台湾台中おせっかい日記

2001年に台湾の台中へやってきた日本人女性が、好奇心丸出しで探した台湾グルメ、文化、風景をつづります。

義大世界  ①

2011年01月30日 | 台湾のおでかけ&観光地 ホテル

高雄市の北に2010年12月に開幕した「義大世界」。
プレオープン(2011年9月ごろ)から、何かと評判があった総合開発エリアですが、2010年の大晦日、高雄市主催の年越し花火の会場になり、ヨーロッパの城を思わせる建物と巨大な観覧車と花火の競演は、台北の101の花火にも負けないと言われました。

  
  
ショッピングモール「義大世界」の正玄関。          建物の上にある大観覧車。   

   

外見だけ見ると、小さな遊園地ですが、実は室内部分が広いのです。約70%が室内なので、暑い夏、雨の日でも大丈夫ですね。小さなお子様連れにもありがたい遊園地。
手前の回転式のアトラクション。回転するブリッジの両端にシートがあるので、乗り降りの際、上で待つ時間が発生します。高いところにずっと待たされるのも、なかなかのスリル。

         
100センチ以下は入場無料です。     台湾の名産、みやげを専門に売る建物。

 横にはゴルフ練習場。
この奥に見えるのが「義守大学(前 高雄工学院)」。

そのほかにも、コンドミニアム、一戸建て住宅エリア(伯爵特区)、ホテル(クラウンプラザ高雄/義大スカイラーク、もう1軒、建設中)があります。一戸建ては、まだ販売中です。

この「義大世界」の創始者は、林義守氏です。先日、ある番組で、氏の人生、義大世界を作った意義などを話されていました。

林氏は、台中の龍井の出身で、兄弟姉妹7名の真ん中。林氏が小学生の学齢期には、一番近い小学校へも6キロの山道を降りて、そこからバスに乗っていかなければならず、家庭の済状況がよくないのと、不便なため、とうとう小学校中学校と学校で勉強することなく、徴兵の年になり、軍隊へ入営。そこで、初めて、「国語班(当時、多くの新兵が文盲だったため、夜間にこのクラスで勉強。)」に入り、小学校で勉強する中国語「ボポモフォ」を覚えたそうです。番組の中では、すべて中国語で話をされていましたが、普段は台湾語のようです。

その後、観察力の鋭い林氏は、鉄道の駅前で傘などを売ったそうです。仕入れと売れる場所、売れるタイミング、買うお客さんを見極める能力は、幼いころから、物事をするにあたり、観察し、考える習慣があったからだそうです。この能力が、その後、鉄鋼業で大成功する基礎となるわけです。

林氏は、事業で財産が増えたとき、まず学校を作りました。前の高雄工学院(現 義守大学)です。自分自身が貧しく、若いころに勉強できなかった為、多くの若者に就学の機会を与えたいという精神だそうです。次に総合病院。そして、最後が、遊園地を含む、この義大世界。ここの土地、30年も前に買って、計画、準備をしていたというから驚きです。

今も70数歳で、現役の勤勉な林氏。氏の夢の集大成なのかと思うと、格別の思いがします。
   『義大遊樂世界』
       URL:  http://www.edathemepark.com.tw

    『義大客運』(シャトルバス)
       URL: http://www.edaworld.com.tw/edabus.php

 『義大天悦飯店』(EーDA スカイラークホテル)      
       URL: http://www.edaskylark.com.tw
      ☆このホテルは、義大世界グループの直営です。

 『高雄義大皇冠假日飯店』(クラウンプラザホテル カオション)
       URL: http://www.cp-edaworld.com

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