全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

何ができるんだろう。

2011-03-20 17:56:50 | 教師の仕事 2010

 11日の夜、帰宅困難者であることをブログに書いている時、正直これほどの大災害になるとは予想ができなかった。
 12日、余震の中で、卒業式をどうにか無事に終え、生徒たちを見送ることができた。それから、何をしていても、地震のことが頭から離れない。ブログにはいろいろ書いているが、実はず~っと考え続けているのだ。

 もし、東京湾や東京都・埼玉県でこれほどの地震が発生したら、勤務校は防災拠点校として埼玉県から指定を受けているので、当然避難場所になる。重層体育館。避難してくる人をどれくらい収容できるのだろう。そんなことを考えた。
 体育館には、卒業式時全校生徒約1000名、プラス保護者、来賓で300名ちょっとが入れた。でも、これは平時・イスがある場合である。フロアにマットや段ボールを敷いて、避難所にする場合、250名がいいところだろう。天井も高く、暖房はジェットヒーターしかない。
 防災拠点校は、基本的には生徒普段使用する教室までは、避難所とすることを前提としていない。でも、緊急時それは通らないのは、今回の例を見ても自明のことである。教室。どれだけ収容できるかというと、1教室で20名程度だろう。HR教室を全部使っても、500名。後はグランドにテントをだすことになるが、それもに限度がある。
 食料の備蓄はあるが、人数によっては心許ない。自家発電装置も備えてあり、定期的に使えることを検査しているが、それでも、重油の補給がなければ無限に動くわけではない。
 職員も被災者になる。死亡するものもでる。スタッフが全部学校に集まれることはあり得ない。現場責任者である校長が来れないこともある。指揮命令系統はどこまで切れるか、切れた時に誰がどうするか、どこまで自分たちは考えているのだろう。自分は考えることができているのだろう。震災の場合校長、教頭、事務長全部学校に来れないこともあるのだ。考えても考えてもわからない。でも、考えて続けている。

 ホントに、何ができるんだろう。

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