全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

センター試験リスニング-その後

2006-04-24 06:15:12 | 気になる 大学進学

 今春の大学入試センター試験で起きた英語・リスニング(聞き取り)テストのトラブルがあった。当時僕もブログで随分取り上げた。
 事故原因を調査していた大学入試センターの調査(発表)によると、事故の一部は受験生がICプレーヤーの操作を誤った疑いが強いとのことらしい。

*****

 1月に実施された大学入試センター試験。英語試験で実施されたリスニングテストで使われたプレーヤーは、再生ボタンを1秒以上押す必要があるものだった。
 …長押しだね。
 一部受験生がそれを知らずに故障と勘違いしたとみられるとのこと。
 …ホントかな。

 読売新聞によれば、『センターは月内にもトラブル原因の調査結果をまとめる。来春の試験では、ICプレーヤーの操作方法の周知徹底も課題になりそうだ。』と、ある。

*****

 同センターは、1月21日のリスニングテスト後、受験生が不具合を訴えた計471台を回収。製造会社とともに1台ずつ原因の究明をしてきた。
 …SONYだと思う。結果は、一部は故障の痕跡ないことがわかった。
  ↓
 受験生が再生ボタンを長押しることを知らなかった。
 (短く押しても作動しない)
  ↓
 故障と思い込んだ可能性が高い。

 ICプレーヤーの使い方(再生の仕方)の説明は、センターが各受験生に送付した受験上の注意を示す小冊子にも記載され、試験会場でも監督者らが説明していた。
 …「一部」の受験生はこれを読んでいなかった、聞いていなかったことになる。これは受験生のミスだね。

 でも、一昨年実施の試行テストの時に使われたICプレーヤーってそうなっていたかな?と思って記事を読むと、僕の記憶が間違えではなかったことがわかった。
 試行テスト用は長押しの必要のない形。学生がうっかりボタンを触り、音声が流れ出してしまったケースがあったため、本番用は長く押すタイプに改良したが、読売によれば、センターは「これが誤解を生んだ可能性もある」としている。
 この変更による(?)誤解について、これはセンターも一応責任の一端はあると考えているようだけど、やっぱり再生方法ミスは受験生の責任だろうなあ。だって、各学校に送られてきたICプレーヤーを使って、受験生が全員再生の手順を確かめることができたわけではない。勤務校には進路指導部経由あてに3台送付されてきただけ。これで受験生が全員さわれたとは思えない。一昨年の試行テストの3万数千人の受験者が本番の試験を受けたとしても、みんなが間違えたわけではない。
 やっぱり緊張か、疲労か、注意力散漫で説明書を読まなかった受験生の責任はあるだろうな。
 いずれにしても、「音が聞こえない」「雑音がする」などのトラブルのうち、何割かは操作ミスと言うことだったのだろう。器機の不具合はどれくらいか、来年1月の試験に向けてどのような問題解決が計られるか注目である。
 このエントリーは、4月20日の読売新聞の記事を参考にした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする