞』には、同じ傾向の以下のような内容が羅列されている。
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中国特集
鳴小小一碗茶一覧
またまたクズのお茶がおいしい2008年7月14日
中国茶評論家・工藤佳治
――今度は、極上、春の爽やかさ
 「クズのお茶がおいしい」といわれても、ピンとこないだろう。「クズのお茶」が店頭で売られているわけでもないから、ふつう入手はできない。
 中国茶で、今までに出会い、飲んだ「クズのお茶」で「おいしい」と感動したお茶を思い出してみる。
 最初は、「クズ」ではなく「動物用飼料」のお茶だった。
 中国から、日本で売れないだろうか、と言われたものだった。お茶を売ることをしてはいないので丁重に断ったが、見本のお茶を飲んでみた。
 茶葉は、けっこう大きく、山の中に生えていた茶木から摘んで、揉みもせず、ただ乾燥させたものであった。緑色ではなく、黄色で、見た目では飲むには勇気が必要であった。 お茶を出したお湯の色は、ほとんど透明に近い。かろうじて山吹色。香りもしない。
飲んで驚いた。上品な甘さ。「清らか」というに近い清涼感。木々の間を通る風、といった感じすらする驚きのお茶であった。
 自然に生え、肥料や農薬など関係なく、人手もかかってないただのお茶の葉。今でも思い出し、その後二度とお目にかかることのない「純」で「清らか」なお茶であった。
 次は、本当に「クズ」。「茉莉花茶」はジャスミン茶のことだが、この最上のものは、茶葉に何度もジャスミンの花の香りを吸着させ、そして仕上げる。クズは、その製造過程で茶葉から落ちた粉。フルイにかけられ、落ちたクズである。
 最上のお茶のクズ。
 限りなく上品なジャスミンの香り。それがお茶の味、香りと融合して、まるで雲の上でお茶を飲んでいるか、ジャスミンを敷き詰めた芝生で、お茶を飲んでいるかのようである。
 しかし、台湾のお茶舗でビニール袋に入り置いてあったジャスミン茶のクズをもらった時は、ひどい味と香りだった。クズはできれば最上の茶葉のものにしたい。
 何年か飲んでいたら、突然入手不能になった。クズのジャスミン茶が、ティーバック用の原料として売られてしまうようになったからだった。
 次は、正山小種(ラプサンスーチョン)の茎茶。紅茶の発祥の地、福建省武夷山の山奥・桐木で作られる紅茶。英国貴族が好む、アフタヌーンティの定番である。その捨てる茎である。製茶の最終段階で、余分な長さの茎を切る。それをもらって飲む。茎を少し多めに入れ、お湯を入れて抽出すると、色は透明感のあるオレンジがかった紅色。甘さが普通以上に上品で、芳醇に残る。渋みはまったくなく、「最上の紅茶」と言われてもわからないくらいのおいしさであった。
 そして、今年届いたのが、中国茶を代表する銘茶「西湖龍井」のクズである。
 龍井茶は、摘んだ茶葉を中華鍋の大きな形状の釜に入れ、炒りながら、最後に釜に押し付けて扁平に仕上げる。一煎目は、少し香ばしさを感じるのは、釜に直接押し付けるからだ。
 今年の杭州、西湖の茶区は、冬に雪が降ったため春の摘み始めが少し遅かった。4月3日に摘んだもの。今、一番人気の「梅家塢」で作られたお茶を、最後に振るって落ちた「クズ」である。
 龍井茶は、清涼感のあるキレのよいお茶である。春を告げる味、香りである。そのクズは、キレというよりは、少しやさしさのある甘さも感じるものである。出来としては、同じ時に作った本物の茶葉よりも、クズの方がおいしかった。クズは、タダか気持ちだけの代金である。高い価格で売られる茶葉を思うと、ちょっと複雑な感じである。極上の春の爽やかさで、幸せを感じる。
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 権力や金銭への妄執からくる阿諛追従あるいは捏造もこの”工藤佳治”某のようなレベルになると、もはや犯罪であろう。確かに中国にも好いお茶もあるだろうが、それは庶民には絶対手には入らない。この”工藤佳治”某のような特権階級の幇間のごとき人物にして初めて賞味できる代物だ。『大紀元』日本版には中国での”すばらしい”食品の実態が紹介されている。
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中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(1):有毒な穀類、きくらげなど
中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(2):有毒な果物類
中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(3):有毒な油、水産加工品
中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(4):有毒な豆腐類、卵類
中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(5):有毒なザーツアイ類、茶類
7 茶葉
一部の良心的でない茶農家は、茶木を育てるとき劇物農薬とメチル基1605を噴霧し害虫が茶葉に穴を開けることを防いでいる。そして摘み取り作業の後さらに工業染料のクロムグリーンを茶葉に加え見栄えを良くする。鉛、クロムは有毒重金属類に属し、適量を超えた鉛は神経、内臓系統に害があり、特に児童の成長発育や知力の発達に対する影響が大きい。長期間クロム化合物に接触していると鼻の粘膜がただれて、腫瘍ができさらに鼻中陽に穴があく。皮膚の場合は接触皮膚炎や湿疹を起こす。
 このほか茶葉加工者が製品を早く完成させるためにもち米粉或いは廃棄されるべき茶葉を加えかさ増しし、茶葉の衛生状態に影響が出ているという。
中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(6):有毒な小麦製品、麪類
中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(7)~最終回~:有毒な肉類
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 現代の食生活では食品加工で完全に薬品を排除することはできない。だから、安全基準や禁止薬物を決め、使用できる薬品とその量を守るのがルールだろう。しかし、中国にはこうした概念はまったくない。使用できる薬品と禁止薬物の区別もしていない。もちろん使用量や使用方法の規制などない。こうした「現代」的薬品管理思想の替わりに、中国では”売れれば何をしても構わない”こうした発想で食品が加工されている。事故が起こらない方がむしろ偶然だろう。
 この”工藤佳治”某のような記事を平然と載せている『朝日新聞』の”人権”や”良心”の保護だけは受けたくないものだ。
 中国共産党中央委員会機関誌『人民日報』をホームページに掲載し、少数者による多数の愚昧な民衆支配を理念にしている”人権派””良心派”新聞『朝日新聞』に同調する人々は、「『大紀元』の論調は不公平で偏向している」云々と反論なさるであろうが、私は”正義とか公平とか”よりも、自分と家族、友人たちの安全の方を最優先に考えている。『大紀元』のネタのもとはネットでは容易に見つかる。台湾のテレビ局でも以前は頻繁に放送していたものだ。
 日本選手団の活躍が台湾のテレビでもメダル数の形で放送されている。日本を始め世界各国の選手団が北京オリンピックでの食事の後、深刻な健康被害を訴える目に陥り、選手生命を絶たれるような悲劇に出会われないよう願っている。

2.削除されないWikipediaの記述
 今年の毒ギョーザ事件で、中国製食品にいかに多くの問題があったかが明らかになった。今、削除が命じられているWikipediaの記述にも、多くの事例があがっている。
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食の安全に関する事件・事故
2007年の抗議により、多くの食品事故が広く公表されている。これらの事故は少なくとも2004年には始まり、2007年に最高潮に達した。これらの事故は中国の食品の安全性を担保する機関が重複していることを意味する実例となった。また、これらの事例は、「中国の隠蔽体質を持ってしても隠しきれなくなった」事例であり、隠蔽が容易である小規模な事例が多数闇に葬られていると推測される。
<2004年の事件>
■偽粉ミルク
2004年4月、安徽省阜陽市で少なくとも13人、また同省内の50~60人以上の幼児が偽粉ミルクを飲み栄養失調で死亡した。同省内の100~200人の幼児も栄養失調に陥ったが辛うじて命を取り留めた。阜陽市の偽粉ミルクの製造、販売の責任を負っていた47人の公務員が逮捕され、調査員により阜陽市の食料品店で45種類もの他の偽商品が見つかった。141以上の工場が偽粉ミルクの製造に関わり、中国政府は4月中旬までに偽粉ミルクが入った2540のバッグを押収した。国家食品薬品監督管理局は2004年5月に調査を開始した。
医師によると、幼児は巨頭症に罹っていた。幼児は粉ミルクを飲んで3日以内に頭部が膨張し、栄養失調のため痩せてしまった。国が定めた基準ではタンパク質を10%含まなければならなかったが、偽粉ミルクはわずか1~6%しか含んでいなかった。政府は遺族に対する賠償と被害者家族の医療費を援助することを約束した。
■毒入り龍口春雨
2004年、中国当局は検査により山東省煙台市で生産されたいくつかのブランドの春雨が鉛で汚染されていたことを明らかにした。非良心的な企業がコスト削減のため緑豆の代わりにコーンスターチを利用し、コーンスターチを透明にするため、鉛の入った漂白剤を使用していたことが明らかになった。2006年12月、招遠市張星鎮の煙台徳勝達竜口粉絲有限公司によって製造された春雨が北京当局によって検査され、今回は有毒で発癌性があり、食品に添加することが禁止されている工業用漂白剤であるホルムアルデヒド・スルフォキシル酸ナトリウム(現地の俗称吊白塊)が製造の際利用されていたことが明らかになった。その企業は中国国内及び海外でその春雨を販売していたが、製造、販売を中止することを余儀なくされ、ウェブサイトも一時閉鎖された。しかし、工場内の強制捜査では含有が認められず、有名企業の商品をかたった偽物に含まれていたという見方もある。
■農薬汚染漬物
2004年6月、成都市品質管理局は成都市で生産された漬物のうち、添加物基準をクリアしたのはそのわずか23%しかないことを公表した。また添加物の表示が推奨されていたラベルに不正な表示がされていたことも見つかった。四川省の漬物工場では工業用塩が使われ、出荷前に大量のジクロルボスを含んだ農薬が噴霧されていた。
■偽酒
2004年の春、広東省広州市で4人の男性が毒入りの酒を飲んで死亡し、8人が広州市人民医院に搬送された。太和 (Taihe Town) から来た王福年 (Wang Funian) と侯尚建 (Hou Shangjian) は同じ自動販売機で買った酒を飲んだ後、5月に死亡した。その前夜、湖南省鐘落潭 (Zhong Luotan) で他に2人の男性(1人は季節労働者)も死亡していた。調査により工業用アルコールと米酒を混合して製造されたことが疑われたため、地方当局は5つの無許可製造所を閉鎖した。
■人毛醤油
詳細は人毛醤油を参照
記者たちの間で頭髪を原料にした醤油のことが話題になっていたところから取材が始まった。頭髪からアミノ酸を抽出して作られた醤油は、秘密裏に日本などの外国へ輸出されるという。2004年1月、中国のテレビで不潔な人毛を含む醤油のことを暴露する番組「毛髪水醤油」が放送された。どのようにしてアミノ酸の液体または粉末を精製するのか訊ねると、製造者は人毛からだと答えた。人毛は国内の美容院や理容店、病院から集められた。収集した頭髪には、ゴミ(使用済みのコンドームや、使い古した病院綿、使用済みの生理用品、使い古した注射器など)が混入しているという。極めて非衛生的である。その後、中国政府は人毛を使って醤油を作ることを禁止した。
<2005年の事件>
■マラカイトグリーン
韓国に輸入された中国産ウナギから発癌性物質マラカイトグリーンが検出され、後に日本に輸入されたウナギからも同物質が検出された。マラカイトグリーンは主に抗菌剤、染料として使われている物質であり、日本では食品衛生法により合成抗菌剤として食品中から検出してはならないとされている。
■スーダンレッド
1996年、中国は食品製造業者に対し赤色着色料にスーダンレッドを使うことを禁止した。これは他の先進諸国が発がん性があり、他にも健康に対する影響があるという理由で使用を禁止している動きに合わせたものである。しかし2005年、質検総局と工商総局、国家食品薬品監督管理局は中国の大都市の多くでスーダンレッドが使用されているのを発見した。北京ではハインツがチリソースに、広東省、浙江省、湖南省、福建省では野菜と麺に、中国国内の1200のケンタッキーフライドチキン、そして上海では医薬品にそれぞれ赤色着色料にスーダンレッドが使われていた。
2005年以前は中国の企業はスーダンレッドを違法に使用していた。政府はなぜ1996年に使用を禁止したスーダンレッドを適切に規制しなかったのかを問われると2つの理由を挙げた。1つ目は食品の生産を監視する行政機関があまりにも多すぎ、また抜け穴作りをするなど無能であったこと、2つ目は政府機関が着色料を発見する食品検査をする準備、訓練ができておらず、法を施行するには時期尚早だったことを挙げた。政府は国家、地方レベルでの食品の安全性を確立するシステムを確立、再編することを発表した。
<2006年の事件>
■偽薬
国家食品薬品監督管理局は薬品製造機関における調査員が解決した偽薬を含む14のケースと「健康事故」を含む17のケースを報告した。その一つは2006年5月に10人が注射を受け死亡した偽亮菌甲素Aの事件である。亮菌甲素Aの製造工場の薬品品質検査官は薬品に化学物質ジグリコールを加えるのを忘れ、2006年7月、抗生物質と消毒剤を成分として飲み込んだ6人が死亡し、80人以上が病気になった。2006年、政府は160の薬品製造者と小売店の営業免許を取り消した。
■給食で食中毒
2006年9月1日、四川省崇州市の小学校で給食を食べた300名以上の生徒が食中毒になった。そのうち、およそ200名の生徒が頭痛や熱、吐き気、下痢のため病院に運ばれた。学校は調査のため一時的に閉鎖された。同日、遼寧省の中学校でも夕食を食べた生徒に食中毒が起きた。教育部は調査を依頼し、調査員は食中毒の原因は学校の衛生状態であると推測した。夏休みの間、学校は清掃、消毒されず、生徒が9月に戻ってくると、不衛生な食品を食べたり、水を飲んだりするはめになった。
■発がん性のヒラメ
2006年の暮れ、上海と北京の当局者はヒラメを調査していたところ、基準値を超えた違法な化学物質を含んでいるのを発見した。大紀元は「中国は1992年、ヨーロッパからヒラメの輸入を開始した」と説明した。現在、中国の年間生産高は4万トンである。ある養殖業者はヒラメの免疫システムが弱くなってからは生産性を維持するために禁止された薬品を使い始めた。彼らはヒラメの病気を予防する十分な養殖技術を持っていないためである。上海市食品薬品監督管理局の当局者は魚のメタボロームに発がん性があるニトロフランが含まれているのを発見し、北京ではマラカイトグリーンを含む薬品を含んだ魚が見つかった。杭州市を含む他の都市ではヒラメの調査を開始し、山東省からのヒラメの仕入れを禁止した。上海や北京、香港の多くのレストランでは当局がヒラメに高濃度の違法な抗生物質が含まれているのを発見してからはヒラメを仕入れるのをやめた。
■農薬まみれの野菜
2006年の初め、グリーンピース(NGO)は香港の食料雑貨店である Parknshop と Wellcome で野菜の検査を行い、70%以上のサンプルが残留農薬で汚染されているのを発見した。野菜サンプルの30%が安全値以内であり、数回のテストで違法な農薬であるDDTやベンゼンヘキサクロリドの陽性反応を示した。グリーンピースは食料雑貨店の80%近くの野菜は中国大陸からのものだと説明した。青島市に拠点を置く食品研究所のシノアナリチカの代表であるジョン・チャプルはグリーンピースの情報に補足を加えた。彼はグリーンピースの検査結果に驚かなかった。そして中国の農家は農薬の知識をほとんどもっていないと語った。
■生カタツムリを食べて髄膜炎
2006年の6月から8月にかけて、北京の蜀国演義(Shuguo Yanyi)レストランでアマゾン産の生カタツムリの肉が料理として出された。その結果、70人が広東住血線虫による髄膜炎と診断された。カタツムリの肉には広東住血線虫が寄生していた。その結果、頭痛、吐き気、首の痛み、発熱を引き起こした。髄膜炎による死者はなく、感染の流行も起こらなかった。北京市の健康調査機関は他の2000のレストランを調査したが、生カタツムリを発見することはなかった。しかし、北京市の健康調査機関はレストランで生あるいは半焼けのカタツムリを料理として出すことを禁止し、蜀国演義レストランに罰則を課した。最初に髄膜炎にかかった患者が治療された北京友好病院は血線虫による髄膜炎の治療法を医師に教育する計画を始めた。広州市疾病予防管理センターはこれらの髄膜炎は1980年代に最初の感染が起こったと説明した。
■毒きのこ中毒
2006年の12月、北京の大鴨梨烤鴨店(Dayali Roast Duck Restaurant)で「ヤマドリタケ(Boletus、牛肝菌)」とするきのこを食べた16人が病院に搬送された。きのこは吐き気、めまいを引き起こし、食べた人は博愛病院と第307人民解放軍医院で治療を受けた。
2006年の11月、衛生部の当局者は7月から9月31日までに31人が死亡し、183人が食中毒にかかったとし、きのこによる食中毒の危機が高まっていると警告した。本物のヤマドリタケは無毒の食用きのこであるが、当局は人々が有毒なものとそうでないものとの正確な区別ができないのではないかと憂慮した。
<2007年の事件>
■さらに偽薬
国際刑事警察機構のジョン・ニュートンによると、中国の犯罪組織が国境付近で大規模な偽薬の取引を行い、アフリカで発見されたことが明らかになった。中国中央電視台はその組織が偽のアルブミンの製造で300%の利益を得、正規品の不足を補っていたと当局から引用した。
■ケンタッキーフライドチキンの揚げ油
2007年3月、Guangzhou Information Times はケンタッキーフライドチキンがケイ酸マグネシウムの粉末を揚げ油に混入していたと報じた。陝西省北西部のいくつかの都市の店舗で本来の期限より10日以上使えるよう混入したという。KFCは添加した粉末は米国及び国際的標準を満たす安全なものであると主張した。しかし咸陽市、楡林市、西安市など陝西省のすべての市当局はKFCを調査し、粉末を押収した。広州市当局も調査を開始し、衛生部の介入を要請した。KFCは粉末は健康に影響を与えるものではなく、中国国内や国際的な標準を満たすものであると述べている。しかし中国の地方当局は粉末は栄養価を下げ、がんにつながるものであるとしている。
■インスタントラーメンで中毒死
モンゴルのウランバートルで、「中国製インスタントラーメンを食べた学生二人が死亡」とのショッキングなニュースがモンゴルの週刊誌に掲載された。中国製の即席麺の中には、排水溝に溜まった油を再利用して麺を揚げた粗悪なものがあり、現地では"毒方便面"と言われ以前から発がん性や末梢神経系への悪影響が指摘されていたが、即死というケースは初めてだという。
■段ボール肉まん
詳細は段ボール肉まんを参照
北京市の工商当局が7月11日に行った検査で、同市朝陽区の露店で段ボール片入りの肉まんが販売されていたことが分かった。段ボール片6に対して豚肉4の割合で製造、しかも使用されていたのは病死した豚の肉だったとした(7月12日付京華時報)。しかし、これをスクープした中国北京テレビは18日、番組の中でやらせ報道だったことを認め、謝罪した。やらせ報道としてTV局が謝罪した背景には、オリンピック間近の北京で問題を起こしたくなかった当局の圧力を恐れて、TV局がやらせとして謝った、という意見もある。
■2008年の事件
この節には現在進行中のことを扱っている文章が含まれています。性急な編集をせず事実を確認の上投稿してください。
■中国製冷凍餃子中毒事件
ウィキニュースには中国製餃子中毒事件に関連するニュースのカテゴリがあります。
■冷凍かつ・肉まんに殺虫剤
ニッキートレーディング社(大阪市)が輸入し、ユーコープ事業連合(横浜市)が販売していた中国製「冷凍かつ」のアスパラから有機リン系殺虫剤ホレートが残留農薬として検出され、中国製「肉まん」からはメタミドホスが検出された。ホレートはメタミドホスより毒性が強く、農林水産省によると、中国では2007年1月にメタミドホスの使用が禁止されたのに対し、ホレートは2008年現在でも小麦などの農薬として使われていることを指摘。これによりユーコープ、ニッキートレーディングは自主回収するに至った。
「肉まん」は山東省の「山東仁木食品」、「冷凍かつ」は同省の「清清仁木食品」で製造されていたが、中国の国家品質監督検査検疫総局は「日本の単独出資企業の製品であり、日本側に監督責任がある」との声明を出した。
■中国産鶏肉の加工品に抗菌剤
2008年5月9日、厚生労働省は中国産鶏肉を使った加工食品であるチキンカツ、生姜焼き用の鶏肉から、基準値以上の化学物質フラルタドンを検出したと発表。
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 半ば腐敗した偽善的理想かあるいは現実的問題や危険の回避か。大事なことは市民個人が何を判断基準にするかだけである。


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