年中行事になっている子供の誕生会に驚きを隠せない話を耳にした。
米国に住む娘の子の孫は爺孝行よろしく二人揃って同じ月の1日と15日生れである。 誕生日には爺も、お祝いに駆けつけることに勝手に決めて毎年太平洋を渡っていた。 最初の幼い頃は自宅で飾りつをして細やかに家族で祝っていた。
ところが、幼稚園に行くようになり社会が広がってきた。ここアメリカでも日本と同じく誕生日会があるとのことで友達の輪が広がり親子ともども喜んだ。
だが、侮るなかれ! スケールが違う。上を見れば限がなく下も見れば限がないのかも知れない。私が知る誕生日会は庶民レベルのものである。 これでも、てんやわんやの母親は忙しさに追われるのだ!
そこに、娘のところは、日系社会との交流もあるので年3回は招待客数に合わせて会場選びから始まる。 自宅の子ども部屋ではない。 昼食が付く部屋がなければならない。 遊び場は、屋内あれば屋外もありの競技場の貸し切りとかで会場探しは大変なものだ。 塞がってれば少し遠方でもとなると、準備にも余計に時間がかかる。したがって、当日は父親も応援に駆け付ける。 爺も今より若っかった頃は手助けをしたが、遠方だと招待を受けた子の父親も来る。と、なると、必然的に規模がおおきくなる。 心配しなくてよいのは駐車場だ。 具体的に写真でお見せ出来ればいいのだが、どこに保管されているか分からない。
こんな微笑ましいと言うか・・こんな話もある。 小学校では日頃お世話になっている担任の先生の誕生日祝いも担当の母親が昼食の準備をするとかには驚いた。 予め食事の好き嫌いも聞いておくとか・・。子どもを学校に送ったらトンボ帰りで新鮮な食材を買いにスーパーに・・・。 家に戻り作り学校へ・・昼食に間に合うように。
最初に聞いた時は驚いた。微笑ましい話と思えば楽しい事だと思う。 だが、この忙しさに、ついて行けなければ置いて行かれ仲間外れになるという事なのか、大変な社会だ。
終わり
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