ヘッドセット(イアフォン)を装着し、自転車で走る高校生。
携帯のメールを読みながら、自転車で走る高校生。
ここ数年、特に目につく。危ないこと、この上ない。
だいたい日本の交通ルールでは自転車は左側通行である。これは高校生だけではないが、守られていない。
バイクで通勤する時も、最寄り駅からバスを使って通勤する時も、ひやりとさせられることが多い。信号無視を含め、法規違反は常態化している。自転車だって、青は進め、赤は止まれである。安全運転義務があるのは、同じなのだ。
未成年者・高校生が、進入禁止の場所に自転車で乗り入れて警察官に補導されたり、歩行者(主にお年寄り)と接触し、死亡させたり、大けがを負わせてしまい、新聞ネタになることがある。生徒たちの登下校の様子を見ると、いつか自分の学校でも... と、考えてしまう。もちろん日常から口を酸っぱくして交通安全の注意はしているが、あまり成果が上がっているとは言い難い。現状を見ると、高校生には、これまでは交通事故被害者にならないようにと言い過ぎていたのかもしれない。これからは、加害者になる可能性も考えさせて、指導をしなければ本当はいけないのだと思う。今日も日本のどこか、埼玉県のどこかで、自転車が原因の交通事故が起きているだろう。命を落としている高校生もいるかもしれない。
自分は、担任した生徒が交通事故で命を落としている。
あんな思いは、二度とゴメンである。