春 望

国破れて山河在り、
城春にして草木深し。
時に感じては花にも泪をそそぎ、
別れを恨んでは鳥にも心を驚かす。

AIGの役員報酬

2009年04月02日 20時03分21秒 | ・つれづれなるままに
少し前にマスコミで騒がれたAIGの役員報酬に関する問題はその後どうなっているのでしょうね?

この会社は世界で有数の保険会社ですが、現在経営が厳しく政府から巨額の公的資金を投入してもらっていることはご存知でしょう。
その後も経営建て直しの一環として生命保険分野(会社)を売却しようと奔走しているようですが、思惑通りに進展せず四苦八苦していますね。
そんな会社の役員・幹部社員が何百億円もの報酬を受け取ったのだそうです

私には理解出来ないですね。
アメリカのお国柄なのでしょうか?
しかし、納税者たる国民は納得する訳ないですよね。
なにしろ自分達が支払わされた税金が投入されているのに、経営を失敗した連中がそんな高額報酬をいけしゃあしゃあと受け取ろうなんて許せますか?
税金で取り戻すとか言われていますが、さてどういう結末になるのでしょうね?

ところで、振り返って我が国の金融機関はどうなのでしょうね。
経営状態がどうこういうほどではないにしても、例のサブプライムローンがらみで何百億円というような大きな損害を出し、株価を三分の一にまで下落させた会社もありますよ。
まさか『事の発端がアメリカで起きたことで、利益を挙げるために良かれと考えてやったことだから仕方ない』などとは言わないとは思うのですがね。
これも経営責任ですものね。
自分達が経営者として携わっていた間に発生し、利益を挙げるどころかこれから何年にも渡り会社経営の基盤を大きく損ねた訳ですよ!

これまで、アメリカほど高額ではないにしても、平均的サラリーマンの10倍以上の年収金額をもらって来たのですから、まさかそのまま貰おうなどと考えてはいないでしょうね!

資産価値を大きく減らされた我々個人株主にとっては憤懣遣る方なしってところなのですからね!
本来ならば賠償して欲しいくらいですよ!

これから株主総会の季節がやって来ますが、このような会社(役員)はどうするかなと興味津々で観ているのですよ。