こんな記事が30日、Yomiuri OnLineで配信された。
第2の地球?20光年先に最も似た惑星(ワシントン=山田哲朗記者)
記事によれば、この惑星は、地球から20光年の距離にある。
主星(中心の恒星)「グリーズ581」を公転している。
恒星のわずかなふらつきをハワイの望遠鏡で11年間観測し、惑星の存在を割り出した。
・・・何という執念。
この恒星系には惑星は少なくとも6個。新たに見つかった惑星は、恒星との距離がちょうどよく、水が液体の状態で存在していると推測される。
・・・ハビタブルゾーンということか。
片面だけが常に恒星の方を向いており、気温は70度からマイナス30度の間という。
・・・地球と月の関係と同じなのかな。公転周期と自転周期が同じ?
地球の3倍の質量で、重力も適当なため大気も保たれていると考えられ、これまでに見つかった約500の系外惑星の中で、最も生物の生存に適している。
米カリフォルニア大などの天文学者が29日、専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル」に発表。
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ここまで書かれたら、アストロフィジカル・ジャーナル誌のウェブサイトを探すしかない。英文で読みたいと思った。
「え~っと AstrophysicalかなAstro Physicalかな
「グリーズの綴りは。。。
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The Astrophysical Journalのウェブサイトはすぐ見つかった。10月1日に記事を検索したけど、ちょっと見つからなかった。でも、惑星のある(とされる)恒星の名前はわかった。Glieseである。この単語で検索してみたら、日本語読みではグリーゼが正解。ナショナルジオグラフィックの記事が見つかった。
以下引用+感想をまとめてみたい。
ワシントンD.C.にあるカーネギー研究所の天文学者ポール・バトラー氏が2010年9月29日にWeb上で開催されたメディア向け説明会で語った。
この新惑星は暑すぎも寒すぎもしない「ゴルディロックス・ゾーン」と呼ばれる領域を持つ初めての惑星であること。
・・・惑星上の生命の生存に適している場所は、ゴルディロックス・ゾーン*と言うのか。
質量も(主星からの)距離も、表面に水が存在するために最適。
・・・ハビタブルゾーンなんだ。
赤色矮星グリーゼ581(Gliese 581)を約37日の周期で公転しているらしい。グリーゼ581gと命名された。
・・・1年が37日。
グリーゼ581と地球の距離は約20光年。地球から最も近い恒星100個の1つであり、これまでに6つの惑星が確認されている。確認されている系外惑星系としては最大。
この恒星系(グリーゼ581)は、2007年に惑星グリーゼ581cに生物が存在できる可能性があると発表された。
・・・後に公転軌道が恒星に近すぎるため気温が高すぎることが判明。
別の惑星グリーゼ581dはハビタブルゾーン(生命居住可能領域)内の低温の領域を公転していると考えられている。
・・・生命が存在できる可能性はある。気温が生命に適した水準まで上昇するためには、強力な温室効果を生む厚い大気層の存在が必要。
カリフォルニア大学サンタクルーズ校の天文学および天体物理学教授スティーブ・フォクトさんの意見。
「2つの惑星は生命が存在できる環境に限りなく近いかもしれないが、十分ではない。それに対して新惑星は2つの惑星と同じ系のなかのちょうど中間に位置している。
・・・そんなにうまくいくもんかな。
新惑星の質量は地球の約3倍。主星との間の潮汐力が強く自転と公転の周期が同期しているため、その片側は常に昼、反対側は常に夜になっている。
・・・地球と月の関係とはちょっと違ったね。
もし生命が存在するとすれば、「明暗境界線」に生息している可能性が最も高いという。
・・・絶対いると思う。根拠はないけど。
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たった20光年。20光年しか、離れていない。αケンタウリには及ばないが、すぐご近所である。SFだったら、一瞬である。宇宙物理学者は、やっぱり、行きたいんだろうか。それとも行けないから、必死に研究するのかなあ。
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*昼と夜の境目の温暖な領域がある惑星を、Goldilocks Planetという。