TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

事業評価の研修実施!

2012年03月04日 | TICO ザンビア
先日の瀬戸口の記事にもありましたが、「チボンボ郡地域住民が支える安全な妊娠/出産の支援事業」がちょうど折り返し地点ということで、事業の評価のための研修を実施したので見学に行って来ました

▲研修のファシリテータをしてくださるシカゼさん
先行事業の住民保健ボランティアさんを養成したのも彼です

この研修は3月1日と2日の2日間実施され、この事業を実施することで、
地域にどのような利益があったか、どんなことを期待していたか、
どんな成果や効果があったか、それぞれの地域(モンボシのヘルスポスト(診療所)は
大きく分けて9つの地域をカバーしています)で話合って発表してもらいました

中でも印象的だったのが、お産という女性が主体となる事業で
男性の参画があったということを成果に上げている地域が多く見られたことです

どんな協力があったの?とヘルスポストの看護師さんに聞くと、
「HIVの検査にカップルで来たり、妊婦検診に付き添いで男性がきたり、
家族計画では男性と一緒に避妊薬をもらいにくる女性がいたり、よ。」

と、なんともすばらしい答えがかえってきました

月に100名ほどがHIVの検査をしたり、避妊薬をもらいにくるようですが、
約1万9千人をカバーするモンボシのヘルスポストでは、
まだまだもっと多くの方から理解を得る必要があります。
ただ、地域の保健ボランティアさんやお産を支援するグループのみなさんが
地域に入って、地域のみなさんに働きかけてくれているからこそ、
こういった成果が少しずつでも生まれてきているのだと思うと、
とても心強く頼もしく思えました


▲研修の様子

これからお産を待つ家が完成し、看護師が派遣されれば、
ボランティアさんのさらなる活躍と合わせて
もっとお産への関心が高まるのでは、と期待せずにはいられません

文責:事務局(庄田)