...とは、時事通信が昨年12月29日(日)に配信した『軍事ロボット、開発進む=戦争の敷居下げる危険も-米』という記事に出てきた単語。こう使われていた。
「殺人ロボット(LAR)」
+++++ +++++
頭文字でも、アクロニムでも、「あぶなそうなもの」が、「いつの間にやら定着する」のが、実は一番恐ろしい。LARとは何の頭文字か考えてみた。
Lは?
Aはarmed(武装した)かな。
Rはrobotだろう。
よくわからないので、きちんと調べてみた。Lethal Autonomous Robotの頭文字である。これは、すごい。
lethalは、「死を招く、致死の、致命的な」という形容詞。
autonomousは、「自主的な、自律的な」という形容詞。
+++++ +++++
言葉には、現実(事象)を定義するという機能がある。LARという語を作り、使う人は、あえてautonomousとつけた。ロボットはまだ自律的でない、少なくとも兵器としてはそうではないことを意識しているからか、これは自律して動くんだぞと、強調したい。そう思える。Aがつかなくなった時が、ホントにすごいことになる気がする。
ネットでニュース検索をすると、かなりの分量の記事があり、事態の推移と自分のアンテナの低さ(気がつかなさ)にちょっとビックリである。
LAR...覚えておくべきかもしれない。