TICOブログ

TICO最新情報をお届けします。

東北地方太平洋沖地震被災者へ緊急支援物資輸送完了

2011年03月22日 | 東日本大震災 被災地支援
この度の東北地方太平洋沖地震災害で亡くなられた方々には心から哀悼の意を表すとともに、
被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

私たちさくら診療所とTICOは多くの市民の皆様からの要請を受け緊急支援を行うことを決め、
県内外の企業や団体、個人のご協力とご支援をいただき、毛布、下着、生理用品、おむつ、
食糧などの救援物資を 3/18に4tトラック1台、3/21には10tトラック1台に満載し、
宮城県名取市と仙台市へ向けて輸送を行い、それぞれ3/20、3/22に目的地に無事届けることができました。



また、支援物資以外にも、東北国際クリニック(名取市)の桑山紀彦医師より要請を受け、
医薬品の提供と吉田修医師の派遣を実施しています(3/21~)。


ご協力いただいた皆様、大変お世話になりました。

支援の必要性は長期化すると考えられますので、 今後ともよろしくお願い申し上げます。


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緊急支援のための募金を受け付けています。

▼郵便振替
番号:16280-12742741
加入者名:特定非営利活動法人TICO

▼ ゆうちょ銀行
店名:628(ロクニハチ)
普通1274274
口座名:特定非営利活動法人TICO

TICO事務局

地球人カレッジ 3月

2011年03月22日 | 地球人カレッジ
*とき:3月20日(日)13:30~15:30
*参加人数:16名
*ところ:徳島駅クレメントプラザ6F トピア小会議室
*講演者:林 知美さん
(外務省NGO相談員、NPO法人えひめグローバルネットワーク事務局、
フェアトレードカフェ&雑貨WAKUWAKU店長)
*テーマ:コミレスと国際協力~国際協力型コミレス フェアトレードカフェ&雑貨 WAKUWAKU の事例報告から~

2月の地球人カレッジに引き続き、
今回もコミュニティ・レストラン(以下コミレス)がテーマです。
久しぶりの徳島市内での開催でした

コミレスには様々な形態があります。

今回は国際協力型コミレスということで、
愛媛県にある「フェアトレードカフェ&雑貨WAKUWAKU」の店長、林 知美さんを
講師に迎えて、お店の事例報告を中心にコミレスについて話して頂きました。

今回の参加者の中には2月にも来てくださった方もいれば、
コミレスという言葉を聞いたのは今回が初めてという方もおられました。

ということで、まずはコミレスとはいったい何ぞや?という話からスタート。
内容としては2月の地球人カレッジと同じですので、詳しく知りたい方は、こちらをご覧下さいね!!

さて、コミレスの基本的な部分の説明や、実際に運営されているコミレスの映像などを見て、
コミレスというもののイメージがつかめたところで、
次は林さんが運営している、フェアトレードカフェ&雑貨WAKUWAKUの話に移ります。



WAKUWAKUの運営母体は、NPO法人えひめグローバルネットワークです。
1998年に設立された団体で、海外事業はモザンビーク支援活動を行っています。
国内事業では、四国の国際協力系NGOネットワークの事務局や
環境保全運動系の団体の事務局、コミレスネットワーク四国の事務局などを務め、
四国での様々なネットワーク作りの中心となっているほか、フェアトレードの普及も


WAKUWAKUは、
国際協力やフェアトレードの情報発信・提供、食育等の拠点にしていこうと、2009年7月にオープンしました

WAKUWAKUのコンセプトはつ。

1.国際協力に関する情報発信。啓発の場
2.フェアトレードの普及・啓発の場
3.安全でおいしい食事を提供する場
4.地域のネットワークづくりの場


フェアトレードコーヒーやモザンビーク料理、地元の農家から仕入れた安心・安全な旬の食材を使った料理が楽しめます。

地元の美味しい食材をもっと多くの人に知ってもらいたい、
海外からの研修生が自分の国の料理を紹介したいなど
様々な人がワン・デイ・シェフとして登録し、自慢の料理をふるまいます

お客さんとしては、近所の大学の学生や職場の方、
子ども連れの方やお年寄りなど、幅広い客層の方々が訪れます。

事例報告も交えてわかりやすくコミレスについて説明してくださったので、
初めてコミレスをいう言葉を聞いた方も
コミレスがいったい何なのかが理解しやすかったのではないでしょうか

そして、2月にコミレスの話を聞かれた方にとっても、
より具体的な話を聞いたことで、コミレスについての理解が深まったのではないでしょうか


地域の様々な課題を解決し、地域活性化の原動力となりうるコミレス。

徳島では、コミレスという言葉はまだまだ知られていなくても、
既に食を通じた地域のコミュニケーションの場となっているところがありそうです
3月11日に起こった東日本大震災でも、青森にあるコミレスが、炊き出しなどを行い、地域住民の支えとなっているようです。


地域住民同士のつながりの重要性が再認識されている昨今。

人と人とをつなぎ、自分たちの地域は自分たちでよくするという意識を育てる。
そんな場を提供するのがコミレスなのではないかと思いました。


文責:事務局(新野)